<BL> 溺 愛 (兄×弟)

まぁ…忙しい、けど。
(今までの文脈からどう繋がって受験の話になったのか理解出来ず目を瞬かせ。問い掛けられる一言のみで相手の真意を読み取れる程想像力に長けている訳でも無いが何と無く良い予感はせず、不思議そうな面持ちながら一応まともな返答はしておこうと口を開き。無論今日は余り勉強が進んでいない為少しくらいは起きているつもりだが、其れが果たして“少し”で終わるのかは怪しい所。怪訝そうに眉を潜め相手を見据えるその表情は言外に“其れがどうかしたか”と問い掛けているようでもあり)

(/全然大丈夫です!!寧ろ部屋別けなければ何でも良いでs←
ではでは背後はこの辺で失礼致しますが主様も何かあれば直ぐにお申し付けください!!引き続きお相手お願いします^^*)

…ん…、じゃあ俺も暫く起きて良っと…。
(相手が不思議そうに此方を見るも自分は軽く頷いて、やっぱりという表情をしつつも少しばかり欠伸をすれば自分の部屋兼相手の部屋である自室へと向かって。相手は絶対に反対するだろうがちょうどよく月末提出のレポートも無い訳ではないのでそれを進めようと算段し、何より自分だけ寝て相手だけ起こしておくという状態が自分に取っては苦しいらしく。自室へと向かう最中此方を見据える相手の髪をぽん、と軽く撫でてはスタスタと何事も無かったかの様に歩き出して)

(( 別室なんてそんな…けど隠して弟の写真とかが置いてあってもおかしくは←
了解しました!といっても時間的には後少しかも知れませんがそれまでよろしくお願いしますっ))

…は?ちょっ、何言ってんだよ。たまには早く寝ろ。
(相手の言葉と緩慢ながら早急な判断に於いての行動に暫し呆然とするも頭を撫でられ我に返り。慌てて相手の後を追い斜め後ろで歩調を緩めては、至極不機嫌そうな声で無駄だとは思いつつも寝室へと向かう背に告げ。折角早く寝かせる事が出来たと思ったのに、と言わんばかりの口調の裏、決して口にはしないがこんな不規則な生活を続けていて体調でも崩したらどうするんだ、と言う心配があるのは確かなようで)

だって自分が頑張っている時に人が寝てたら嫌だろ?…俺は嫌だったし。
(やがて追いついて来た相手を少し振り返ると予想通りの不機嫌気味な様子で、困った様子ながらも目を細めて少し微笑んで。自分の作業机まで戻れば決して綺麗とは言えないが見ようによっては整理されているようには見えるその机の傍のキャスター付きの椅子に腰掛ければ相手の方を向いて前述を述べつつ過去の自分の大学受験の頃を思い出して苦笑を浮かべ。勿論相手の集中力を乱さない様に音はあまり立てない様にするつもりで)

…勝手にしろ。
(相手の表情に現れる微笑を目の当たりにしても尚不服げに眉を顰めた侭で。室内に足を踏み入れるなり視界に入るは相手の机と僅かに距離を離して置いてある自身の机。机上にあるのはスタンドと小さな地球儀のみ、教科書なんかはサイドに備え付けの棚に並べ、その他細々した物は恰も全ての配置が元より決まっているかのように生真面目に整列し、個別に設けた本棚には小説が所狭しと並んでいると言う至極面白味に欠けた殺風景な物で。鞄から教科書やらを取り出し机に並べながら傍らに相手の話を聞いているも、その口振りからして此方の心配等気付いている様子は皆無。だからと言って其れを言葉にする術は生憎持ち合わせて居らず、短い溜め息の後に呟くように告げ)

あぁ、勝手にする。
(ようやく許可が下りた、とばかりにクスッと笑えば自分の机へと向き直り。相手の机とは対照的にここ最近の書類やら資料やらが軽く山になって机におかれていたりする様な机からノートパソコンを取り出せば手馴れた手つきでカタカタとキーボードを打って行き。時折書類の山とかした場所から幾つか何処に何があるか把握した様子でプリントを眺めたり鉛筆でさらさらと紙にメモしたりなど綺麗とは言えない机だがさして苦労はしていない様子。特に焦ってはいない上にあまり音を立てない様にとタイピングの速度も遅めな為のんびりと作業を進めて行き。時折相手の動向を伺うかのようにちらっと相手に目線を送って)

(( すみません、本日は先に寝落ちさせて頂きます!明日…というか今日の夜また返事させて頂きますね笑。
お母さんな柚樹君が…柚樹君はお母さん似と見たっ←
また明日も宜しくお願いしますねー*+お休みなさいませ…zzZ

(笑む相手を苦々しく眉を寄せ眺めては視線を正面の壁へと向け再度溜め息を吐き。幸いな事に相手の作業ペースは然程速い物では無く、殆ど雑音の無い状態で。と言うより隣に相手の存在を感じられる事により何処と無く安心感を覚えている、と言う心境は気付かない振りをし。初めは順調に問題を解いて行くものの、当然の如く後半にもなれば難問続き、しかも自身の苦手とする数学をやっているのだから完全に行き詰まり。然し此処で諦めて解説を見る、との柔軟な発想は受け入れられず根気良く考え込んでいるも次いで襲って来るのは睡魔と言う強敵。時間帯もそれなりに遅い故か、頬杖を突いては時折長時間目を閉じ、暫くして再度目を開けると言うのを繰り返しており)

(/了解です!!いえいえ、何時も此方から落ちている上に丁度眠くなっている所でしたので問題ありません^^*はい、お待ちしておりますねっ。
自分でも思います。そして和樹君はお父さん似ですよね!?←
お休みなさいませっ*)

…柚樹、寝るんなら寝た方がいいぞ?
(時折途切れる相手の作業音に思わず隣に目線をやれば本当に机に頬杖をついてウトウトとしている相手に困った様に眉を下げて苦笑して。自分の机からおもむろに静かに立ち上がると相手の傍までゆったりとした歩調で歩いて行き、ポンポンと宥める様に相手の頭を撫でて。頑固な相手故根気よく問題に取り組んでいるのも分かっては居るのだが寝かかってる状態で勉強をしても何も身に付かないというのもまた事実。何よりそういうときは早く寝た方がいいと思っている為相手に掛ける声も少し穏やかな物があり)

(( すみません、外出して作業していたら返しが遅れてしまいました…。
恐らく…なんて夫婦笑))

…寝ない…。
(意識が朦朧としていた所為か相手が此方へ来ているとも知らず、不意に頭を撫でられハッとして我に返ると一度相手を見上げ浅く溜め息を吐き。手元にある問題集に視線を落としては苦々しく眉を寄せ、未だ一問も解いていない状況で寝る訳には行かず両手で自身の頬を摘まむと引っ張りつつゆるゆると首を左右に振り)

(/此方こそ何故か昨日は早く寝てしまい返せず申し訳御座いません;;
微笑ましいですね←)

…はぁ、寝ないでやっても集中出来ないだろ?
(自らの頬を引っ張ってでも起きようとする相手に此方も浅く溜息をつけば相手の髪を其の侭ポンポンと撫でて。今無理をしてやるより早く寝て朝やるほうが効率がいい、と実体験で分かっているからなのか今無理をしてやるべきではないと考えているようで、無理してでも起きようとする相手を少し心配しているような微妙な表情を浮かべて)

(( …明日は、明日はもう忙しくないので早めに返せます!!←
夫婦愛ですねわかります← ))

…そうだけど…。
(この程度の眠気ならば何とかなると思っていたのだが、案外そう言う訳にも行かず。頭を撫でられ目を伏せるだけでも眠ってしまいそうになり、“確かに集中出来ていなければ頭に入る物も入らなくなってしまうかもしれない”と珍しく相手の意見に耳を傾ける気になったようで。それでも矢張り勉強の進度が気掛かりなのには変わりないようで、躊躇うように言葉を切り)

(/大丈夫ですよ、楽しみにお待ちしておりますが無理はなさらないでください;;
愛なんて言葉では足りないくらいです←)

はいはい…、一つの事に一生懸命になるのは柚樹のいい所だが、もう少し視野を広く持った方がいいんじゃないか?
(視線の先には相手の先程やっていた勉強道具、そこから相手が未だに眠そうなのに勉強速度を理由に寝るのを我慢しているのではと推測すれば相手を子供扱いはしていないものの子供に言い聞かせる様に相手と目線を合わせて目を細めて穏やかに頬を緩ませればやはり顔だけ見てももうそろそろ限界にも近い様子で。良い子良い子、とでも言う様に頭を撫でつつ相手にゆっくりと告げて)

(( 無理はしないつもりですがあまり待たせない様にもしたい…!!
なるほど兄弟な分夫婦より絆が深いんですねわかります←))

…じゃあ寝る…。
(暫し相手をぼんやりと眺めては時折目をゆっくりと瞬かせて居り。然し最終的には眠気に勝つ事は侭ならず、徐に上体を倒しては相手の肩口に頭を乗せ。ぽつりと呟いた後に目を閉じる様子は、恰もこの侭寝てしまおうかとさえ考えているように見えるも、事実その後動こうとはせず)

(/大丈夫です。いつまでも待っておりますから…！
おぉ、よく分かっていらっしゃる。彼らにすれば高々夫婦の絆等小さな物ですがね←)

っと…よしよし。少しだけたてるか?
(唐突に此方に体を預けて来た相手に少し驚いた表情を浮かべるが、意識もあまり明確な状態ではない様子の相手に困った様に笑っては相手の後頭部を優しく撫でて。この状態では幾らなんでも相手が落ち着いて寝れる状態ではないという事が分かっているらしく相手の背中を軽く撫でれば相手が立てば肩で担いでベットまで連れて行こうという算段なようで)

(( うぅ…不甲斐ない主ですみませぬ;;
もう言わなくてもお互いが大好きなんですからある意味もう結婚← ))

ん…。
(眠気から朦朧とした意識の中、相手の言葉を理解する前に小さく頷くと何処か気怠げな緩慢な所作にて立ち上がり。徐に口元に手を宛がうと小さく欠伸を溢し、目尻に僅かに溜まる涙を片手で軽く拭っては薄く目を開くも俯き気味な上に視線を落としている為伏し目がちで、何をするでも無くその場に佇んで居り)

(/そんな、人それぞれ事情はありますしこうしてお相手して頂けるだけで十分ですよ^^*
確かに…そろそろ考えなければ←)

そんなに眠くなる前に早めに寝ればいいのに。
(只何かをする訳でもなくその場に立ち竦む相手の表情はとても眠そうで。思わず苦笑して呟くも心中は何処か幼い状態の相手が可愛くて仕方のない様子で。肩を担いで相手のベットまで連れて行けばベットの縁に腰掛けさせて自分も隣に座り。漸く相手にとって寝れる場所に来れたので此の侭寝付かせようとリズム良く相手の背中をポンポンと軽く叩いて)

(( 此方もお相手していただけてるのでとても有り難いです...!
そうですよね、和樹は溺愛状態ですから← ))

…予習、とか…。
(一瞬驚いたように目を見開くも、何か行動を起こす気力も無くされるが侭で。気付けば柔らかな感触のする場所に座らされており、直ぐ隣には相手が居る状況で。先程何かを言われたような気がし、無意識に近い状態で“予習とかしなきゃなんないし”等と言葉を返そうとしたが、相手の肩に頭を乗せるなり強烈に襲い掛かる眠気によって直ぐに途切れてしまい)

(/いえいえ。自分ばかり楽しませて頂いてるのではないか、と時々心配になる事があります故、其れが聞けて安心致しました!!
柚樹だって実は溺愛しておりますよ←)

後ろに倒れ込めばちゃんとベットだぞー…?
(此方に凭れ掛かって頭を乗せる相手に困った様子ながらも目を細めて穏やかに微笑んで。すぐ後ろが既にベットなのに眠気で此方に寄りかかっている相手のなんと可愛い事か、と微笑ましそうで。凭れ掛かってる相手の頭をよしよしと撫でるがこのままでは座ったまま寝てしまいそうな相手に緩く忠告して)

(( それ私も考えました笑、楽しんで頂けてる様でなによりです!
わーい、柚樹君可愛い可愛い…!!))