トピ主 2013-11-08 18:20:52 |
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…降りてこないです…
(予定通りに夕飯の支度を終えて料理を食卓に並べてそろそろ降りてくるであろう二人を待ってみるが、弟も妹も降りて来る気配がない。「ご飯ですよー?」と二階にいる二人に大きめな声で呼びかけてみるが返事もない。これはいよいよおかしい、まさか妹が弟に手を出したりしているかもしれないなんて事が脳裏を横切れば妹は竹刀を持ってるため、念のため包丁をエプロンのポケットに入れてまずは弟の部屋へ向かえば「響真君、梓ちゃん…入りますよ?」と弟の部屋の扉を開けて
(遅くなりましたー;;/
梓様、いらっしゃいませんか?)
(失礼かもしれませんが、トピ主様がメンドくさいと言われるのはどうかと思います…/
判断はトピ主様にお任せします。面倒でしたらこれで終わりにして頂いても構いません/)
あら、お帰りなさい響真君…
(自分よりもやや遅めに帰ってきた最愛の弟を迎え入れるため、玄関で待ち伏せしていたのをバレないように自然を装って扉を開けた弟に微笑みかけて家の中へ招き入れれば「ご飯にしますか?お風呂にしますか?それとも…」と続きを言いかけたところで相手の肩の上についた長い髪の毛を取ってやり、瞬時にこれは弟のではないと判断すると「…誰といたんです?」と笑顔が消えてしまい
(了解致しました/
自分もこれで落ちますね/)
うん、ただいまー
(相手に出迎えられると微笑んで上記のように返事をして、靴を脱げば、「そうだなー、飯にしようかなー」となんだか新婚みたいだななど思いながらそう言って、相手の表情から笑顔が消えると、後輩の女の子と喋っていたと言えるはずもなく「あー、うん、迷子になってた女の子がいたからおんぶして家に返したんだ」としゃべり相手の香水の匂いがついていることに気づかずそう言って
そうですか…響真君はお姉ちゃんに嘘を吐くようになったのですね?
(弟には言っていないが彼からは微かに女物の香水の香りがついていて、恐らくは学校の女子と喋るだけではなく肩に髪の毛がついてしまうくらい仲良くしていたのだろうと既に予測はしていたのに、弟は誤魔化そうとしている。笑顔が消えたまま、一歩、また一歩弟を追い詰めるように近付いて「ラベンダーですね…この香りが好きなんですか…?」と弟を壁まで追いやれば首筋に鼻を近付いて弟に付いた忌々しい匂いを嗅ぎ
…ッ
(なぜわかったのか、そう意を込めたように舌打ちをすると、一歩一歩と後ろに追い詰められると自分も一歩一歩後退していき、ついに壁まで追いやられれば、相手が首筋に鼻を近づけて匂いを嗅げば「しまった…」と心の中で呟き、「別に…好きとかじゃないよ…」と相手を見つめながら冷や汗をかき始め
なら…私の香りは、好きですか…?
(別に好きじゃないと言った相手の言葉を信用してはいるようで少し安心したように笑顔が戻り、弟の髪を撫でてやりながらもう片方の手で己の襟を引っ張れば自分が愛用している甘い柑橘系の香りが広がり、「それとも…香水をつけているような女は嫌いですか…?」と暗い感情を帯びた瞳を相手に向けながら尋ねてみて
え?あ、うん好き好き!
(相手の笑顔が戻り、香りは好きか?と聞かれるとこれ以上相手の機嫌を損ねるわけにはいかず、上記のように咄嗟に反応して相手が頭をなでると少しだけ顔を赤らめて、相手が襟を開けると甘い柑橘系の匂いが漂い、その襟から胸の谷間が見えると先ほどより顔を赤らめて、暗い感情を帯びた瞳が向けられると、「嫌いじゃないよ…」とこの場を凌ぐために軽く抱きしめて
私も響真君の香りが好きですよ。
(突然抱きしめられて少し驚きながらもやはり嬉しいのか弟の昔に比べて随分広くなった背中に腕を回して抱き返し、相手の胸部に顔を埋めながら「ああ、響真君の香り…」と先程弟の部屋で抱いていた枕とはまた違って安心感が伴う弟の香りを堪能しながら「ずっと響真君の香りで満たされていたいです…」と他の女にこの香りを嗅がせたのはイラつくが、今回は特別に大目に見てやろうなんて考えながら弟に寄り添い
そ、そう…?
(向こうが嬉しそうに背中に腕をまわすと急に抱き返されたので驚き顔を赤らめて、すると相手は胸に顔を埋めてきて更に顔を赤くさせ、自分の香りがどうなのかわからないが、その香りを堪能している相手から発せられた重い想いを背中にズシッとのしかかり、この状況に限界が来たのか「ゆ、由香姉!?今日のごはんは何かなー!?」と大きめの声で言って
今日は…ハンバーグですよ。
(今日のご飯を問われてハッとしたように弟を解放してやれば弟の手を引いて食卓に座らせ、弟が帰ってくる前に用意した食事を皿に持って食卓に乗せれば、箸で料理を摘み弟の口元まで持っていってやり、半ば無理矢理食べさせれば「美味しいでしょう?これからも私の料理だけを食べて下さいね?」と心の中でジワジワと沸き立つ独占欲と狂気をなるべく表情に出さないようにしながら笑顔を崩すことなく、残りは普通に食べ
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