人外好き 2017-08-01 03:59:39 |
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知っている。それにこれくらい普通だろうが
(夜風が揺らす木々の隙間から見える、真っ暗な夜空に散りばめられた星達を今一度見上げ、その中で一段と輝きを放つ満月に視線を向けるも、何十年経とうとも変わらない見慣れた光景には相手ほど感動の色を示さず、相手の浮かべる表情に何を笑っているのだと不愉快そうに眉間に皺を寄せ言葉を紡ぎ。「天候なんぞどうでもいい。俺の言葉が聞こえただろう、さっさと帰れ」はぐらかされたのか無視されたのか、問いかけに返事が無ければ一度杖で地面を叩き、相手に向けてもう何度目になるのだろう、帰れの二文字を口に出し)
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