たしかに、たくさんあったっスよね(懐かしい思い出に、目を伏せて、楽しそうに話して、自分の問いはなんだったかと聞く相手に、再びすう、と目を静かに開いて、『赤司っちの好きって、どういう意味ですか?』と普段の語尾は付けずに、相手の目を見て真剣に問い、これで、友情面、と言われてしまえばそこで終わり、それは悲しすぎる、相手の好きの意味が自分と同じだと願いつつ相手の返事を待っていて。