主 2013-07-05 11:12:21 |
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__... 螢、
( ヒヨコの縫いぐるみを傍に置くも一瞬何の反応も無かった、それはそれで寝れていると言う事もあり良かっただなんて安心した矢先布団の隙間から伸ばされる手。手は勿論己の用意した縫いぐるみを掴んで引き寄せた、やはり不安だったのだろうかと彼女の姿に胸が痛み出す。謝罪しようかと思った、謝罪なんてしても家に帰してやる事は出来ないけど謝って置かないと己が辛いと、卑怯なのは百も承知だ、自分の為に謝るなんて。そう思い乍も薄く唇を開いた瞬間聞こえたのは彼女からの御礼、小さな声ではあったが確かに聞こえた。胸が痛みに痛んで、堪えられなくなってきて掠れた声で名前を呼ぶ。彼女からの可愛い我が儘、御前じゃなくて名前で呼んで欲しいと言う願い。縫いぐるみを抱き締めて瞳を閉じた彼女の髪を一度だけ軽く撫でた 「 __...有難う 」撫でた後に付け足したのは小さな御礼、この御礼の意味は俺自身も分からなかった。けれど今彼女に伝えるべきなのは謝罪じゃなくて御礼なんじゃないかって、そんな気がしただけだ。そして早急に部屋を出た、部屋の扉を閉めて其処へ背をあわせズルズルと崩れ落ちる 「 __っ、痛ぇ。」 右手でグッと胸を掴むように服を掴んで項垂れ乍ポツリ、こんな思いをするなら帰した方がいいのかも知れない。今日何度も思った事が頭を駆け巡る、でも復讐はどうする? 俺は今まで何をしてきた? 俺は何の為に__... 彼女を返せば明らかに不利になる。それなのに関わらず己の心は帰してしまえば、なんて思ってしまっている。本当に復讐だなんて向いていなかったようだ、こんなに早くも罪悪感で潰されそうに成るだなんて己は自分で思ってた何倍も弱かった。顔を歪めて涙が出るのを食い止めると喉の奥がジンジン痛くなってくる、脳内を占めるのは復讐では無くいつの間にか彼女の柔らかな笑顔に変わっていた。)
( 非常に申し訳有りませんでした、私用が色々と重なり此方へ来る事が出来ず本当に申し訳有りませんっ、トピ上げ言葉にならない程感謝感激です! こんな奴ですが此からもお相手して頂けると幸いです。因みにこの後の展開ですが、朝にした方がいいかなと思いましたが何かお考えがあれば夜の儘続けて下さっても構いません、お任せ致します^^ )
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