ヌシ 2013-10-21 02:48:27 |
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ご苦労じゃったな(妖怪を掃討して戻ってきた相手へと労いの言葉をかけて、帰ろうという言葉には「うむ、帰ったらしばらくはゆっくりとしたいものじゃ」と相手の言葉に頷いては言い、小さくため息をついて
えぇ、私もこの短時間に濃厚な体験をしすぎましたからね(完全に気を抜き、軽く背伸びをしながら告げ「暫くは神社にお世話になりたいのですが・・・」と問いかける
勿論じゃ、お主はもう私の家族のようなものだからのぅ(問いかけに対して二つ返事で頷いてみせては、相手の腕に両腕を絡めてにこやかに微笑んでいて「さあ、帰ろう、私達の家へ」と言っては腕を引いて歩きだそうとして
それは嬉しいことです(家族という単語に微笑む。が、腕に感じる柔らかな感触に少し動揺してしまい、同時に自身の我慢弱さに苦笑いを浮かべ「これはもっと精神的に鍛えなければなりませんねぇ」と小さく呟きながら、歩幅を合わせて歩きだす
全く…、また邪なことを考えておったな(相手の独り言が聞こえてくれば察しよく呆れたように言うが顔は笑っていて「私でそういうことを考えてくれるのは、その…、悪い気はしないんじゃがな…」なんて言いながら赤面して照れ隠しにそっぽを向きながら歩いていて
ふふ・・・何と愛らしいことか(そう呟けば空を見上げ「さぁそろそろ町に入ります、凜としましょう。貴方のその表情は私だけが知ってれば良いことですし」視線を正面に向ければ、町の入り口辺りに、さっきのは何事かと集まる人影達が目に入り、そう付け加える
う、うむ、そうじゃな(相手に言われて人影が見えてくれば身体を離して緩みきった態度を戻そうとすれば妙に力が入り過ぎてしまい、緊張しきったようにガチガチとぎこちない様子で
おやおや・・・(何を思ったか男は体長
3メートルはあるであろう巨大な黒い狐に擬態すれば、「私の背に乗ってください。少しは威厳が戻るかと・・・」と桜神がよく狐に変身するのを思いだし、そんな提案をする
ふむ、つくづく便利な能力じゃな(相手に言われるままその背中に乗れば堂々たる風格で、自然と気が引き締まれば「ふふ、ナイスフォローじゃ」と相手の背中をポンポンと叩きつつニッと微笑んでいて
いえいえ・・・(顔は狐になっているので表情は変わらないが、その声は笑うかのように朗らかで。しかし内心は(背に乗られても全く嫌悪感が無い。むしろ喜びが・・・私はMだったのか?)となんとも酷い事を考えていたりする。
これはよいな、こうして共に旅をするのも一興か(どうやらこの状態が相当気に入ったようで楽しげに笑いながらハシャいだように冗談混じりに言っていて
ふふ・・・(あの神社に縛られる等の番人のしがらみを完全に絶ちきったのかと思えれば、小さく笑い。しかし物珍しげに寄る人々が邪魔で進行が止まれば、「退けぃ」とのいつもと違う野太い声を出し、進路を開く
こらこら、これでは『番人は物騒な式を従えるようになった』などと要らぬ噂が立ってしまうではないか(なんて周囲の人々を野太い声で退かせる相手に苦笑をしつつそんなことを言いながらも別に本気で止めさせようともせず
ふぅむ・・・(そう唸れば、トンとその巨躰にはにつかわない軽い音と共に空へ飛べば、空中で人に戻り桜神をお姫様抱っこして、背の高い家の屋根へ着地する「やっぱり私は堂々と歩くより、こちらの方が性に合っていますね」と言うと、軽々と屋根を飛びうつっていく
わっ!?(突然身体をふわりとした感覚が襲ったかと思えば次の瞬間には空中に居て、そして相手の腕の中に収まればふと視線が下に向き「た、高い…」と屋根のと地面の高低差に身体をブルッと震わせては相手の身体にギュッとしがみついていて
う、うむ、力を使える霊界ではそうでもないのじゃがな…(バツが悪そうな表情を浮かべては高いところが苦手であることを素直に認めてしまうのが恥ずかしいのか顔を赤らめていて「あぁ…、どんどん私のイメージが崩れていくのじゃ…」なんて今更ながら言っては頭を抱えていて
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