【BL】殺したいくらい､愛してる【陰陽師×妖怪】

(/ それならいいのですが…、本当に御疲れ様でしたッ!
まぁ…、本音はそうなんですけどね;; )

…嗚呼。
( 自分でも相手に情を入れすぎている事はよく分かっているのだがこうも相手に意図が伝わらないと此方としてもどうして良いのか分からないのか、訝しげに見る相手に肩を若干落とし溜息混じりに返答し。要は隠れていようが隠れていまいが相手に傷がつくのが嫌なだけ。「小さな傷跡…、余り目立たないからな。」見た限りでは細々とした、枝に引っ掻いた様な傷こそあれど痛々しい傷等は見られない為に”綺麗”と表現した迄で。「残念、言われる程誰かと関わって来た訳でもない。」寧ろまともに誰かとこうして喋るのなど久方ぶりでそんな事を言われる事も、ましてやそんな事を思われる様な発言もした事が無くて。実際自分の発言に違和感等無かった所為か何故相手がそんな事を尋ねて来るのか未だに解せていない様子。「…楽しいが、帰るべき時間も近いからな…。」動物的にも見える仕草で此方に擦り寄って来る相手を何処か微笑ましげに目を細めて見守るも、直に上記を呟いては残念そうに眉を下げて微笑み )