桃亜 2015-04-30 21:55:36 |
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僕も小説を…
渚カル!
カルマside
...あれ、ここどこ?
目を開けるとそこは見たこともない世界。
真っ白だし...
...渚君、いないのかな...
あ、いた!
カルマ「おーい、渚君。」
目の前の渚君に話しかける。
だが、どこか透けているようにも見える。
そして、その彼をはっきりさせるかのように表情や顔の特徴などをしっかり思い出す。
そうすると、彼はにこりと頬笑み、
渚「カルマ君。ここで会うなんて、奇遇だね。」
と言う。なんか楽しい。
...ここで会うなんて、とは、どういう意味だろう?
俺はそんなことを気にせず彼に話しかける。
カルマ「ここはどこ?見たことないんだけど...渚君は知ってるの?」
すると、少し黙ってから、あぁ…と言い、
渚「ここはカルマ君の架空世界...まあ、簡単にいうと夢の中だよ。」
カルマ「夢...?」
確かに、それなら先程から渚君が透けて見えたのも納得する。
カルマ「...渚君...」
彼に抱きつく。
少し驚いたような表情を見せるが、軽く微笑むと、
渚「...どうしたの?」
と、俺の頬に手を当てる。
感覚もある。現実味のある夢だ。
カルマ「...好き...」
相手の手に自分の手を重ねる。
彼は、目を細めると.........
渚「...僕『ジリリリリリリリリ...』
それは、携帯のアラームの音だった。
...あーあ、夢から覚めちゃった...
もうちょっと楽しみたかったのになぁ…
まだ、頬に当てられた手の感触が残っている気がする。
カルマ「はぁ、タイミング悪い...」
でも、何でこんな夢を...
言わなくても分かるだろう。俺は、渚君のことが好きだ。
でも…所詮男同士。思いを伝えても気持ち悪がられるだけだ。
...せめて夢の中でも楽しませてよね...
俺は着替えて、支度を済ませると家から出た。
昼休み、渚君と昼御飯を食べる。
皆が中々知らない、さぼり場で。
渚「風も丁度いいね…」
カルマ「でしょ?だから俺もお気にいり。日差しも丁度良いし。」
こんな会話すらも幸せに思えてしまう。
彼は楽しそうに話す。…それさえも、俺の胸が苦しくなる。
『伝えたいなぁ…』
気を抜いたら口に出てしまいそうだ。
一旦切りまーす!!
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