主 2013-07-05 11:12:21 |
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_ ん、く……腰痛ぇ…。
( 鳥が囀ずる朝、目を覚ました瞬間の腰痛に思わず顔を歪めた。昨日彼女に縫いぐるみを渡した後、隣のこの部屋に向かいソファーで眠った訳だがソファーの堅さを少しばかり嘗めきっていたらしい。未だにジンジンする腰を擦り乍上半身を起こせば予め持って来ていたパソコンに電源を入れた。まだ早朝だ、彼女は心身共に疲れて眠っているだろう。欠伸を噛み殺し明るい画面を見詰めていると目が無駄に痛くなって来る。そしてwebを開けばある事件が大々的に記されていた、勿論己が犯人の誘拐事件である。記事を見るなり誰も彼女についての情報は知らないようだ、何年もどのルートでどう拉致するか念入りに考えたのだから当たり前とでも言っておこう。彼女の両親はかなり彼女を心配しているようで少しだけ気が晴れた、ざまぁみろと。それだけ見てパソコンはパタリと閉じ部屋を出る、隣の彼女の部屋前に立ち止まり耳を澄ますも特に物音は聞こえない。よく寝ているようで良かったと階段を降りて自室兼研究室へと足を進める、この部屋には己が研究した色々な物が置いてあり他人を中に入れた事は無いし此からも入れる積もりはない。主に薬が多く、殆どが危険な物。__ 彼女の父親を殺める麻薬に似た薬も此処にある、辛い地獄のような幻覚を見て苦しんで散っていく。考えただけでも胸が高鳴った、やはり一度寝てしまえば朝には冷静さを取り戻している。昨晩彼女を帰そうかだなんて考えた己は愚か者だ。自室に入り眼鏡を掛けては薬の調子を隅々まで見ると異常は無かったのでリビングへと向かう。朝飯を作る訳だが彼女はパン派だったりするのだろうか、因みに己は気分によるのだが最近は和食派。もしパン派であれば次の日から変えようかと冷蔵庫を開き鯖を取り出した。鯖の塩焼きとだし巻きと味噌汁と飯、これで完璧だ。小さく口許を緩めて未だ寝ているであろう彼女と己の分の朝食を作り始めた。)
( 寛大なお心に感謝感激です…! すいません、本当に有り難うございます^^ 了解致しました、私は流れに任せようかなと言った感じで特に此れと言ってまだ希望の展開は有りませんです(^^/)
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