nl 復讐は甘美である。

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主  2013-07-05 11:12:21 
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__ 復讐。

俺の両親は自殺した。

自殺の理由は父のリストラと多額の借金
俺は幼い頃からずっと1人だった。

そして今日、22を迎えたこの日
俺は復讐する事を決意した。

お前が俺から奪った物を奪ってやるよ。


( 設定 )

俺/22/研究者
幼い頃両親が自殺
理由はリストラと借金。
父のリストラの原因はあまりにも理不尽だった。
復讐内容は簡単、あの男の大切な1人娘を拉致する事。

( 募集 )

貴女/17/高校生
親に大事に育てられてきた
お金持ちのお嬢様
ある日、拉致される


( ルール )

長期間来れる方
ロル中〜
、。…!? 以外の記号禁止( 本体会話なら○ )
本体会話()内で
置きレス可


1人だけお相手を募集させて頂きます!
もし、もし! 数人希望して下さった場合は主が決めさせて頂きます←
主の用事により、少し時間を頂く可能性も御座いますが悪しからず

>1 >2 レス禁!

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  • No.58 by 逢坂 螢  2013-07-21 10:55:05 

ーー…女の子に下着の話させて、自分の服着させて…抱っこもした、よね…?
(大層な動揺ぶりから恐らく相手も薄々そのように見られても可笑しくないという自覚はあったのだろう、そうして相手に一矢報いることが出来たことで少しは気が晴れたのか拗ねていた表情も何時ものような無表情に戻り。部屋につきベッドに乗せられた後の相手の指示に無言のまま従いぺたりと座り込んだ俗にいう女の子座りで相手に背を向けると、目隠しをとってもらえるのを待ち。しかしいつまで経っても外されないそれが相手の小さな反撃だと認識すると、階段の最中にされた質問に対する答えをつらつらと並べ始めて。実際そこまで相手をロリコン犯罪者のように見ていたわけではないが、自分はそうでも他人から見れば正直その手の犯罪者に当てはまる行動だろう。そういった一部始終を抜粋すると「…今だって、目隠ししたお風呂上がり女の子をベッドに座らせてるでしょ。…ネクタイで目隠しとか、シンお兄さんてちょっと変態臭いよね。」などと続け。中々の饒舌で語り終えるとさすがに喋りすぎたか、と後になって心配になってきたのかずろんと長いTシャツの裾をぎゅっと握りしめながら静かに相手の出方をみて。)

  • No.59 by 高野 晋  2013-07-21 11:18:16 


__ 御前 っ
(下着の話は己も少しまずいとは思った、しかしそれは己なりの優しさのつもりだったのだが彼女にとっては全て裏目に出ていたらしい。まさかこんなにも反論されるとは彼女の性格から考えて想定外だった。抱き上げたのは彼女が目隠しされたまま歩くのは辛いと考えた結果の行動、ベッドに座らせたのはクッションも何もないフローリングに突然下ろされるのは痛いのではないかと考えた結果の行動、ネクタイの件に至ってはただ視界を奪う物がコレしか無かったと言う訳なのだが、己は少し彼女に対して気を使いすぎたのかもしれない。有り難迷惑って奴か。小さく自嘲するように笑えば仕方ないとドライヤーを切り 「 よく分かった、今から俺は御前に指1本触れない事にしよう。 」 前記を言い終わると同時に部屋を出た。とりあえずネクタイが不満ならアイマスクでも探そうかと。悪いが、部屋を移動する際は必ず視界を奪わなければならない、これは変態呼ばわりされても譲れない。__アイマスクなら確かあったような無かったような、と言う曖昧な記憶を辿り研究室とは別にある殺風景な己の部屋に足を進めた)

  • No.60 by 逢坂 螢  2013-07-21 11:41:41 

ッ、あ…。
(先程までの言い合いとは違い冷たい印象の強い言葉を耳にすれば直感的に相手を怒らせてしまったと察し。当然であろう、誘拐しただけのむしろ憎いくらいの少女に気を遣ってやったのにこれだけ変態扱いされれば誰しも怒りを覚えるもの。自分から離れ部屋を後にした相手を咄嗟に呼び止めようと手をさ迷わせるものの目隠しのままでは相手はおろかこの部屋の扉が何処にあるかすら分からず。こんな風に相手を怒らせたかった訳ではなく、ただ誘拐犯だとしても今までいなかった自分に媚を売ることも妬み事を囁くこともしない相手の存在が何だか嬉しくて初めてといっていいほど気遣いなくずけずけと物をいってしまった。それが招いたこの状況に薬で眠らされ拐われようが手錠で拘束されていようが今まで何ともなかったというのに、急につんと鼻の奥が痛む感覚を覚えると一人きりになった部屋で奥歯をきつく噛み締めながら首をもたげ項垂れて。)

  • No.61 by 高野 晋  2013-07-21 11:59:22 


__... ねぇな。
(やはりそう上手くは行かないらしい、アイマスク所か目隠し出来そうな物は見当たらなかった。仕方ないと近くにあった面を手に取る。この面の目を何かで塞げば目隠し代わりになるだろう、否、目隠し所か顔全体を隠す事になるのだが。しかし不細工な面だ、友人からのお土産とは言えよく捨てなかったな俺。なんて呑気にそんな事を思い乍部屋を出た。部屋に戻る前にリビングに寄れば冷蔵庫の中にあるプリンを取りだし来た道を戻る、ロリコンに対しては謝罪を述べなかった為意味を込めたプリンだ、謝罪してしまったらロリコンを認めた事になるからな。右手にプリンとスプーン、左手に不細工な面、なんて滑稽な姿をしているのだろうかと思うもそこでふと気が付いた。__ 目隠し取ってくんの忘れた。 勝手に取ってくれてていいものの彼女の事だ、勝手に取ったりしていないだろう。早足で部屋へと戻り扉を開けては謝罪を口にした 「 悪い、目隠し取んの忘__ 螢? どうした 」 部屋へ入った瞬間目に入ったのが項垂れる彼女。何かあったのかと問い掛け髪に触れようとするも約束を思い出し目隠しだけ外して相手を見た)

  • No.62 by 逢坂 螢  2013-07-21 12:22:56 

、ぁ…ごめん、なさい…お、こらせる…つもり、じゃ…なくて…。
(泣くな泣くなと自分に言い聞かせながら何とかこの感情が決壊してしまうのを押し止めようと堪えていれば廊下からこちらに近付いてくる足音。扉を開けたと同時に飛び出した相手の謝罪の一言に、謝るべきなのは相手ではなく自分だというのに此処まで気を遣わせてしまった自分の頼りなさに余計に悲しくなってきて。目隠しを外すにしても以前よりやはり何処か避けているような、必要最低限の接触のみにてそれを行う相手に自分の先程犯した過ちが彼をこうさせているのだと自覚し。相手にこれ以上迷惑を掛けてしまわぬように、そう思い涙を堪えるものの堪えるあまり謝罪を口にしたか細い声は震えとたどたどしさで酷く聞きづらく。きっと相手はまだ怒っている、そんな思いからとてもじゃないが顔など上げられそうもなく俯いたままふるふると小さく肩を震わせれば「…悪口、いっぱい言って…怒らせ、て…ご、めん…なさい…。」と叱られた子供のように繰り返し謝罪を口にして。)

  • No.63 by 高野 晋  2013-07-21 13:05:38 


__.. 。
(ネクタイを取るも彼女は俯いたまま顔を上げず小刻みに震えている。それから子供のように謝罪を述べる彼女に驚いたよう目を見開いた。「 ...おい、落ち着け、俺は怒ってない 」 己は確かに怒っていない、寧ろ己の不甲斐なさに失望したくらいだ。未だ謝罪を繰り返し震える彼女、早速だが約束を破ろう。子供をあやすよう、割れ物を扱うように彼女を抱き締めてはポンポンと軽く背中を叩いた 「 ただ、嫌な事は嫌だと言ってくれ。俺に触られるのが苦痛なら触れない、話し掛けて欲しく無いなら必要以上話し掛けない 」 部屋の移動の際目隠しを取るのは嫌だと言われても無理だが。前記を優しく言った後彼女を抱き締める際机に置いたプリンに目をやった。 「 プリンは好きか? 」 女は甘い物が好きらしい、友人曰くなので信用はしていないが、多分嫌いでは無いだろ、と。)

  • No.64 by 逢坂 螢  2013-07-21 13:37:39 

…嫌じゃない、よ…。さっきは、阿呆って言われたの、嫌で…いっぱい、色々言ったけど…。…シンお兄さんとは、もっとお話ししたい、し…触ってくれないのは、なんか寂しい…から…。
(怒っていない、そう伝えるために口を開いた相手のその声にすら勝手に体がびくついてしまい。そんな自分にますます嫌悪を募らせていたその時、いつぶりかもう思い出せないほど久し振りな誰かに抱き締めてもらう感触についに我慢出来なくなったようにぽたぽたと涙をこぼし始めて。自分を甘やかしはしたものの抱き締めることは数える程度にしか両親はしてくれなかった、そんな抱擁を優しくあやすように自分に施してくれる相手に子供らしい甘えが出たのかしがみつかんばかりにぎゅう、と抱き着くとぐずぐずと鼻を鳴らしながら相手の言葉に首を振り。素直に何も嫌なことなどなかったこと、むしろそれがなくなった時の方がずっと嫌だったこと。それらを頬を伝い落ちる涙を時折飲み込みながらそっと語ると遠慮やら何やら難しいことは考えずただ今は誰かに甘えたい一心で相手の胸に頬を寄せて。それから相手が目をやった方に置かれていたプリンを一瞥するとぐすりと鼻を啜りながら「…すき、プリン…。」と一言だけ呟いて。)

  • No.65 by 高野 晋  2013-07-21 14:14:04 


... そうか。
(涙を零し線が切れたように口を開く彼女の頭を撫で乍上記を呟く。今まで泣くような場面は幾らでもあった筈なのに彼女は涙1つ零さなかった。今初めて涙を零した彼女に少し安心したと同時、そんなに阿呆が嫌だったのかと反省。あれは所謂照れ隠しの一種なのだが、それはややこしくなるので言わないで置いた。たまに彼女といると己のやるべき事を見失いそうになる、今だって現にそう。彼女が泣こうが喚こうが、どうだっていい、復讐の為には多少の犠牲はやむを得ないと思っていた筈だ。なのにどうした、俺は今彼女の涙に翻弄されている。ゆっくり髪を撫で乍大きな瞳から零れる涙を指で掬う 「 ほら、泣くな。触らないと言う宣言は取消すし阿呆と言った事も取消す。 」 前記を述べた後小さく微笑み相手を見た。その際思わず泣顔が可愛い等感情を抱いてしまう。俺はロリコンでは無いが、これはこの状況下では誰だって思うものじゃないかと勝手な結論。 「 なら食え、阿呆と言って悪かった。 」 本当はロリコン紛いの事をしたと言う謝罪プリンだったのだが、彼女の話を聞くなり己のした行動が嫌で無かったと発覚した時点でそれは己の中で取り消された。しかし同時に別の謝罪すべき事が発覚し、このプリンはどの道謝罪プリンとなる)

  • No.66 by 逢坂 螢  2013-07-21 14:33:08 

ッ、ん…よかった…。
(頭を撫でてくれる優しくその温もりさえ伝わるような相手の手にほう、と安心したようにため息をつくと涙を拭ってくれる相手がやり易いようにときゅ、と目を閉じて。安心したことが原因かあれほど我慢が出来なかった涙が嘘のように止まり代わりに胸の中を占める温かな気持ちに何だか嬉しくなっていて。取り消すと話す相手の言葉に頬を伝った涙の跡を拭うように手の甲で頬を撫でるとふわりと薄く笑みを浮かべながら小さな声で呟いて。「…食べる。わざわざ、ありがと…。」との言葉を交わしたのちそっと相手から離れてそのプリンを手に取ると、そのプリンに相手の思いやりが込められているように感じ少しの間だけそれを至極大切そうに胸に抱いて。ベッドの上で食べ物を食べるのはさすがに悪い気がしてテーブルの傍の床にぺたりと座り込むとぺりぺりとその蓋を剥がし、露になったプリンにそっとスプーンを突き立て掬うと小さく口を開けてそれを含み。口いっぱいに広がる甘い味に年頃の少女らしくふにゃりと頬を弛めるとそのままちまちまとプリンを口に運び。)

  • No.67 by 高野 晋  2013-07-23 21:15:19 


__.. そんな高いもんじゃ無い。
( 1コインで買ったプリンを大切そうに胸に抱く彼女。思わず頬を緩めて笑ってしまう、そして上記を述べたが彼女がプリンを胸に抱いた意味は大凡予想がついた。プリンを小さく小さく口に運び年相応の表情を出す姿を見て、久し振りに心が暖かくなった。こんな気分は両親を失ってから一度も無い。しかしふと思う事があった、己の最終目的は彼女の父親をこの手で殺める事。俺は両親を自殺まで追い込めた相手を憎くしみ、そして両親が居ないと言う孤独感を胸に今まで生きてきた。それを苦しかったとはいえ俺の都合で同じ思いをさせてもいいのだろうか。目の前にいる何の罪も無い少女に沸々と罪悪感が生まれた。__ でも計画を止める事は出来ない。 「 ___ 悪いな。 」 プリンを食べる彼女に手を伸ばしその柔らかな頬に触れるか触れないかの距離でポツリと述べた言葉は余りにも小さすぎた。 )

  • No.68 by 逢坂 螢  2013-07-23 21:35:31 

…シンお兄さん…?
(相手から貰った大切なプリン、たとえ安いものでも相手の気持ちの籠ったそれは自分にとってどれだけ高いものよりも美味しく感じられて。そんな調子で大事に少しずつそれを食べていればふと顔の辺りに影ができ、それが相手の手だと分かりちょっかいでも出しに差し出したのかと思って楽しげに笑みを浮かべながらそちらを見て。しかしそんな相手の様子はちょっかいを出しに、などといった様子は全く窺えない様子で。相手がその後何かを呟いたような気はしたのだが運悪くその声は自身までは届かず、突然何だか重苦しくなったこの雰囲気に段々不安な気持ちが煽られてきたのかそっと相手を呼びながら少しだけ眉を下げ。持っていたプリンを一度テーブルに置いてから頬の辺りに翳された相手の手に自分の手を重ね、甘えたような仕草でその手に軽く頬を擦り寄せると「…ね、どうかしたの…?」と、どこか不安げな声色で尋ねて。)

  • No.69 by 高野 晋  2013-07-23 23:10:44 


__.. 子供だな。
( 幸い己の発した謝罪は彼女の耳に届いて居なかったようだ。手の平に触らなかった筈の柔らかい感触を感じては親指で彼女の口端についた本の小さなプリンを拭った。その行為は先程述べた言葉と己の驚きを隠す為の物。そして上記を誤魔化すように言えば小さく笑う。 「 食ったら乾かし損ねた髪、乾かすか 」 プリンを拭った指を軽く舐め何も無かったかのようドライヤーを見た。彼女は面倒だと言ったがやはり乾かす方がいいだろう、と。そしてドライヤーから視線を彼女に戻した、正直拉致した最初の方と今とでは彼女に対する思いが違ってきている。最初は不憫だとは思った可哀想だとも思ったが、ただ見下し哀れむだけ。しかし今は違う、触ってもいいと、もっと話したいと子供のように涙を流し己を求めてくれた彼女に別の感情が生まれてしまう "ずっと此処に居ればいい" なんてけして願わない事を。我ながら呆れる、彼女の父親にはこの世から去って欲しい、彼女にはこのまま此処にいて欲しい。勿論こんな我儘が通じるとは思っていない、寧ろ俺は彼女から父親を殺めた犯罪者と憎まれるべき存在だ。だけど少しだけ、彼奴に復讐をするまでの少しの間だけでいい、__ 彼女から与えられる暖かさに夢を見ても構わないだろうか )

  • No.70 by 逢坂 螢  2013-07-24 00:20:04 

ッ、…!
(口許を拭われる際反射的に拭われた側の目をぎゅっと瞑り、拭った後の相手の指に付着したごく小さなプリンの欠片を見て相手の言うように随分と子供っぽい食べ方をしてしまっていたんだなと自覚し。拭われた後の唇の端を何となく指で押さえながら相手にちらりと視線をやればまさにその時拭った後の指を相手自身が舐める場面を見てしまい。その光景にとくんと小さく心臓が脈打ったのを実感したと同時になぜかすぐ相手から視線を逸らすと、なぜ視線を逸らしてしまったのか、なぜ心臓が脈打ったのか、そしてこんなことを考えているうちに恥ずかしかった訳でもないのにじわじわと頬が熱くなってくるのか、相手のたったひとつの行動に対してのこの沢山の疑問に頭の上へと?マークを飛ばしながら緩く首を傾げていて。いくら考えても分からないそれらから回避するように相手の呼び掛けに小さく頷くと再び黙々とプリンを食べ始め。プリンひとつにそれほど時間が掛かるはずもなく程なくしてそれを完食するとごちそうさま、と軽く手を合わせれば、それから先程の行動のせいかまだ何となく相手を見れないまま「…シンお兄さんはベッドに座って?それで私が床に座って…ってした方が、調度いい感じに段差もあって乾かしやすいだろう、から…。」とちゃっかり相手に乾かしてもらう前提で話して。)

  • No.71 by 高野 晋  2013-07-24 21:16:06 


嗚呼、そうだな。
( 己が乾かす前提に話は進められていたが元々乾かす気だった為軽く頷いた。それと気のせいかも知れないが、何となく彼女と視線が合わない。否、気のせいだとは思うが何か俺はしただろうか。もしかして謝罪が聞こえていて、理由もわかってしまったとか。彼女は無駄に勘が鋭いから少しヒヤヒヤさせられる。彼女の提案に同意したは良いものの特に動かずじっと相手を見ていた、途中己の視野にドライヤーが入った為立ち上がればコンセントを差し込み彼女の提案通りベッドにギシリと座る。 「 ほら、此方来い 」 ドライヤーを片手に己の下、足の間を指差した。人の髪を乾かすのは初体験だが乾かして貰った事はある。確か昔は俺も髪を乾かすのが怠くて、しかも暑くて嫌いだった。そんな久しい思い出が脳内を巡る中彼女の髪に視線の焦点を合わす。 「 生乾き状態だな、まぁ、すぐ終わる 」 先程首が暑くて嫌だと言った彼女の為に一応すぐ終わると告げておいた。 )

  • No.72 by 逢坂 螢  2013-07-24 21:37:21 

…髪、切った方が良いのかな…。
(相手から視線を逸らすようにしてから何だかこちらを見られている気がして尚更そちらを見れず少々気まずい気持ちのまま暫し動けずにいて。しかしそれから程なくして相手が自分の提案通りベッドに腰かけたためそこでその強い視線は感じられなくなり、内心ほっとしながら相手の元に横着してぺたぺたと四つん這いで這っていくと足の間に空いたスペースに相手へ背中を向けて座り。視線を合法的に合わせずに済むこの配置に助けられたような思いになりつつばさりと背中に長い髪を流して。相手の言う通り結構な時間が経ったかと思われるのに自身の髪はその長さからか生乾きのままで、ここでふとこれから何時までかは分からずとも暫く相手の世話になる上でもしやこの髪は少々手間なのではなどという考えが浮かび。元々髪にあまり執着もなく伸ばしている訳でもないため鋏を貸して貰えると仮定した上でそれならそれで切ってしまっても、などという考えに至れば長い髪のひと束をそっと摘まみ相手からすればなんの脈絡もなく困惑しても可笑しくないような断片のみの言葉をぽろっとこぼして。)

  • No.73 by 高野 晋  2013-07-25 22:42:18 


なんだ、切りたいのか?
( 乾かし易いよう背中に流された髪に指で触れた際彼女から呟かれた言葉。切りたいのなら鋏くらいは貸そう、しかし自分で綺麗に切る事は出来るのだろうか、なんて彼女の髪に触れながら思った。それにしても彼女の髪は生乾きとはいえ綺麗だ 「 勿体無いな 」 ポツリと素直に己の感想を述べた。切りたいのなら切ればいいが己としては余り切っては欲しくない、しかしだからといって切るなと言うのも彼氏じゃあるまいしおかしいだろう。 「 切るなら髪切り専用鋏を貸してやる、否、借りてきてやるよ 」 普通の鋏で切るとこの綺麗な髪は痛む筈だと考えた結果前記。しかしやはり勿体無いない、是非踏みとどまって欲しい。己は全くと言っていい程異性の髪等かぐや姫のよう長くてもスキンヘッドであったとしてもどうでもいいのだが、彼女の場合は何故か切って欲しくない等我儘な感情が生まれてしまう。勿論そんな事は口に出さず彼女の返事を待った )

  • No.74 by 逢坂 螢  2013-07-25 23:13:49 

…シンお兄さんが、勿体ないって思うなら…やっぱりやめる。
(恐らく自身の髪を邪魔くさい程度にしか思っていないだろうと想定していた相手からの意外な一言に思わず後ろを振り返りながらぽかんと口を開けてしまい。すぐにはっとなって前に向き直ったものの動揺は中々収まらず、その言葉を掛けてくれると言うことは恐らくここまで伸ばしたのに勿体ないという意味だろう。けれどもしかして、もしかしてだけれど自分の髪を少しは綺麗だと思ってくれての言葉だったとしたら。そんな考えを抱くと自分のただの妄想混じりの推測だというのに酷く気恥ずかしくなってきてしまい、少しだけ俯き加減になりながらほんのりと染まった頬を両手で押さえて。元々髪を乾かしてくれる相手が面倒だと思うだろうからと考えての断髪案だったが、勿体ないというのならそれもおそらくないのだろう。そうなれば相手のその言葉を押しきってまで切る必要など何処にもなく、むしろそう言ってくれた相手のためにも伸ばしておきたいという思いが浮かんで。いまだ続くほのかな気恥ずかしさからぼそぼそとした聞き取り辛い声でそう呟くと自分の前髪をそれとなく指先で弄りながらどことなく誇らしげな笑みを浮かべて。)

  • No.75 by 高野 晋  2013-07-26 18:23:00 


_.. 嗚呼、切らない方がいい。
( 何か変な事を言っただろうか、突然振り向いた彼女を不思議に思うも継がれた言葉に思わず口角を上げて微笑んだ。 「 よく綺麗だと言われるだろ。___乾かすぞ、熱かったら言ってくれ 」 髪を弄り乍左記を述べた後ドライヤーのスイッチを入れた。乾かしながら思った事は彼女を泣かせてしまった発端にもなった事。ふわりと己と同じ香りがするのだが、彼女の方が幾分いい香りを漂わせている気がした。生乾きだった為然程時間は掛からない、しかしもう少し彼女の髪に触れていたくて、もっと触れたいだなんて変な感情も沸々と沸き上がってくる。駄目だ駄目だ、俺は彼女に触れたい等思ってはいけない。もう少しでこの手は人殺しの手になる。 だがそう思うと同時にこんな感情も生まれた。人殺しの手に、汚れた手になる前に彼女に触れておけばいい、なんて。 もうすぐ乾く髪を乾かしながら己を落ち着かせるよう深く息を吐いた )

  • No.76 by 逢坂 螢  2013-07-26 19:16:04 

ッぅ、え…!…熱い、すごく……シンお兄さんのばか…っ
(先程から妄想するだけでほんのりと頬を染めるほど照れ臭かった言葉を相手が、恐らく声の調子から見ても笑いながら告げてくるものだから先程の比ではないくらいにぶわわっと顔を真っ赤に染めると照れ臭さのあまりこのまま泣き出すのではと思われても致し方ない程の酷く情けない表情を浮かべて。綺麗だと言われたことは確かに今までにも何度かあった、しかし同級生に言われても社交パーティーのような場で年上の男性に言われても淡白に返せていた自分は此処にはおらず今はうぶな生娘もびっくりな程照れて言葉も出ない己が居るだけで。動揺が押さえられずぱくぱくと口を開閉させながら暫し視線をさ迷わせていたが、相手とて別に他意があって言ったわけでもなくただ大衆的な目線から率直な感想を述べただけ、そう自分に言い聞かせることで僅かにながら落ち着きを取り戻し。しかしそれでもたかだか高校生の少女が感情を隠し通すことなど到底不可能で、せめてこのみっともなく赤くなった顔だけでも隠さなければと両手で顔を覆えば耳まで赤くなってしまったことになど気付かぬまま相手の言葉に対してある意味別の意味で、顔が熱いとの意味でぼそぼそと言葉を返し。)

  • No.77 by 高野 晋  2013-07-26 20:23:09 


__ 悪い !
( 髪をワシャワシャと乾かしドライヤーの風音が煩い中微かに聞こえた彼女の声に慌ててドライヤーを切れば上記。 「 顔にかかったか 」 余り熱い風で乾かしていた訳では無いが少女にとっては熱い物だったのかも知れない。ベッドから立ち上がり彼女の前に胡座をかいてはほんのり赤い頬に触れ 「 赤いな、悪かった。冷やした方が___ッ... 。 」 冷やせば良いだろうか、氷枕しか無いが、なんて考えるも途中手に感じる柔らかな感触と交わる視線にハッとして固まった。綺麗な瞳に己の姿が移る。 「 __悪い。冷した方がいいなら言ってくれ。 」 パッと手を離し今度は違う意味を含めもう一度謝罪を述べては視線を剃らした。危ない、思わず見とれてしまった。此れで手でも出したものなら己は唯の変態な犯罪者だ。彼女は己に触れて欲しいと言ったがそういう意味ではない、理性を保て、相手は女子高生だ。 )

  • No.78 by 逢坂 螢  2013-07-26 21:17:49 

ッ、…や、その…別に大丈夫、だから…。
(己の意図した意味とは別の意味で"熱い"との言葉を受け取ったのだろう、心配した様子で自身の頬に触れる相手に気恥ずかしさから生じた妙な緊張感によってか思わずびくりと小さく震えてしまい。こんなことのせいで相手に心配を掛けてしまった、先程まで照れながらもどこか高揚していた気持ちも瞬間落ち着き少しだけ申し訳なさそうに眉を下げながら呟くと視線を落とし。しかし急に頬から離れていった手に少々驚き顔を上げると何故かこちらから視線を外した相手が目に入り。自分も大概だが相手も中々考えていることが分かりにくい、そんなことを考えながらその横顔をまじまじと見つめると緩く首をかしげ。「…冷やしたり、とかは良いんだけど…シンお兄さんこそ、どうかしたの?」相手の不審な様子に心配というよりも不思議がっているような、そんな面持ちで尋ねるともしかして自身との誘拐から含めたこの一件で相手も相手で疲弊しているのでは、などと推測し。労うのも可笑しなものだし、それ以外に何かないだろうか。そう考えた末膝だちになりながら徐に相手に手を伸ばすとぽす、と相手の頭に手を乗せ「…シンお兄さん、疲れた?」と小さな声で尋ねつつその頭をそっと撫でてみて。)

  • No.79 by 高野 晋  2013-07-28 17:57:34 


__ 否、
( 冷やさなくても大丈夫だと言う言葉に安心した後どうかしたのか、と問われては目を逸らしたまま一言で否定した。しかし余り不審な態度を取っていれば彼女は敏感だから何かしら気が付いて気を使い出すかもしれない。すぐに相手の方を向きなんでもない事を証明しようとすれば相手の小さな手で頭を撫でられた。なんて優しい子なんだろうか、一瞬驚いて目を丸くしたがすぐに目を閉じればいつの間にか彼女の華奢な腰に手を回し強引に抱き寄せていた。か細い身体を抱き締め顔が見られぬよう肩に顔を埋める。 「 __ 嗚呼、少し疲れた 」 彼女の言う通り復讐の事を考え過ぎて、人を恨みすぎて疲れていたのかも知れない。まだ子供な相手に触れたいだなんて、これじゃ本物のロリコンだ。でも今はそう、ロリコンと罵倒されようが構わない。もう少しだけ、もう少しだけ人の暖かみを感じていたい。「 怒らね-から、嫌なら突き飛ばせ 」 肩に顔を埋めたまま小さく息を吐くよう呟いた。そしてゆっくり目を閉じる。突き飛ばされないならこのまま寝てしまいそうだ。そういえば最近眠っていない、しかしここで眠れば手錠も何もはめてない彼女は逃げてしまうかもしれない。少し少し本の少しだけ、逃げてくれていい、なんて思ってしまった。 )

  • No.80 by 逢坂 螢  2013-07-28 19:56:01 

ッ、…ーー!
(やはり撫でたのはまずかったか、目を見開きこちらを見つめる相手にそう後悔しかけたその時。腰に回った腕に強く引き寄せられ気づく頃には相手の腕の中に収められていて、さすがにそれには驚いたのか目を見開きながら息を呑むと暫しその体勢のまま固まってしまい。しかし続いて伝えられた相手の言葉に強張った体の力を抜くと片手は相手の背中に、もう片手は相手の頭に添えて。「…別に、嫌じゃないよ。」一言だけそう伝えるとぎゅ、と相手に抱き付きながらぽんぽんとその頭を慰めるように優しく撫でて。自分でもどうしてこうしているのか分からない、相手は誘拐犯で自分は人質。親しく話はしてもある程度の距離感を保っていようと初めは思っていたはずなのにいつの間にか相手が酷く大切な存在、それこそ両親にも代わるほど重要な存在のように思えてきてしまって。今の自分の生活を支えているということでそう勘違いしても仕方ない、そう頭で認識しかけるもそれも何だか違う。どうしてこんな風に思ってしまうのかと暫くもやもや考え、しかし分からないものは仕方ないと考えることを止めると肩に埋まる相手の頭にすり、と軽く頬を寄せ。今なら逃げられる、そんなことを考えることもないまま相手の体に身を寄せると「…シンお兄さん、眠いの?」とこちらも今日一日の疲労から少し瞼が重いのを感じながら尋ねて。)

  • No.81 by 高野 晋  2013-07-28 21:44:08 


... そうか、
( 一瞬彼女の身体が強張るのを感じたがそれはすぐ優しい言葉と共に解けられた。その優しい言葉に少し内心安心したように上記をポツリ。本当に己はどうしたのだろうか、眠たく閉じようとする重い瞼を開けボーッと考えた。こんな筈じゃ無かった、彼女にこんな気持ちを抱く予定はサラサラ無かった。寧ろ憎悪の方が勝ってしまうのでは、彼女は悪くなくとも殺してしまうのでは無いかと思っていたくらいだ。しかし彼女は己の予想していた性格とは違って憎悪等少しも抱かなかった。まぁ、極めつけは彼女の涙。涙を見てから俺は狂ってしまったのかも知れない、復讐する為に誘拐した彼女。その復讐には一番必要な彼女に逃げればいいだなんて、俺はおかしい。復讐を辞める気は無いのに、多分彼女がここから逃げれば寂しくなると同時に酷く安心するだろう。悲しませずに済むと。 「 __ 螢、御前も眠そうだ 」 継がれた言葉にハッと我に返ればゆっくり顔を上げる、そして彼女の頬に手を添えて小さく微笑んだ。馴れない事が続き疲れているだろうと考えればスッと立ち上がりベッドに付けていた手錠を回収した。もう彼女に手錠をつけるつもりはない 「 何かあったら呼んでくれ、隣の部屋にいる 」 隣の部屋は物置なのだが、下にいれば彼女の声は聞こえないだろうと判断。手錠を手に持ったまま部屋を出る前に"おやすみ"と己自身驚くくらい優しい声音でそう挨拶 )

  • No.82 by 逢坂 螢  2013-07-28 22:11:29 

ーー…待って。
(相手は警戒すべき人物で、いずれ自分の実の父親を殺そうとしている人物で、自分を此処に閉じ込めた誘拐犯。それは勿論忘れていない、しかしそれを踏まえているにも関わらず友人にも両親にも見せられないような醜態を受け入れてくれる相手の存在が酷く大切に思えるようになってきてしまい。ゆっくりと顔を上げた相手の笑みを見るとそんな感情が強まってしまい、そんな思いから目を逸らすように少しだけ視線を下げると相手の言葉に小さく頷き。しかし此処でひとつ気付いたことが、今までの推測を全て統合すると相手は現在一人暮らし。一人暮らしの男性がたとえ誘拐を考えていたとしても、というか考えていたらそれこそ布団など余分に用意していないのでは、そんな推測が浮上し。男性ならソファで就寝を済ませることもあるとは聞いたことがある、しかしそんな状況を相手に強いるのは申し訳ない。そこまで考えがいけば早急に確認をと思い部屋を出ようとした相手を呼び止めると「…シンお兄さん、ちゃんと布団ある?私、クッションひとつあればいい、よ?」と控え目に声を掛けるとぺたぺたと相手の方に歩み寄っていき。)

  • No.83 by 高野 晋  2013-07-31 19:50:05 


( 扉を閉めようかとした所、慌てたような彼女の声に呼び止められ閉めそうになった扉を開けては何事かと彼女の言葉を待った。そして控え目に己を心配する言葉を口にすれば小さな彼女が寄ってくる。なんだか初めてみた時より小さく見えたのは気のせいだろうか、否、己の服を着ているからか、なんて無駄な思考は置いておき軽く頷いた。 「 あるから心配しなくていい 」 本当の事を言うと無い。しかし彼女の事だから俺が床等で寝るかも知れないと心配してくれているのだろう。だが隣の部屋にはソファーがある。ソファーで寝るくらい己にとって何のダメージにもならない、日頃は雑魚寝が多いくらいだ。心配を掛けないようそんな嘘を付けばポンポンと頭を撫でた。クッション1つでいいなんて此方が御断りだ、己はのうのうとベッドを占領し彼女はクッション1つで眠る、考えただけで鬼畜過ぎる。俺がそんな事をする男に見えるのだろうか、確かに彼女はあの男の娘で憎むべき相手の一人なのかも知れない、クッションで寝かせればいいのかも知れない。しかしやはり己は手緩いらしい、そんな事は絶対出来ない訳だ )

  • No.84 by 逢坂 螢  2013-07-31 20:43:39 

ーー…そっか…分かった。じゃあ、おやすみなさい…。
("嘘だ"と直感的に相手の言葉がそれだと判断した。こちらを安心させるように頭を撫でる手、確証はないものの何だか嘘をつくときのように僅かに揺れた瞳、後は所謂女の第六感的なものからそう考えたがそうまでこちらに気を遣ってくれている相手の思いを無視してまで布団を使うようになど言えず。少しだけもやもやとした気持ちを抱えながらも小さく頷き挨拶を交わすと、最後にというように徐にぺたりと相手の胸に手を添え。「…布団、足りなくて寒くなったりしたら言ってね。」相手が布団がある、というその主張を変えてしまわない程度に気を遣い言葉を選ぶときっと良くてソファ寝であろう相手に布団が欲しくなったら遠慮なく言うように、と伝え。おやすみ、と先程伝えた言葉を実行に移すようにそっと相手から離れベットの方に戻っていくともそもそとゆっくり布団に潜り込んでいき。慣れない部屋と布団、寝るとなると今更ながら少し不安な気持ちになる。勿論そんなこと口になど出さないのだが、せめてこの気持ちを紛らわすように適度に纏めた布団の端を抱き枕よろしくぎゅっと腕に抱くとそこに顔を押し当て。)

  • No.85 by 高野 晋  2013-08-05 17:25:52 


嗚呼、おやすみ。
( 何かと己の心情に気付く彼女だが今回は上手く嘘がつけたらしい、そう安心したような顔をしては頷き挨拶を返した。すると最後に何を思ってか己の胸に手を添えポツリと呟かれる言葉 「 嗚呼、言うよ 」 気が付かれていないと安心した俺は馬鹿だ、彼女には案の定バレていてでも彼女の言葉は其を直接伝えず間接的な物だった。"参ったな、"相手が眠りにつく為ベッドへ向かう後ろ姿を見ながら心でそう思う、己はそんなにわかりやすい反応をしているのだろうか、因みにそんな事は誰にも言われた事が無い。ただ彼女が敏感なだけか。ベッドへ潜り込み布団の端を抱く彼女の姿に少し胸が痛んだ。不安なのか又は両親の元へ帰りたいのか、どちらであっても彼女のストレスにはなるだろう。そっと部屋を出ると隣の物置から縫いぐるみを引っ張り出した、余り可愛くないヒヨコの縫いぐるみだ。幼い頃ヒヨコが欲しいと言った俺に父が100円で取ってきた物、勿論俺は本物の動くヒヨコが欲しかった訳で縫いぐるみ等要らなかった。まぁ、金が無い中父が買ってきてくれたコレをなんやかんやで気に入っていたのも事実だ。両親が死んでからこのヒヨコを出す事はしなかったが彼女が寝る際少しでも何かがあれば安心も出来るんじゃないだろうかとダンボールから出した。全然触ってなかったものの余りホコリも被っておらず良かったと思えばまた彼女の部屋へと戻った。もしかしたらもう疲れて寝ているかも知れないと静かに入ってはヒヨコの縫いぐるみを側に置く。気休めにでもなればいいなと )

  • No.86 by 逢坂 螢  2013-08-05 18:12:35 

ーー…ッ、…ありがと、シンお兄さん。
(布団に入り相手から顔を逸らすように布団に顔を埋めていれば静かに閉まる扉、その音で相手が去っていったことを悟り。改めて暗くしたこの部屋に一人きりになると何か言い知れぬ不安感を抱き、ぎゅっとTシャツの胸元を握りしめながら不安感から無理矢理逃れようとするように早く眠りについてしまおうときつく目を閉じて。幼い日の両親と部屋を分けたばかりの頃のような幼さ故の不安、それに酷似したようなここ感情にただの迷惑になるだけだというのに思わず相手を呼んでしまいたい、そんな思いが浮上し。勿論そんなこと口には出せず唇を噛み締めた調度その時、再びこちらを気遣うように静かに開かれた扉に相手の訪れを察しそれと同時に感じていた不安感が少しだけ薄れたような気がして。就寝を伝えてからこちらに酷く気を遣う相手が再来したのだから何か伝え忘れたことでもあったのか、と寝返りを打ち相手の方を向くと不意に目の前に置かれた縫いぐるみに思わず目を丸くし。暫く固まってからそれを用意した意図を何となく感じるとそろりと布団の隙間から手を伸ばしてそれを掴み、引き寄せてそのふわふわとした頭に頬を擦り寄せてみて。相手の思いやりが温かく胸に残り不安感がどんどん緩和されていく、そのことに薄く笑みを浮かべながら小さな声で礼を告げると再び瞳をそっと閉じて。)

  • No.87 by 逢坂 螢  2013-08-19 10:35:13 

(/上げます、一応居るってことだけ伝えたかったので。何か理由があって長期的に顔出しが出来ない等ありましたら一声でいいのでこちらにお知らせしていただけたら有り難いです。)

  • No.88 by 逢坂 螢  2013-09-02 18:48:24 

(/もう暫くは定期的に上げさせて頂きますね。もしマンネリでこのトピックを続けるのが面倒になった、だとか心的なもので来られないんでしたら言って頂ければ私も諦めますから。どんな内容でも構いません、一言でいいのでご連絡頂けたら嬉しいです。)

  • No.89 by ファンより  2013-09-04 18:48:47 

このトピ、開始当初から見ています!
これからも素敵なお二人を見ていきたいですっ
是非上げさせてください!^^

  • No.90 by 高野晋  2013-09-05 14:42:19 


__... 螢、
( ヒヨコの縫いぐるみを傍に置くも一瞬何の反応も無かった、それはそれで寝れていると言う事もあり良かっただなんて安心した矢先布団の隙間から伸ばされる手。手は勿論己の用意した縫いぐるみを掴んで引き寄せた、やはり不安だったのだろうかと彼女の姿に胸が痛み出す。謝罪しようかと思った、謝罪なんてしても家に帰してやる事は出来ないけど謝って置かないと己が辛いと、卑怯なのは百も承知だ、自分の為に謝るなんて。そう思い乍も薄く唇を開いた瞬間聞こえたのは彼女からの御礼、小さな声ではあったが確かに聞こえた。胸が痛みに痛んで、堪えられなくなってきて掠れた声で名前を呼ぶ。彼女からの可愛い我が儘、御前じゃなくて名前で呼んで欲しいと言う願い。縫いぐるみを抱き締めて瞳を閉じた彼女の髪を一度だけ軽く撫でた 「 __...有難う 」撫でた後に付け足したのは小さな御礼、この御礼の意味は俺自身も分からなかった。けれど今彼女に伝えるべきなのは謝罪じゃなくて御礼なんじゃないかって、そんな気がしただけだ。そして早急に部屋を出た、部屋の扉を閉めて其処へ背をあわせズルズルと崩れ落ちる 「 __っ、痛ぇ。」 右手でグッと胸を掴むように服を掴んで項垂れ乍ポツリ、こんな思いをするなら帰した方がいいのかも知れない。今日何度も思った事が頭を駆け巡る、でも復讐はどうする? 俺は今まで何をしてきた? 俺は何の為に__... 彼女を返せば明らかに不利になる。それなのに関わらず己の心は帰してしまえば、なんて思ってしまっている。本当に復讐だなんて向いていなかったようだ、こんなに早くも罪悪感で潰されそうに成るだなんて己は自分で思ってた何倍も弱かった。顔を歪めて涙が出るのを食い止めると喉の奥がジンジン痛くなってくる、脳内を占めるのは復讐では無くいつの間にか彼女の柔らかな笑顔に変わっていた。)


( 非常に申し訳有りませんでした、私用が色々と重なり此方へ来る事が出来ず本当に申し訳有りませんっ、トピ上げ言葉にならない程感謝感激です! こんな奴ですが此からもお相手して頂けると幸いです。因みにこの後の展開ですが、朝にした方がいいかなと思いましたが何かお考えがあれば夜の儘続けて下さっても構いません、お任せ致します^^ )

  • No.91 by 主  2013-09-05 14:52:28 


89様

( 上げ感謝感激です! ファンだなんて恐れ多い事では有りますが、少し喜ばせて頂きます。このトピ大半螢様のお陰で成り立って居ますが主も頑張りますね(← )

  • No.92 by 逢坂 螢  2013-09-05 20:36:26 

(相手から受け取ったひよこの縫いぐるみが居たお蔭かそれからはもう途中で起きることもなく朝までぐっすりと眠ることができて。疲れが取れるまで深い眠りに身を委ね、自然に目覚めるまで眠っていたため時間感覚が掴めずぼんやりとした予想でしかないものの恐らく10時くらいまでは眠ってしまったのではないだろうか。まだ少しだけ眠たいのか少々焦点のずれたような虚ろな瞳で部屋を一度見渡すと縫いぐるみを両手に抱いたままもそもそと蒲団から起き上がり。)
ーー…シンお兄さん、なにしてる、かな…。
(上半身だけ起こして腰から下には布団を掛けたまま、そんな状態で部屋を見たが相手の姿はない。耳を澄ませてみるものの物音も特に聞き取れず、もしかしたら仕事か何かに出掛けているのかもしれないなんて考えが浮かび。正直彼の素性については何も知らないため今起きているかいないのか、家に居るのか居ないのか分からないという現状、誘拐された身としてはラッキーだと思うべきなのかもしれないが一人きりかもしれないというのは少しだけ怖い。ふわふわの縫いぐるみの頭に顎を埋めるようにして顔を押し付け、少しだけ不安の色が滲んだようなか細い声でぽつりと呟くとぎゅっとそれを抱く力を強めて。自分の立場を考えればあまり歩き回るのは相手に咎められてしまうかもしれないが、誘拐されて頼れるのは誘拐犯の彼だけという状況ではどうしてもそんな彼を探したくなってしまうのか少しだけ悩むように視線を揺らした後ベッドから立ち上がり。寝返りのお蔭で緩んだらしいウエストを締める紐をぎゅっと結び直しながらぺたぺたと扉の前まで歩いていくと戸惑う心を表すように手を伸ばすか伸ばすまいか、と微かに震える指先を空中でさ迷わせてからドアノブに手を掛けるとゆっくりノブを回してみて。)

(/またお付き合いして頂けるようで嬉しいです^^用事が重なってしまっていたんですね、お疲れさまでした!
そちら様の意見を考慮させて頂き取り敢えず朝まで飛ばさせて頂きました。この先についてはあまり考えていませんが誘拐された身としての影響、といいますか…未成年の身心的な未熟さからの不安定な部分から少しずつアクションを取っていけたらと思っています。そちらはどういった展開がいいか、なんてご希望だとかはあったりしますか?)

  • No.93 by 高野晋  2013-09-07 19:30:10 


_ ん、く……腰痛ぇ…。
( 鳥が囀ずる朝、目を覚ました瞬間の腰痛に思わず顔を歪めた。昨日彼女に縫いぐるみを渡した後、隣のこの部屋に向かいソファーで眠った訳だがソファーの堅さを少しばかり嘗めきっていたらしい。未だにジンジンする腰を擦り乍上半身を起こせば予め持って来ていたパソコンに電源を入れた。まだ早朝だ、彼女は心身共に疲れて眠っているだろう。欠伸を噛み殺し明るい画面を見詰めていると目が無駄に痛くなって来る。そしてwebを開けばある事件が大々的に記されていた、勿論己が犯人の誘拐事件である。記事を見るなり誰も彼女についての情報は知らないようだ、何年もどのルートでどう拉致するか念入りに考えたのだから当たり前とでも言っておこう。彼女の両親はかなり彼女を心配しているようで少しだけ気が晴れた、ざまぁみろと。それだけ見てパソコンはパタリと閉じ部屋を出る、隣の彼女の部屋前に立ち止まり耳を澄ますも特に物音は聞こえない。よく寝ているようで良かったと階段を降りて自室兼研究室へと足を進める、この部屋には己が研究した色々な物が置いてあり他人を中に入れた事は無いし此からも入れる積もりはない。主に薬が多く、殆どが危険な物。__ 彼女の父親を殺める麻薬に似た薬も此処にある、辛い地獄のような幻覚を見て苦しんで散っていく。考えただけでも胸が高鳴った、やはり一度寝てしまえば朝には冷静さを取り戻している。昨晩彼女を帰そうかだなんて考えた己は愚か者だ。自室に入り眼鏡を掛けては薬の調子を隅々まで見ると異常は無かったのでリビングへと向かう。朝飯を作る訳だが彼女はパン派だったりするのだろうか、因みに己は気分によるのだが最近は和食派。もしパン派であれば次の日から変えようかと冷蔵庫を開き鯖を取り出した。鯖の塩焼きとだし巻きと味噌汁と飯、これで完璧だ。小さく口許を緩めて未だ寝ているであろう彼女と己の分の朝食を作り始めた。)

( 寛大なお心に感謝感激です…! すいません、本当に有り難うございます^^ 了解致しました、私は流れに任せようかなと言った感じで特に此れと言ってまだ希望の展開は有りませんです(^^/)

  • No.94 by 逢坂 螢  2013-09-07 20:12:02 

ーーシン、お兄さん…?…い、ないの…かな…。
(ゆっくりとドアノブを捻り僅かに扉を開けて隙間を作る。その隙間から顔を覗かせるようにして今までいた部屋と浴室以外初めて相手の家の構造を目にするとどうやら二階にも他に部屋があり、昨晩彼が寝ていたのはそんな彼の言葉通り隣の部屋だったらしいと確認し。ならばと正直気を使うのも可笑しな話なのだが隣近所やらにまで声が聞こえないようにとある程度抑えた音量の声でそっと相手を呼び掛けてみるものの、返事はなく。そんな中不意に一階から微かに物音が聞こえてくる。普通は彼が下の部屋で何かをしているのだろうと考えて当然だろうが今は自分は誘拐された身であり、何より思考を僅かながらも不安に蝕まれた状態で。まさか相手の誘拐がバレて誰か第三者がこの家に入ってきたのでは、などと無用な心配に駆られてしまえば此処から動かずにいる訳にもいかず確認のために足を進めて。微かに軋む階段をなるべくそっと下りていくと両手でぎゅっと縫いぐるみを抱き締めたまま音のする部屋へと向かっていく。歩くたびに寝癖のついた髪をふわふわと揺らしながら進んで行くと部屋の前へと到着し、それから少しの間だけ戸惑うように手をさ迷わせたもののドアノブに手を掛けると不安や困惑、何より心細さから複雑な表情を浮かべたまま唇を軽く噛み締め、そっと音を立てないように扉を開けてみて。)

(/そうですか、分かりました。ではこちらも成り行きに任せる、というと聞こえが悪いですが自然な流れに逆らわないようにストーリーを進めさせて頂きますね^^
では本体は此れにて、引き続きお相手よろしくお願いいたします。)

  • No.95 by 逢坂 螢  2013-09-22 21:19:39 

(/定期上げです、取り敢えず少なくとも二週間に一回位は上げてみようかと思いまして。それでは引き続きお待ちしております。)

  • No.96 by 逢坂 螢  2013-09-29 11:39:46 

(/定期上げです。)

  • No.97 by 逢坂 螢  2013-10-06 20:11:37 

(/そろそろレスが途絶えてから丸々一月になりますね…。定期上げです。)

  • No.98 by 逢坂 螢  2013-10-13 20:50:13 

(/定期上げです。)

  • No.99 by 逢坂 螢  2013-10-16 20:18:43 

(/定期上げです)

  • No.100 by 逢坂 螢  2013-10-21 19:31:28 

(/定期上げです。)

  • No.101 by 逢坂 螢  2013-10-31 07:43:41 

(/定期上げです)

  • No.102 by 逢坂 螢  2013-11-04 21:29:04 

(/未練がましく何度も上げに来てしまいすみません。もしもまだこちらをご覧になられているのでしたら、せめて無言で居なくなられるのではなく一言お願いします。
リアルが忙しい、体調が優れない、私とのやり取りに飽きた…どんな理由だって構わないんです。ただ、その一言が頂けない限り私の方が上手く切り替えられず何時までも此処に執着してしまいそうなので。
どうかよろしくお願いいたします。)

  • No.103 by 逢坂 螢  2013-11-11 20:23:31 

(/定期上げです。)

  • No.104 by 逢坂 螢  2013-11-22 21:06:58 

(/定期上げです。)

  • No.105 by 逢坂 螢  2013-11-24 20:47:43 

(/定期上げです。)

  • No.106 by 逢坂 螢  2013-11-28 22:25:39 

(/定期上げです。)

  • No.107 by 逢坂 螢  2013-12-09 22:04:20 

(/もう、流石に戻ってなんて下さいませんよね。結構な長い時間居座り続けてしまってすいませんでした。そろそろ諦めようかと思います。こちらの設定をお借りしてまた新たな場所を立て、別の方にでもお相手をお願いできるよう別のカテゴリーで活動させていただいています。もしそれが不快でしたら一声おかけ頂けば対処したいと思います。
長い間お世話になりました。もし、もしもいつかまた顔を出せるような状況になり尚且つ私に愛想を尽かしていなかったら此方に会いに来て下さいね。元通りになってレス再開、とすんなり行くかは分かりませんが主様が元気かどうかだけでも知りたいですから。
それでは、またいつか会える日を願って。)

  • No.108 by 逢坂 螢  2014-03-19 18:24:58 

(/もうお相手していただいた頃から半年以上も経ってしまったんですね。もうこないと言ったのにすみません、何だか懐かしくなって久しぶりに上げてしまいました。
あの頃はまだ暑さの続く秋頃だったのに、もう桜が咲き始める頃になってしまいましたね。これだけの時間が経っても、やっぱり未練が残ってしまっていて。すみません、しつこくて。
もしこちらのトピックが上がったことに気づいて下さったときは、飽きたでも余裕がなくなったでも、何でもいいからいらっしゃらなくなった理由を聞かせて下さい。きっとそれを聞ければ諦められるような気がするんです。
どうかお願いします。)

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