▷ natural ◁

_.. 蓮くｰん、美月ちゃんが帰って来ましたよう。蓮くんどこｰ、（ 初日だからといって調子に乗って呑み過ぎてしまった。でもそのお陰で指名は貰えたし、まあ良しとしよう。送ってくれた車から降り、頭がふわふわした状態でﾏﾝｼｮﾝに帰って来て扉開け上記述べながらﾋｰﾙをぐちゃぐちゃに脱ぎ捨て。そして部屋の中に入ると服を脱ぎ、火照りまくりの顔で「 お水欲しい、」とその場に座り込み。）

（ / もう飛ばしましたので、把握お願いします!

(自宅で軽くｼｬﾜｰを浴びてから、幾つかのﾃﾞｽｸﾜｰｸを持ち、己の車でﾏﾝｼｮﾝへと向かい。久し振りに入る部屋は、出ていったままになっていて。室内の空気ですら、あの時のまま止まっているように感じられ。ﾘﾋﾞﾝｸﾞの大きな窓を全開にすれば、高層階ということもあり、一気に強い風が入り込んで、空気の循環が起こり。ｺﾝﾋﾞﾆで買ってきた飲み物を冷蔵庫へ入れ、冷蔵庫のｺﾝｾﾝﾄを差し込み。それから総ての部屋のｴｱｺﾝを稼働させ。それを済ませると、己の仕事部屋へ向かい、そこでﾃﾞｽｸﾜｰｸを始め。数時間してから、派手に玄関が開く音が聞こえ、完全に酔っ払っている美月の声が。溜め息を吐いてから書類を纏め、ﾘﾋﾞﾝｸﾞへ。そこには座り込む相手の姿があり、水を要求していて、仕方無しに冷蔵庫へ向かい、ﾐﾈﾗﾙｳｫｰﾀｰのﾍﾟｯﾄﾎﾞﾄﾙ取り、それを相手に差し出し)

(/了解です！ありがとうございます！

.. 蓮さ、ごめんれ。私我儘ばっかりれ、蓮さんに迷惑掛けて。れもね、私またここに戻ってこれて嬉しいの。らいすき、（ 差し出されたﾐﾈﾗﾙｳｫｰﾀｰを一口口に含むと、それを頬にくっ付けて冷たさを感じ。そして目の前に呆れた顔で居る彼に呂律の回らない口調で上記を発し、彼の首に腕を回してぎゅ、と抱き着けば肩口に顔を埋め。暫しそうしていたが顔を上げ「 .. ねえ、ｷｽして、」とぽつりと呟き彼の唇を人差し指でするりと摩って。）

(傍にしゃがんでいると相手が抱き着いてきて。そのままでいれば、相手は己の唇に触れ、ｷｽを要求してきて。その体勢のまま、顔を前に出すような形で軽く唇を重ねてから、相手の腕を解いて立ち上がり。「風呂入るぞ。…酔い覚ましだ。」と相手の二の腕辺りを掴んで立ち上がらせようとして)

（ ただ触れるだけの軽いｷｽに物足りなさを感じつつも、触れた事に嬉しそうな笑み浮かべて。確かに頭はがんがんするし、身体に染み付いた酒の匂いを直ぐに取りたい。こくこく頷きながら立ち上がり、千鳥足で脱衣場に向かい。そこで洋服と下着を全て脱ぎ捨てると取り敢えず頭からｼｬﾜｰを浴びて。）

(脱衣所まで連れてきて、一応は外に出たが、かなり酔っていたように思えた為、再度脱衣所に戻り。浴室の扉の側に立ち、「一人で大丈夫か。」と気遣いともｾｸﾊﾗとも取れる発言をしては、扉をｶﾞﾁｬﾘと開けようとして)

（ 浴びた後に身体と髪の毛をぱぱっと洗い、天辺で髪の毛を纏め上げ髪留めで留めると湯船の中に入り。中は熱過ぎる位で身に染みて、それに浸っていると彼の声が。「 蓮さんも来て、一緒に入りたい。」と酔いが結構覚めたものの、ただ一緒に居たいという理由で彼を誘い。）

……まだ酔っ払ってんのか？
(扉を開けても咎められなかった為、そのまま扉を開け放ち。すると相手が風呂に誘ってきて。恥じらいも無い様子に、ﾌｯと鼻で笑ってから上記を。しかし、このまま逆上せられても面倒なので、上記の様に言ったものの、一緒に入る気でいて)

もう酔いなんて覚めたもん。（ 彼の言葉に頬を膨らませながら上記返し。ﾊﾞｽﾀﾌﾞの淵に両手置きその上に顔を置くと彼の着替えｼｰﾝを凝視して。「 .. そういえば、瑠奈さんって子すんごい怖いんだよね。蓮さんの事大好きっぽいよ。」と今日の出来事の中に瑠奈さんの事を思い出し、くすくす笑ってみては。）

あ？ …そんな名前の女、知らねぇな。
(己が服を脱いでいく様子を見ているようだが、特に気にする素振りも見せず。次いで相手から出てきた名前に、ありふれた名前であるため、聞き覚えはあるが、特別誰かを思い出すわけではなく、上記の様に返し。服を全て脱ぐと、浴室へ足を進め、遠慮無しに湯船に入っていき)

知らないんだ。（ 相変わらずの彼に苦笑するしかない。でもそこがまた彼の良い所かもしれないな、多分。そして浴槽に入ってくれば忽ちお湯が外に出て行ってしまい。「 ああ、お湯が勿体無い。」と言いながらも多少恥ずかしく胸を隠す様に肩まで深く浸かり。1つの救いは入浴剤のお陰でお湯が白く、出ている所以外は見えないという事だろう。）

ケチ臭せぇな…。
(溢れたお湯を勿体無いと言う相手に上記の様に返し、己も肩まで浸かるようにして。脚を伸ばしたいが相手が居てそれは叶わず。そこで相手の両肩を軽く掴んで己の方へ引き寄せ、両脚の間に捕え、己に寄り掛かるような体勢にさせて。そうするとｽﾍﾟｰｽが出来、伸び伸びとまでは無理で膝が折れてはいるが、浴槽いっぱいに脚を伸ばし)

.. っひゃ、（ 肩を掴まれ彼の足の間に身体を置く形になってしまい。恥ずかしさに胸が張り裂けそうだが、数分も経たない内にこの体制が心地好いものとなっていき。足を曲げている彼の膝に腕を置き、所謂頬杖の形になれば浴室の籠った熱っぽい空気に浸って。）

……上がるぞ。
(湯船に浸かることが久し振りで、暫しﾘﾗｯｸｽして浸かっていたが、数分で体が温まり、軽く汗が滲み。相手は酔いも覚めているようだし、逆上せる前にと思い、上記を耳元で。相手の返事を聞く前に、ｻﾞﾊﾞｯと立ち上がり)

_ん、（ 暑い、顔が火照る。ぱたぱたと顔を手で扇ぎながら自分も次いで湯船から上がり。脱衣場で身体をざっと拭くと、予め持って来て置いた下着を身に付けて。「 ﾊﾟｼﾞｬﾏが無い、何か貸して。」と下着以外何も持って居なかった事を思い出し両手広げ催促を。明日にでもｱﾊﾟｰﾄから色々持って来て、そこは引き払わなければいけないな。）

(体を拭き終え、腰にﾀｵﾙを巻いたところで相手が着替えを要求してきて。少々面倒に感じ軽く息を吐いてから、その格好のまま取りに行き。己もあれからこの部屋に立ち入っておらず、着替えは先程適当にｽｰﾂｹｰｽに詰めて持ってきた分しかなく。Tｼｬﾂとｼﾞｬｰｼﾞを手にして脱衣所へ戻り、相手の側に適当に置き)

ありがとう。（ 面倒臭そうな彼に苦笑浮かべるもちゃんと持って来てくれて感謝の言葉を伝え。それらを着ればぶかぶかで何だか超ださい。まあ、良いかと鏡の前でﾎﾟｰﾁにいつも入れている化粧水と乳液を取り出し顔に塗り込んでいって。）

(体の火照りがある程度収まり、黒のﾀﾝｸﾄｯﾌﾟにｼﾞｬｰｼﾞを穿いて。肩の彫り物は露になっているが、今更美月に隠すものでもなく。冷蔵庫へ向かい、買ってきてあった缶ﾋﾞｰﾙを手に取り、それを開けながらｿﾌｧへ。ﾄﾞｻｯと腰を降ろし、ﾋﾞｰﾙを喉に流し込み)

_ ふう、あつい。（ 顔に塗りたくった挙句、自分もﾘﾋﾞﾝｸﾞに行き彼が座っているｿﾌｧの前の床に腰降ろし、ﾃｰﾌﾞﾙの上に手帳と携帯と名刺入れを取り出して。今日出会った人や指名してくれた人の携帯番号や名前などを手帳に記入していき。もう時間はそろそろ夜が明けそうでもある。眠たい目を擦りながら欠伸を噛み殺して。）

(ﾋﾞｰﾙを飲んでいれば相手がやってきて、ﾃｰﾌﾞﾙの上で仕事を始め。ﾋﾞｰﾙが空になると缶をﾃｰﾌﾞﾙに置き、手帳に書き込み終えただろう名刺を勝手に取り、ﾊﾟﾗﾊﾟﾗと見ていき。それにも飽きると「店の雰囲気はどうだ？」と問い掛け。己や葵の知り合いと店の連中も分かっているだろうから、ぞんざいには扱われていないと思うが)