主 2015-11-15 21:00:10 |
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>39 桐谷 裕
(/此方こそよろしくお願いします! /まあそうなんですね! 私も高校から専門だったため周りは即刻就職も多かったのですが、自分のほうは技量不足で怖じ気づきまして…、お恥ずかしい…。此方もそのため普通科系統のことは分かりかねるところあります、再びご迷惑おかけするかも知れませんがお許しくださいませ…)
……それなんだけど、クリスマスに大きな商談が入っちゃってね、 でもイブは空きそうなんたけど…どうかな ?
(イルミネーションを反射して光る相手の頬や瞳がキラキラと輝くのに眩しげに目を細めて見ていたが相手の問いに一転、表情を曇らせ焦ったような負い目を感じたようななんともいえない顔をして。本当は商談は午前には終わるのだが、本当のことなどいっても相手は喜ばないだろう、本当は他の人間との約束が既に入っているなんて。 幸い前日の24日は丸々1日空いている、相手の表情伺いながら口を開けば情けなく笑うその手が変に乾いてしまっているのも気づかずに。 その後もなんとなく空気が硬いような気がして、相手の家が近いことにああこれで空気が変えれるかな、とひっそり息をつき安堵をしていて。しかし玄関先でコートを裏返して手に持ちあとへ続けば、ふわりと部屋の中に漂う相手の匂いに先ほどの気まずさも忘れ、散らかっているだなんてそんな、相手の生活が思い浮かぶようでくすぐったい嬉しさに襲われて。飲み物を用意してくれるという相手の背中にありがとう、と声をかけ待ち時間にソファへ。雑誌を眺めてはおっNBAの彼表紙なんだ、珍しいな、なんて考えていたところ相手のジャケットが気になり始め、そっと腕を通しては戻ってきた相手に「ごめん、出来心で。僕もこれでちょっと若く見えるかな」と罰の悪そうに首を竦めて謝ると邪気のない笑顔でそこまで似合っているとは言えない自分のあまり着ないような色のジャケットを羽織ったままははにかんで)
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