人外好き 2017-08-01 03:59:39 |
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(相手が瞑想に入れば本を読み進めながら羊皮紙に文字を書き、書いたものを消しては新たな可能性を探るように思考を働かせ幾つかの魔方陣を描き。そうして静寂に満ちた時間を過ごせば、やがてそれを乱すような相手の興奮したような声を耳に入り、五月蝿いと顔をしかめつつ視線を向け「もっと声を落として喋れ、馬鹿者。しかし、そうか。貴様がそう思うならばそうなのだろう。次は認識するまでの時間を縮め、ゆくゆくはいつでもその感覚を引き出せるようにしろ。今では長すぎる。そして昨日述べた「ゆらゆらとした温かさ」をより明確に、それは現実に実感出来る赤子の体温のような温もりか、身を包まれるような感覚なのか、目に見える小さな炎のように色や形はあるのか無いのか、瞑想を重ね時間を掛けより近くで見つめ続け、下手くそにでも口で説明出来るようになるまでになれ」魔力の感じ方は人各々な為外からでは判断し辛いものの、曖昧ながらも感覚を掴み始めた相手を見ては、空を見上げもう一度くらいなら時間があるだろうと促し。五月蝿く聞かれる前に幾つか例を出せば今後の課題と目標を一気に捲し立て。最後まで言い終わればまた口を閉ざし、瞳を羊皮紙へと戻し)
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