掴み所のない僕たち【赤司×カノ】

(「ああ、早起き頑張って。ゆっくり休むといい。おやすみなさい」少し不審に思われただろうか、まあいい。とりあえずは普通の生活になり始めている事に安心し返信をしやり。己は店内に入り受け付けを済ませば、個室に入りネットでもやりつつ、部活動の練習メニューを捻る事にして。)

…やっぱり僕が食べるの遅いんだろうな。(特に疑うこともなく布団に包まったまま眠りにつく。明日はちゃんと朝に起きれるだろうか。)

ん…。(ジリリリと目覚ましが煩い。眉をしかめるが、今だ目が開かないまま、慣れた手つきで目覚ましを止める。そのままいつものように寝に入るともぞもぞと布団に潜って。…どうやら昨夜の約束は一日にして忘れてしまっているようだ。←)

….もう朝か…(やることを時間を忘れこなしていればいつの間にか朝。一睡もする事なくふわぁと欠伸をすれば、そろそろ店を出ようと、会計を済ませて眩しい日差しが当たる外へ。そういえば昨日早起きをするとメールに書いてあったが、実行出来ているのだろうか。何か連絡が入ってないかと携帯を見るが相手からの着信は無く。これはまだ寝てるな、と少し驚かせてやろう。メールでは無く相手に電話をしてみたり)

んん…もしもし？(正直着信を取るつもりも無かったのだが、永遠と流れ続ける着信音に痺れを切らして、今だ開かない目で誰からかなど確認もせずに通話ボタンを押す。誰かか確認するように疑問形から入る。あぁ、眠た過ぎてこのまま眠っちゃいそうだ。取り敢えずは着信先の相手の返答を待ってみよう。←)

お人好し馬鹿のカノくん、早起き…するんじゃなかったのかい？(なかなか電話に出ない相手、完全に寝坊決定。まったく、とはぁと溜息をつけばようやく出た寝ぼけた雰囲気満載の相手に名乗りはせず、己だと分かる発言をしやり。「朝も起きれないような奴は僕には一生勝てないね」なんてこれで目覚めるだろうかと上から目線の挑発をし、相手の反応を待ってみようか)

…馬鹿じゃないもん。(まさかの相手からの電話で正直ビックリした。それがバレないようにいつも通りを演じて返答をする。「いいもん。学校始まったらちゃんと起きる。」とさっそく拗ねたように言い返せば小学生がよくするような言い訳で対抗してやる。今だ回らない頭だが「てか、君が起きるの早すぎだよね、うん。」と言い訳は遠慮なくしてやる。そのまま布団に包まっては「てことで眠いんで寝ますよ。」と言って電話を片耳に当てたまま眠ってしまいそうになり。←)

(寝落ちすいません！今日も夕方くらいまで更新超遅くなります。申し訳ありません！orz)

(用事終わりました！上げておきますね！)

…仕方ない。今から僕が叩き起こしに行くよ(何だか寝起きの悪い子供を持った母親の気持ちが今ならわかる気がする。可愛いとは思うものの少しいらっとくるような。言い訳に今から寝るなんて聞けば、悪戯めいた楽しそうの音色で至って本気、上記を述べ。「僕がつく間に支度出来てなかったらお仕置きだからね」なんて付け足してはぶちっと電話を切り、相手の家に向かって歩き出してみようか)

(此方も遅くなってしまいました…!これから用事の為更新夜遅くなってしまいそうです…申し訳ない！)

うーん。(電話が切れた音にやっと静かな空間が出来た、と安心してはまた目を瞑る。支度とかなんとか言ってたけど…何処か行くのかな？なんて相手の話したことを曖昧にしか覚えていないようで、そのまま寝入ってしまった。暫くすれば、物音もしなくなった。二人で何処かでかけたのだろう。ともあれ安心して眠れる。今日はゆっくり寝て、それから用意されているだろう朝食を食べて、ゆっくり雑誌でも読んでいようかな。)

(うぁぁ…遅くなってすいません！大丈夫ですよ！起きてたら返しますね…！)

…(相手の事だ、どうせ曖昧にしか己の発言を覚えておらず二度寝をしたんだろう。お仕置き…何をしてやろうかなんて悪戯めいた事を考えつつ歩いて。早くも相手の家につけばピンポンとベルを鳴らして相手が出てくるのを待ってみたり。)

(予定が早く終わりましたー！ただいまですっ笑)

……。(完全に熟睡しているのか、反応することもしない。んん、と寝返りを打っては再び寝息を立てる。ここまで安心して眠ったのは初めてかもしれない、なんて思い。)

(おかえりなさい！)

…(出てこない、まだ寝てるのか。まあ予想していたことが的中しただけだけれど。はぁ、なんて溜息つけば、母親も出てこないという事はいないんだろう。そしたらちょっと悪戯してみようか。ベルを何度も連打してみたりして。これで出てこなかったらどうしてやろうかと考えつつ).

んー…煩い。(モゾモゾと布団の中で寝返りを打てば、怠い体をなんとか起こす。こんな時に誰だ。ピョコンと寝癖を立てたまま、今だあかない目でゆっくりと扉を開ける。「はい何方ー…」なんて。)

…ふふっ、ぶさいく(ようやくお目覚めの様で、やっと扉が開き。相手の姿を見るなり失礼な事に思わず笑ってしまって。びょんと跳ねた寝癖にまだ眠たいのだろう重たい瞼を頑張って開ける姿が面白くて。こんな光景あまり見られないだろうと、ぶさいくなんて失礼な発言をすればその直後携帯を取り出し相手に向けパシャリと一枚撮影をし即保存したり)

わっ、赤司くんか。おはよう。(目を擦りながら相手の顔を確認すると、ヘラ、と笑って挨拶をする。失礼な事を言われてることもカメラで撮られたことも、寝起きで頭が回らないからか、そこまで気にしている様子もないみたいだ。んー、と暫く考えるように顎に手を乗せれば「上がってく？何もないけど…。」と。そういえば朝ごはんもまだだったし、リビングにでも連れて行こうか。)

ああ、おはよう(寝起きだから頭が回らないのか己の発言を見事にスルーされ。いつもは言い返してくるからか、やはり物足りないなんて。写真を保存し終われば、さり気なく携帯をポケットにしまい、挨拶を返し。「お邪魔します」と軽く頭を下げては、靴を脱ぎ揃えて相手の後へついて)

うん…適当に座って？(段々と目が覚めて来たのが、口調もゆっくりだったのが戻ってきた。お茶を相手に出すと「朝ごはん食べた？」なんて聞いてみよう。最近、お腹が空かないのだ。今だ親がしてくることが怖くて、ご飯を食べるとどうしても吐き出してしまいそうになり、トイレに籠るのも日課のようだ。今日もお腹が空かない。相手が食べてなかったら譲ってあげようか、なんて。)

ちゃんと食べてきたよ、僕の事は気にしなくて大丈夫だ(相手の指示通りソファにちょこんと腰を掛ければ、己に対しそんな気を使わなくいいのにと苦笑気味に大丈夫だと告げ。恐らくまだ母親の事を信じ切れていないんだろう、いままでのされてきた行為を思えば簡単に信じろという方が無理な話。己だって何一つ信じてはいないのだから。己のした事が正しかったのだろうかなんて全くらしくない事を脳裏で考えつつ。必死に己が間違えを犯すなどあり得ない、あってはならないと言い聞かせて)

…そっか。じゃぁ僕食べるね。(用意されている朝食を前に暫く黙り込んでしまう。あぁ、いつもだったら食べないんだけど。それでも今日は相手がいるからそうにもいかないな。とゆっくりと箸を使って一口食べる。ゆっくりと、一口一口。だがやはり4分の1までくるとかなり限界のようだ。「ごちそう様。」と言えば、相手に何か突っ込まれる前に食器を洗いにキッチンへと向かおう。)

そうしてくれ(相手が朝ご飯を食べるのを見れば、最近寝不足で昨日も徹夜だったからか流石に少し眠気が今頃になってきた様で。らしくもなく、ぼんやりと眺めご飯を残すのにも特に何も言わず。)