夕樹 美月 2016-07-23 13:13:25 |
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( 冷たく舌打ちと共に発せられ下を向き唇を再度噛み締め。そしてこの場を立ち去る彼にぽろぽろと涙が溢れてしまい。それを腕で拭うと、走って彼の前に回り込み「 忘れているならそれでいい。それなら、.. 私もう一度告白する。蓮さんの事好きなの。大好きなの.. 、」と瞳は涙でいっぱいだがそれに負けない位の精一杯の笑顔で上記を必死に述べては。)
ッ…。 ……だから何だ。
(面倒臭そうに舌打ちを一つしてから、長く溜め息を吐き。それから相手の顔を下から掴むようにし、視線を合わせれば酷く冷たい瞳色で睨み付け、ドスが効いた低い声色で嚇し。次いで捨てるように掴んでいた手を離し、背を向けて歩き出し。しかし、ふと立ち止まり「……分かった。明日の夜、指定した場所に来い。場所は追って連絡する。」と言ってから相手に歩み寄り、「携帯出せ。」と片手を出して命令し)
( 彼にしてみたら訳の分からない女から告白されたという事。態度からしてうざいだろうし、気持ち悪いだろう。それに対しぐっと堪えていたら、携帯を渡せと同時に明日の夜何処かへ来いとの事で。恐る恐る携帯を渡しながら「 .. ん、」と気の無い返事を返しては目線を下げ。)
(携帯を渡されれば己の携帯に電話を掛け、相手の携帯番号を確認し。それが済むとすぐに相手に携帯を返し。踵を返し、相手に背を向け、再び歩き出し。元のテーブルに付くと、向かいの組長と適当な会話をしながら、食事を進め)
( 何だったんだろうか。明日の夜に何があるのか分からないが、もう一度彼に会えるならそれで良い。そして振られたらその時はきっぱりと諦めよう。少しだけ上がった気持ちに頬を緩ませその場を自分も立ち去り。更衣室に入り鞄を持つと関係者専用の裏口から外へ出て。)
……今日はありがとうございました。
(食事を終え店の前へ出ると、隣街の組長に深々と頭を下げ。組長も簡単に挨拶を返し、すぐに車に乗り込んで去っていき。それから、己の組の車に乗り込み、帰路に着き。徐に携帯を取り出せば、美月の携帯番号が。それを見詰めてから再び内ポケットに仕舞い、車窓から外を眺め)
(/…時間を進めても宜しいでしょうか?;
( 賑やかな繁華街から少し抜けた所に普通のアパートを借り1人暮らししていて。誰も居ない部屋に入り”ただいま”を言うのは癖になっていて、淋しい自分の言動にまた1つ溜息を吐き。そして携帯を取り出し中を見れば”瀧賀 蓮”の文字が。ふ、と小さく笑うとお風呂場へ足を進めては。)
( / 勿論大丈夫ですよ!
(自宅に車が乗り入れ、扉が開けられれば颯爽と出ていき、そのまま自室へ向かい。身に付けているものを全て脱ぎ捨て、熱めのシャワーを頭から浴び。そうでもしなければ、美月の顔が浮かんできてしまい。早めにシャワーを終え、簡単に髪と体を拭くと下着一枚を身に付けベッドへ。横になった瞬間、強烈な疲れに襲われ、そのまま瞼が降り眠りに着き。 翌朝、身支度を整えてから携帯を手に取り、美月の携帯に電話を掛け)
( 夢を見た。今の自分とは正反対の幸せそうな夢。家族も友達も恋人も自由も全てが揃う夢だった。覚めたく無い夢を打ち切ったのは軽快な着信音で。表示されている名前も見ない内に『 .. ぅい、だれ、』と思いっきり寝起きの寝惚けた声で発すると、欠伸しながら目を静かに擦り。)
……俺だ。 …今日の夜九時、**ホテルの1702号室へ来い。
(電話口から聞こえてきた声は腑抜けたもので、一瞬黙ってから上記を低い声で一気に伝え。ホテルはそこそこのランクの場所をおさえていて。用件を言い終えれば、すぐに電話を切ってしまおうとするが、起き抜けの相手に、聞いていないんじゃないか、と思い、切るのを躊躇い)
.. んう、ホテル .. ? ( 低血圧は子供の頃から治っておらず、活性化しない頭でゆっくりと鸚鵡返しをし。夜9時.**ホテル.1702号室.これらの単語から、数秒後やっと意味が分かり「 .. ッは、蓮さん?! 分かったけど、」と焦りつつ声を発し、寝起きの声を聞かれた恥ずかしさから慌ててベッドから起き上がり。)
( / 夜9時の時間に良いように進めて下さって構いませんからね^^*
(分かったという言葉を聞けば、すぐに電話を切って内ポケットに仕舞い。時計で時間を確認すると、そろそろ仕事へ向かってもいい頃で。こんな時間まで寝ていたのか、と内心呆れつつ、自室を出て仕事へ向かい。 ───滞りなく仕事を終え、夜の見廻りは幹部に任せ、自宅に戻ってから己の車で指定したホテルへ。支配人と顔見知りであり、部屋まで指定して急な予約を了承してくれたことに礼を言ってから部屋へ。部屋に着くなり煙草を取り出し一服し)
(/無理矢理ですが、時間進めました;
( いつもの様に仕事を終わらせ、更衣室で着替えるがいつもと違う事は髪の毛を綺麗に整え最近履かなくなったヒールを履くという所だ。少しでも可愛く見られたい乙女心からフェミニンのワンピースを選ぶのは許して欲しい。そうしている内に時間が迫り気味で、いつもは使わないタクシーで指定された場所へ急ぎ。着けば少しだけ緊張し、小さく息を吐くと中へ足を進め。カウンターで聞くと” 先にチェックインしていますよ。”の事。お礼を伝え部屋へ向かい、いよいよ扉の前。少しでも息を整えようと深呼吸しインターホンを押せば。)
………入れ。
(煙草を燻らせつつ、首元のネクタイを弛めて外し、シャツのボタンも2つ3つ外して。ソファに座り、ウイスキーをロックで緩やかに飲んでいれば、部屋のチャイムが鳴って。口に煙草をくわえたままドアへと寄り、相手を確認してからドアを開け、上記を低い声で発し)
.. し、つれいいします。( 浮かれ気分で来てしまったが、扉の向こうの彼はどこか真剣な面持ちで。恐れて敬語になってしまうのは許して欲しい。中へ恐る恐る入ると彼は何やら酒を飲んでいた様子。ちらちらと中を珍しそうに目線を泳がせば、手持ち無沙汰の様にその場に立ち尽くし。)
……飲むか?
(相手が部屋へと入れば扉を閉め、己も中へと戻り。くわえていた煙草を灰皿に押し付けて消してから、ウイスキーを煽り。立ったままの相手に視線を向けることなく、新しいグラスを一つ手に取っては、それに氷を入れつつ相手に上記を投げ掛け)
ん、飲む、けど。( グラスを準備してくれる彼に歯切れの悪い返事をすれば。自分的にはこれからの話が気になってしまって仕様が無い。目をぱちぱちとしながらソファーに座ると意味も無く横髪を耳に掛けたり洋服の皺を伸ばしたりして。)
(グラスにウイスキーを注ぎ、それを上から掴むように持ってから、相手の方のテーブルに置き、己もソファに座り。先程まで飲んでいたグラスを手に取ると、脚を組み、背凭れに体を大きく預け)
.. え、と、話ってなに? ( 注いで貰ったウイスキーを一口含むと、それはロックで。酒等久し振りに飲んだ為にこれはすぐに酔いが回りそうだと自重し、ちびちび飲む事に徹し。そして彼の方を見れば、遠慮気味に上記を尋ね。)
……あ? 話なんかねぇよ。
(再びウイスキーを一口煽ってグラスをテーブルに置けば、相手が尋ねてきて。やっと相手の顔を視界に捉えては、眉間に皺を寄せ、片眉を僅かに吊り上げて上記を。それから、すっと上半身を捻り相手との距離を詰め、片手を伸ばし相手の顎に手を添え、顔を近付けていき)
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