掴み所のない僕たち【赤司×カノ】

これからも一緒にいたいなんて、随分と大胆な事を言うね(全部幼馴染だからという理由で上手く丸め込まれた気がする。まあ学校が始まり色んな人と触れ合えば、自然と距離が離れて行くに違いない、今はこれでいいかなんて。相手の発言にふふっと笑い。「…君の面倒見るの大変なんだけどな」なんて冗談を)

(遅くなりましたーすみません。ギャップ萌えいいですよねっ笑ギャップは大事←)

そんな事ないよ！自分の事くらい自分でできるし。(相手の冗談に乗ってむすっと不機嫌そうに唇を尖らせる。これから学校に通うようになったら一緒にいる時間は長くなると考えたらきっと楽しいだろうな、なんて胸を膨らませれば、自然と頬が緩んでしまった。「今は毎日が楽しいよ。ありがとう。」今更だが、やはり相手には感謝してもしきれない。男だから嫌がられるだろうけど、ギュッと抱きついては上記述べよう。)

(いえいえ！ですです！ギャップが無ければ何に萌えるんだ！←)

じゃあちゃんと朝起きないとね(相手の発言に可笑しいとばかりにクスッと笑み浮かべて。お人好しで何処か危なっかしい相手だから世話を焼かずにはいられなくなりそうだなんて。「…ッ⁈ばか…」相手の思いもよらぬ行動に戸惑いを見せ。顔を見られたくないのか相手の胸元に顔を埋め隠し、照れ隠しとばかりの暴言を)

(亀レス申し訳ないですー！ですよねー笑)

……起きれるし。(図星を突かれれば、不機嫌モードは続行だ。相手の思惑で起こされたとも知らず、今日の朝だってほら、起きれたじゃないか。なんて思いながら述べて。「嫌、だった？」暴言を吐きながらも離れようとはしない相手にクス、と笑うと頭を撫でて。「座ってる時でしか君より大きくなれないからね。」なんて。)

(大丈夫ですよー！)

僕が来たから起きたんでしょ(起きれるしなんて子供の様に不機嫌になる相手を見れば、なんだか小さい子供を相手をしているような感覚に。ジトッと相手を見遣り。「…別に嫌じゃない。それより暫くこっち見るの禁止」と甘やかされる行為に戸惑いを隠しきれず、相手の胸元に顔を埋めたまま顔の赤みが引くのをまち)

ち、違うよ！赤司くんが来た瞬間に起きた。(グッと図星を突かれたのか、目を逸らしてしまい。そんな目で見ないでくれ、なんて言える筈もないが、負けたくもないのだ。「へ？あぁ、うん。分かったよ。」ハテナマークを浮かべれば、まぁいいか、と相手の頭を撫でて。きっと慣れないことで恥ずかしいのだろう。ここで冷やかしてもダメだな、と。)

へぇーそうなんだ(ほら、やっぱり図星。目を逸らす相手に疑いの視線を向けつつ態とらしくそうなんだ、なんて呟いてみたり。「…そういえば入りたい部活とかはあるのか？」何だが撫でられる感覚と相手の体温がポカポカとして心地が良く、また眠りに入ってしまいそう。自然と此方も相手の背中に手を回しぎゅっと抱きついていたりして。何か話さないと寝そうとふと疑問に思った事を訪ね)

そうだよっ！失礼だな。(あぁ、なんか勘付いてる。もっと目が合わせ辛くなったぞ。これからどう切り替えていこうか…これは困った。「部活かぁ…考えてなかったなぁ。」ふと相手から質問を受けたのはいいが、すぐには答えられなかった。自分はそこまで激しいスポーツは得意でもないし、文化部なんかに入ってもきっとすぐに眠ってしまう。んーと悩みながら「なにかいい部活ある？」なんて抱き付いてきた相手の背中を撫でながら問い。)

…いい部活か。バスケ部、マネージャーなんてどうだ？(学校と言ったら勉強の次に部活目当てで入ってくる人の方が多かったと思うのだが。部活なんて頭に無かったの相手に、どうせなら部活もして欲しいものだなんて。訪ねられては、冗談地味た音色で己が主将を務めている部活に、顔の赤みが引いたのかふと見上げて勧誘してみたりし)

でも…そんな強化部のマネージャー、僕にできるかなぁ。(正直な気持ちである。確かに相手と居れるから知らない人がいてもなんとかなりそうだが…自分にできるのだろうか、と不安である。見上げてくる相手が新鮮でニコ、と笑えば「甘え上手になったね。」なんて。)

…出来るよ。部員も皆いい人ばかりだし、僕が一から教えてあげるから心配する必要ない(目の前の彼なら他の誰よりも信用して仕事を任せられるというもの。できれば入ってもらいたいのが本音。厳しい部活ではあるが、何も特別難しい事はしていない。部員にも恵まれているし、すぐに受け入れられるだろう。「そうだ、今度見学に来ないかい？」いきなり決断を迫るのはあれなので、様子を見に来てもらのが手っ取り早いと提案し。「…甘えて無い。君が抱きついてくるからつい…仕方なくというやつだ」相手の言葉にパッと離れては気恥ずかしそうに顔を反らし。)

うん…見学してみようかな。(暫く考えてからニコリと笑ってみせ。強く推してくるくらいだ、取り敢えず見学、と言うが入る気ではいる。入るって言ったら喜んでくれるかな？いつもと違った相手が見れるのが楽しみだ、なんて。「ツンデレ貰いました！」離れてしまった相手にニヤ、と笑って。あんまり調子に乗ったらまた仕返しされるだろうが、照れている相手も凄く新鮮だ。そこまで照れなくてもいいのに。面白い人だ。←)

ああ、君が入ってくれると凄く助かるんだけどな(相手が入る気なんて思っておらず、殆ど此方としては駄目元でのお願いの様。少しでも入る気になってくれる様に説得を、なんてもうひと押し言葉をかけて見たりして。「…何か言ったかい？そんなに仕返しされたのか？…そういえばお仕置きまだしてなかったね」ツンデレなんて妙な単語が聞こえてはムッと相手を睨みつけ。朝電話での事が実行出来ていなかったからお仕置きしなくては、なんて口角をあげて不敵な笑みを浮かべ)

君にそこまで言われたら断れないよ。見学、楽しみにしてるね。(ニコ、と微笑むとプラスの方向で考えていることを伝えて。「…へ？え、なに、お仕置き？そんなの僕聞いてないよ？」嫌な予感がする。バッと相手から距離を開けると、苦笑いしながら述べて。相手が言っている意味がよくわからない。さて、どうしたものか。)

ふふっ、じゃあ期待しているよ(相手の返答聞くなり結構前向きに考えてくれているのかもしれない。それならば、今より少しでもチームを引き締め練習に取り組まなければ。まあ相手がくる以前からそうしていたのだけれど、必要な人材は手に入れたくて。「電話で話した筈だよ？もしかして覚えてないのかい？」なんて寝てて聞いていなかったであろう相手にわざと言ってやれば「お仕置きは何にしようか…」なんて呟き考え始めて)

此方こそ。(あぁ、楽しみだなぁ。そんな事言われると早く学校に行きたくなるじゃないか。「迷惑にならないようにしないとね。」なんて呟いて。「えっと、うん。覚えてないなぁ。うん。だからお仕置きとかやめよう、ね？」冷や汗がタラリ。これはヤバイ。なんとか話を逸らさなければ。焦ったように相手に述べて。)

心配し過ぎだ。君になら幾ら迷惑かけられたって構わないよ(相手が幾ら失敗しても迷惑だなんて絶対思わない、だからそんな事考えなくたっていいのに。微笑を浮かべて、答え「…やめない。」なんて楽しそうに不敵な笑み再度浮かべては何か面白い事でも思いついた様で「そうだ、明日付き合って欲しい所があるんだ、″女″の姿で。」なんて妙なお仕置きを考えたり)

僕が嫌なの。僕頭弱いし、運動神経もズバ抜けて言い訳でもないのに。(今だ自信が持てないのか、ポロ、と本音を漏らして。マイナス思考が表情にも出てしまっている。「え、なんで？女の姿じゃないと駄目なわけ？」嫌な予感しかしない。少しでもお仕置きを軽減させるためにも、もう一度聞き返す。それにしても全く予想がつかないな。何処に行くのだろうか。)

…僕が嫌いなのは、最初から諦めて努力をしない人だよ(自信が持てないのは分かる、仕方ないと言うことも。でもそれ以前に努力しても無駄だとか、才能に胡座をかいて努力しない人間が嫌いで。そうはなって欲しくないとやんわりと相手の頭を撫で上記を。「ああ、女の姿じゃないと困る。それに僕の話を聞いてなかった君が悪い。」とそれ以上は明日のお楽しみというやつなのか、内容までは口にせず)

うん…頑張ってみるよ。(頭を撫でられ、相手の言葉を聞くと、少しでも頑張ってみようかな、なんて気持ちになり。たまには素直に相手に気持ちを述べてみようか、と上記。「う…だって眠くて…女の姿でなにするのさ。」ここはもう腹を括るしかなさそうだ。先に覚悟を決めようと内容を聞き出しておこう。少しでも当日の自分にくる仕置きを軽くしなければ…‼︎←)

僕もできるだけの協力はするつもりだ(少しでも相手の力になれたらいい、己に出来る事があれば力を貸したいと。頑張ると言った相手の気持ちに応えなければなんて。「…それは明日のお楽しみだ、言ったらつまらないだろう？」なんて意地悪くもニヤリと口角吊り上げ。)

ありがとう。これで毎日一緒にも帰れるね！(嬉しそうに微笑むと、そろそろ帰ろうか、と相手の腕を引っ張って。近くで見るとやはり筋肉のつけ具合など凄いな、と関心しながらジッと見つめていたり。「えぇー…嫌だなぁ。」なんて困ったようにするが、もう逃げ道なんでないみたいだ。はぁ、と一つため息をついて。)

(寝落ちすいません！)

'…そうだね(相手につられ此方も小さく微笑みを浮かべて、頷き。長話をしてしまったと立ち上がれば、腕を引っぱられ見つめられて。何だろうかとゆるり小首を傾げたり。「僕は楽しみにしてるよ」なんて困ったような表情にクスッと相手とは正反対の事を言い、玄関に向かおうか)


(大丈夫ですよー！此方こそ遅くなりすみません…そしてメリークリスマスですッ笑)

あ、いや…なんでもない。(なに凝視してしまっていたんだ。首を左右に振って目を逸らす。顔も性格も変わってないのに、こうやって男らしくなっている相手を見れば、なんだか落ち着かなくなってしまった。少しだけ赤く染まった頬を隠すように手を離しては相手に背を向けてしまい。「お手柔らかにね？お仕置きなんていい響きじゃないけど。」相手の後ろを歩きながら呟いて。)

(いえいえ！メリークリスマスです！w)

そうか(可笑しいの、何か変な事でもあったのだろうか。クスクスと以前笑みを浮かべたまま。まあいいかなんて。「ああ、じゃあ急にお邪魔して悪かったね、また明日」と玄関につけば、靴を履きここら辺でお邪魔する事にして。)

うん。じゃぁ明日ね。(手を振って相手と別れる。あぁ、明日が怖くて仕方ない。自室へと戻ると「明日どうしようかな。」なんて呟く。相手が考えていることなど全く予想がつかない。明日はちゃんと起きなきゃな、なんて思いながら雑誌を読み始めて。)

…(軽く頭下げてから相手の家を出てはすぐ隣にある己の家に戻る事にして。お仕置きなんて妙な言い方をしたけど、ただ遊ぶだけなんだけどな。普通じゃつまらないと思ってそうしただけで。きっと今頃何されるか気になってるんだろうな、なんて此方は今から楽しんでいて。家に帰ってくれば、少し休憩でもとソファーに座りスポーツ雑誌でよ見ようか)

あぁ、もう寝ちゃおうかな。(雑誌を顔の上に乗せてはグッと背伸びをする。時間はまだ早いが、明日寝坊するとまた怖いものがある。ご飯も食べる気にもなれないし、特別することもない。布団に横になっては、瞳を閉じて。)

…寝るか…(バスケ雑誌を見ていれば、次第とまた眠気が襲ってくる。目覚ましがしてらコーヒーでも入れて飲もうかとも思ったがそんな気力は無く。ソファーで寝ても疲れが溜まるだけだと、ふわぁーと欠伸をしては自室に戻り。着替えては、気力無くベットにもふりと倒れてはもそもそと布団の中に入り目覚ましをセットする事さえ忘れ眠りにつき)

……んっ。(パチっと目を覚まして時計を見るとまだ早い時間であった。まだ二度寝しても十分な時間ではあるが、むくりと起き上がっては準備を始める。こうなったらヤケだ。ばっちりメイクも決めて行ってやる。目を真っ赤に染めて姿を女の姿に欺けば、鏡の前に座り。「…うん。こんな感じかな。」髪の毛も猫っ毛が目立たないようにしっかり巻けば、これで準備完了。我ながら良くできたな、なんて思いながら相手が来るのを待とうか。)

…今何時…(何か久しぶりに凄い睡眠を取った気が。パチリ、目を覚ませばまた空かない瞼に布団の上に転がった携帯を手探りで探し、時刻を確認。今日は確か、用事がなんて思い出しては完全に寝坊。こんな事滅多に無いのに、ガバッと起きては着替えて、顔を洗い、髪を整えて…なんて速攻で準備を始め)

あれ…遅いな。(これもまたお仕置きの一環とか？リップクリームを塗って完全に準備が終われば、家を後にする。すぐ隣の相手の家の前に立てば携帯を取り出して。「これがお仕置きだなんて全然わからなかったよ。」なんてメールを送れば、インターホンを押す。全く、頭いい人の考えていることはよくわからないな。なんて。←)

はーい…どなたでしょうか？…って修哉⁈(慌ただしく準備をしていれば、携帯など見る暇も無くメールが来たのも気付く事は無く。丁度準備が終わった所にこんな時に誰だろうか、チャイムが鳴り。まさか相手が迎えに来たなんて想像していなかった。ドアを開ければ、見違えた相手の姿にパチクリと瞬きをして。)

やっほー…驚いた？(どうやら驚かせる事には成功したみたいだ。ニコ、と笑ってみせると「それにしてもお仕置き酷すぎるよ。黙ってないで言ってくれれば迎えに行ってたのに。」と少しだけ不機嫌そうな表情で述べる。まぁ、昨日の電話をよく聞いてなかった僕が悪いよね。と相手の手を引っ張ると「頑張って早起きしたんだから。…で、どこ行くの？」なんて尋ねてみようか。)

ああ、吃驚した(相手が来た事にも相手の姿にも驚いた。己が女の姿でとは言ったものの、化粧や髪型まで朝の弱い相手がセットしてしたなんて、コクリと頷き。「…言ったらお仕置きにならないだろ？」本当は己が寝坊しただけなんだけど、何でか勘違いをしている様。まあ、いいかなんて誤魔化してみよう。「今日は珍しく積極的だね」手を引っ張る相手にクスっと微笑みすこし意地悪してやろうか)

似合ってるかな？(髪を弄りながら不安げに聞いてみて。「完全に引っかかっちゃったよ。」と苦笑いして。街中を歩くとすれば、話し方も少しだけ意識する。クリスマスだからか、周りらカップルだらけだ。「君が凄く驚いてたからなんか気分良くなっちゃってね。…僕たちもカップルに見えてるのかな？」なんて照れ臭そうに聞いてみよう。ドキドキと胸が高鳴るのは周りに感化されてるだけで、きっと考えすぎなんだろう。)

男とは思えないほどね(能力を使っているにしろ、本当に男なのだろうかと疑ってしまうレベル。化ける物だな、と感心して相手を見やり。「…これで恋人に見えるんじゃないかい？それに今日は″カノちゃん″とデートしようと思って来たからね」何処もかしこも見事にカップルだらけ。相手の可愛らしい発言に手を握って、此方に引き寄せてみたりして冗談っぽくいうも本当の目的を言ってあげたり。)

と言っても化粧なんて普通しないものなんだけどね。(嬉しそうに照れ笑いをしつつも、調子に乗ることはなく。「…っ、そんなかっこいいことしないでよ。外見はカノちゃん、でも中身は何時ものカノだよ。君に惚れちゃったらどうするの。」なんて顔を真っ赤にして言い。自分でも分かるほど動揺してしまっている。冗談で言ったつもりだったのに。カノちゃん、か。ということは自分は見てもらえないと言うこと。…心の何処かで寂しい、なんて思っているのは口には出さないでいて。)

…ひとつヒント。カノちゃんの方が外でもこうして堂々といちゃつけるだろう？(惚れるなんてそう簡単に言わないで欲しいんだけどな、きっと己が惑わせる事ばかり言ってるから色々と勘違いしてるんだろう。今日位ほんの少しだけ気持ちを伝えてみてはいけないだろうか。相手が意味を理解できるかは分からないが遠回しに言ってみようか。手は握ったまま離すことは無く、少し気恥ずかしいのか相手はみずに横に逸らして)

ヒント？…え？よくわからないんだけど…(手を繋いだままでいる相手。あ、そうか。分かった。きっと女友達が欲しかったんだろう。丁度クリスマスだし、そんな気持ちなんだろう。納得したような表情で相手を見れば「今日だけだよ？彼女役するの。」とニヤニヤしながら笑ってみせる。心のモヤモヤが消えもしないが、それを無視して相手のお仕置きと言う名のデートに付き合おうか。)

…君は僕をなんだと思ってるんだい(全く何も理解できていない相手。己の嘘はすぐ破ったり感が鋭かったりするのに。友情や恋愛感情においてはどうしてこうも鈍いのか。はぁ…なんて溜息をついて。どうせ己が彼女欲しがってこんな事してるんだろうとか思ってるに違いない。手を繋いでない方の手で相手の頬をむにっと摘み。「クリスマス位好きな人と一緒にいたいって僕だって思うんだよ？」とこれで通じなかったらばか認定するしかないななんて思いつつ相手の反応を伺い)

え、違ったの？(キョトンとした表情で相手を見れば、頬を掴まれるとうーっ、とだらしない声を出して。「そっか。ありがと！僕も好きだよ。」ニコ、と笑ってみせる。そりゃこっちだって相手の事が好きだ。この好き、という気持ちがどういうものかは分からないが、相手の口から言われるのは凄く嬉しかった。良いクリスマスになるな、なんて。)

…違うよ(そんなキョトン顔されても、勘違いは解けたからいいけど。何だか可笑しくて、首を横に振りクスッと微笑。「言い返さなくてもいいのに」好きなんてわざわざ言わなくてもいいのに。特別な意味じゃないと分かっているけど勘違いしそうになる。冗談地味た声で気恥ずかしそうな表情を浮かべて。)

え、何々？照れちゃってるの？(よく見ると恥ずかしそうにしている相手をニヤニヤしながら見つめる。その顔はもとの姿に戻ったように見える。「じゃぁ今日はリードしていってね？…征くん。」こうなったらとことん彼女を演じてやろう。そう思ってる自分が一番楽しそうな表情をしていることは気付いていない。)

(上げておきますねー！)

(上げます！)

(あげますねー！)

好きなんて面と向かって言われれば少しは照れたりするものだろう(己が言うのは恥ずかしいなんて感じないが、言われるのは別らしい。人から好かれるなんて経験が殆ど無いものだからか慣れておらず、顔を逸らしたまま。「そのつもりだよ、それにお仕置きだからとことん付き合って貰うからね」なんてデートとは言えお仕置きも兼ねているからか不気味な発言をして)

(お、遅れてしまいすみません！お待たせしましたー)

自分だって言ったじゃないか。(何言ってるんだとでも言いたげにキョトンとした様子で言い。それに良い所の家、顔も格好いい…性格はともかく、どこを見てもモテるであろうのに、何を言っているんだ。「今日だけだよ？」なんて人差し指を口元に持ってきて言えば、両手で相手の腕を掴んだ。)

(いえー！なんかしつこくてすいません…暇だったんで←)

言うのと言われるのは違うんだよ(幾らか告白された事があるとは言え、何の意味が無くても一番親しい者から言われれば、言うのは何とも無くても動揺してしまうもので。「えぇー今日だけ？」腕にくっついてくる相手にクスッと笑って。)

(いえいえ、大丈夫ですよ！此方こそ遅くなってしまう事多くてすみません…！)

まぁ、それは僕も同じかもね。(とはいえ自分は告白なんてされた経験などないから言えた口ではないのだが、少なくとも同意はできる。「ふふ…君には本当の僕を見てて欲しいんだよ。」なんて笑ってみせるとたまには本心を曝け出してもいいだろうか。やはり気恥ずかしいものではあるが。)

(いえー！大丈夫です！w)