出会いは突然に…？【ｂｌ】

そ。だってマズいじゃん？
（真剣に悩む相手を尻目にただ味が嫌いと言う子供じみた理由をさらりと述べれば悩む相手を見て首をかしげ）
今までの客は喜んでくれたぜ？「おー食べろ食べろ。さては肉食だな？」とか「夜が楽しみだな」とか。

は、はぁ…
（言葉の意味については分かるがどう返して良いか分からず、ただため息を漏らすようにして返ししかなく。「でも、マズイって理由だけで食べさせないわけにはいかないな。無理矢理にでも食べてもらうぞ」ぶっきらぼうに述べながら台所へ踵を返して）

えー、やだなー
（ごちそうになる側にも関わらず未だに不満げな雰囲気で答えるも無理強いする気もないらしく勝手にテレビを付けては料理を待つ態勢に入り）

（台所へ向かうと黙々と作業を進めて。完成すると「出来たぞ～」と呼びかけるようにして知らせ、料理が乗せられた皿を相手の元へ運んで行きサラダやアジの味噌煮などいろんな品種の物をテーブルに並べて行き）

おー！！って、 マジで野菜と魚だな……
（昼から何も食べていなかったため出来たという声にテンション高めで答えるも、並べられた品々見ながら不満げに相手を見やり）

仕方ねぇよ 栄養の良いもの食べないと、その不健康な体どうにかなんないからな
（箸など食器を並べながら相手の不健康さを指摘し、わざと食事に出したと述べて。「んじゃ、食べるか」すべての料理と食器を並べ終わると、相手の隣に胡坐をかき手を合わせ）

なんか、親みたいなこと言うんだな。
（不健康そうだという相手の発言に自分には親はいないが、世間の親はきっとこんな感じで面倒を見てくれるものなのだろうと漠然と考えながらそういうと手を合わせ）
んじゃ、いただきます！

いただきま～す
（相手が食事の挨拶をすれば、此方ものんびりと挨拶し。箸を手にし、食事に手をかけ始め。「そう言えば、名前言ってなかったな。俺は小澤駿。お前は？ 」自己紹介していなかったことを思い出し、名乗り相手に問い）

藤堂誠。
（相手の質問にご飯を食べることをやめずに端的にそう答えると再び食べることに集中するも皿の端にグリーンピースを器用にためていき）

誠…
（性格からは考えられない意外な名前に、目を見張り思わず呟いてしまい。「…って、おい 」端にグリンピースが寄せられて行くのを目にすると、邪魔するかのように一粒一粒摘み、皿の中央辺りへと移動させて行って）

なんだよ、誠じゃわりーの？
（相手の反応にムスッとした様子で相手見やるもグリーンピースが戻されていくことに少し焦り）
いや、待てって！それだけはマジで食えねぇっ

何？ アレルギーかなんかなのか？
（反抗する相手を不満気に睨むように見入り、グリーンピースにアレルギーなんてあるのかと密かに疑問を持ちながらも尋ねて）

……そうそう、アレルギー！！食ったら吐く。
（アレルギーなんて生まれてこの方無縁だが先程の話の流れから、アレルギーじゃないなら食えという展開になるのが見え見えなためアレルギーと嘘をつき再びグリーンピースを端に寄せていき）

…嘘ついてんな。目ぇ泳いでんぞ
（睨んだ目のまま暫く相手を見据えると、上記を述べ。本当は目が泳ぐ所なんて見てないが、相手の言動から嘘を付いていると確信、というよりかは勝手にこじつけ。そしてまたグリーンピースを戻して行き）

……これだから警察は嫌いなんだよ
（すぐに嘘がバレるとそう呟き戻されたグリーンピースじっと暫く見つめると、意を決したように一粒箸で取り口に入れるとすぐにコップの水で流し込み錠剤のように飲み込んで）
うげ、マズ……

（料理を口へ運びながらグリーンピースを食べる様子をじっと見詰め。「…なんか嫌いな理由でもあんのか？ 」と相手から視線を逸らし、もぐもぐと口を動かしながら問いかけ）

だって！まずいじゃんか！！なんでこんなに変な風味がするわけ？食べもんじゃねーよっ
（相手のさらりとした質問とは裏腹に熱の籠った口調で理由を告げるとやっぱ無理だと残りのグリーンピースを相手の皿に入れていき）
お願い、これだけ食って。気持ち悪くなってきた…

（流し目で相手の顔を一瞥すると、今度は自分の皿へと視線を移しグリンピースが移されて行く様子を無言で見据えて。「分かった。その代わり、他の野菜はちゃんと食うんだぞ」相手の頼みを了承すると、また親のようなことを述べ）

（流し目で相手の顔を一瞥すると、今度は自分の皿へと視線を移しグリンピースが移されて行く様子を無言で見据えて。「分かった。その代わり、他の野菜はちゃんと食うんだぞ」相手の頼みを了承すると、また親のようなことを述べ）

わーかったって！
（グリーンピースを食べさせられる位なら他の野菜を食べた方がマシだと素直に言うことを聞き食べ始めていたが、自身の携帯が鳴り響き表示を確認するといつも夜買ってくれる常連さんからで）
あ、やべ、お呼びだわ。