僕達はバディ（〆）

だッ！（頭を抱えて、しばらくして溜め息をつき）
あー…、わかった。わかったよ、ここにいる。でも夜になったらお前はちゃんとこのベッドで寝ろよ！ソファーだめ！昨日ろくに眠れなかっただろ？
そんで俺は別の部屋に居させてくれ。朝になるまで絶対のぞいちゃいけません！（最終日が最も理性を保つのが難しいと能力者から聞いていて）

でもベッドとソファーの他は寝具無いですよ。床で寝るつもりですか？それに浴室もトイレも１つですから一緒に居る事を考えると何処かで鉢合わせの可能性はかなり高いですね。(顎に手をあて考えのポーズ)

ふふふ、バーナビー君これを見たまえ！！（ズラッと何種類もの眠気覚まし系ドリンク剤をテーブル並べ／どこから出した）世の中にはこんな便利なもんがあるのだよ！ついさっき思い出した！これさえあれば俺は今夜寝ない！シャワーは…時間ずらして入る！トイレだけは…仕方ねぇ、なるべく我慢する！いける！（ガッツポーズ）

確かに寝ないでしょうね。でも寝不足には確実になります。もしその状態のままで任務が入ったらどうしますか？救える物が救えなくなりますし勝てる物も勝てなくなりますよ。ドリンク剤の効果で無理矢理に身体に負荷をかけてるだけなんですから。(ため息をつきドリンク剤を全て没収)

ああああー！俺の秘密兵器！…まぁ…でもそうだな、バニーの言う通りだ。寝不足になるわけにはいかねぇなぁ。ははっ、どうするかな（平静を装っているものの外はもう暗くなり、確実に夜が近づいており、不安にグッと両手を握り締め）

何が秘密兵器ですか。全く虎徹さんは…。僕達はバディですよ。どうして僕を遠ざけるんです？こういう時こそ僕を頼らないんですか？(呆れながらも怒りの感情がわいてきて)

いや、だって…（唇を尖らせ）は、恥ずかしいだろ！！昨日見てわかっただろ、俺へんになっちゃうの！気持ちわりぃだろが！（チラっと時計を見て）俺やっぱ帰るっ…

少しでも虎徹さんが頼ってくれればと思ったんですが甘かったですね。(相手の腕を掴み特殊な手錠を付け反対側を部屋の柱に固定し)

なっ…！なんだよこれっ（力任せに外そうとしても手首が痛むだけで全く外れず）バニー、なにこれ？どういう遊び？（冗談かと笑って）

これは遊びじゃありませんよ。僕が心配しているのにわざと僕を遠ざける事を選んだ虎徹さんへのお仕置きです。素直に僕を頼ってくれればこんな手錠なんて使わなくても良かったんですけどね。(冷たい視線を相手に送り)

ちっ、違う！なんか勘違いしてるってバニー！お前が嫌だから遠ざけようとしてるわけじゃねえよ、単に見せたくないだけだって！なあ、これ外してくれよっ…（ガチャガチャと手錠が音を立て）

駄目ですよ、虎徹さん。お仕置きだと言ったでしょう。どんな理由があっても僕を遠ざけた事実は変わらない。少しだけでも反省して下さい。(軽くため息をつき)

くそっ…なんで外れねえんだ…！（こんな状況でもNEXTの影響か次第に眠気が襲ってくることに焦りを感じ）バニー、分かった、反省するからお前そろそろシャワー浴びてきたら？なあもうこんな、じかん…っ（内部からじわじわ広がってくる、相手を求める感覚に必死に抗いながら）

その手錠は特殊な素材で出来てますから簡単には外せません。鍵は指紋認証式ですし。(クスクス笑い)

お前なんでそういう…！（ギリ、と歯を食いしばり）なあ、バニーはやくどこか、…行ってくれよ頼む…っ！（力が抜けガクッと膝をつき苦しそうに）

ほら、好きなだけ甘えん坊の虎徹さんになって下さい。(ニコリと笑い)

…くそっ…（眠気に抗い、吹き飛ばすよう何度も頭を横に振っていたが次第に大人しくなり）

…んん……（再び顔を上げると頬がほんのり赤く目もトロンとして明らかに先程までと表情が変わっていて）…バニ…、ばにぃ…（繋がれていない方の手を必死に相手に伸ばし）

どうしました？虎徹さん(相手の手がギリギリ届かない場所に立ち)

…っ！…とどかない…（ガシャッと何度も手錠が音を立て）…っ、ばにぃ、ばにっ…！（触れて欲しくて狂いそうになり）…た…（はらはらと涙を流し）たすけて…っ

そんなに僕が必要なのに遠ざけるなんて酷いですよね。でも少しは反省してるみたいですし…(相手の髪を撫で)