シェアハウス

ガチャッ……(扉をゆっくり開け)

ただいま～……遅くなっちゃった……(しくしくと泣きながら帰宅し、手には何ももっていない)

玲美
玲美ちゃん！ちょっと助けてっ(転んだ体勢のまま声を絞りだし)

え、ど、どうし………！？(その体勢のまま声を掛けてきた小雪を見て言葉がでないほどに驚き)
大丈夫っ！？(もはや自分のことなどどうでもよくなり、小雪の元にかけより

ドジしちゃって転んじゃった(立てずに転んだまま頬に傷を作っており)って！玲美ちゃん泣いてるけどどうしたの？？(悲しそうに)

えぇ！？そろそろ怪我しすぎですよ小雪さんっ！！！(小雪の頬の傷と足のギブスをみて慌ただしく言い)……あ、うん、め、めあてのお菓子買えなかっただけだよ(一見変わって今度は悲しそうな笑みでそう言い)

次からは気を付ける(そっと立ち上がり)
え？あのお菓子ならコンビニで見かけて玲美が好きそうなやつだったから買っておいたから大丈夫だよ(机の上のコンビニ袋を指差し)

無理しちゃだめだよ…(静かにそう言い)て、えっ……？(小雪が指差す方を見ると目当てのお菓子が置いてあるのを見つけ)
………バナナチョコフレークぅぅ！よか、よかったぁやっと食べれるぅぅ！(テンションUP⤴⤴)

ただいまぁ。
(玄関開けて、リビングに向かい)

バナナチョコフレークぅぅ！！
(しっかりそこだけは、聞こえ真似してみて)

無理しないから大丈夫だよ(安心させるように微笑み)
颯真
おかえりー(立ったまま出迎え)
似てる(一人で爆笑して)

そ、颯真さぁん！？(声まねされたことに驚き)

ただいま―(にこり)

あれ？松葉杖は、もういいの？(首傾げ)
似てたでしょ？可愛かったから、つい真似しちゃったよ。(あははと笑い)

颯真
うぅぅ……酷いですっ(ぷいっ/頬を膨らませながらそう言いぷんぷんして)

>玲美ちゃん

ははっ(膨らんだ相手の頬っぺたを優しく横に引っ張り)
はーい、怒らない怒らない
スマーイルだよっ(にこっ)

いや、あんまり楽しそうだったからついね。
(微笑み、イタズラにペロッと舌出し)

あう～ひっはららいでぇ～～(ちょっと痛そうに呂律が回らぬ口でそう言い)

ごめん痛かった？(手を離し、頬をさすり)

お詫びと言うわけじゃないんだけど、今俺のバイト先で人気のガトーショコラ買ってきたから

はいっ(ケーキが入った箱渡し)

これで許して(微笑み、今日も１日お疲れ様と付け加えて)

が、ガトーショコラっ！？(想定外の単語にぱぁっと笑顔になり)
ああありがとう！！(引っ張られたことも忘れ、遠慮なく箱を受け取り)

……うん、お疲れ様！(にぱっ)

おおおっ…(凄く素直な反応に若干驚き)

待ってて、切ってきてあげるから
(箱をとり、台所へ行き玲美ちゃんの分を切り分けてきて残りはみんなの分と冷蔵庫にラップかけしまい)

はいっ、どうぞ(にこりと微笑み、ガトーショコラとフォークを渡し)

わぁっ……！(綺麗に切られたガトーショコラを見ると感嘆の声を漏らし)
いただきます…！(ゆっくりとフォークをガトーショコラに刺し、一部をフォークの上に移動させ口に入れ、ゆっくり味わいながら食べ)

……………(無言で幸せそうな顔をして)

(ソファーに腰明け、テーブルに肘をつき
手のひらに顎を乗せて、美味しそうにケーキを頬張る相手見て)

くすっ。美味しいって、顔に書いてあるよ？
(そのまま、にこりと笑い)

だって、おお、おいしいし……(多少どもりながらも、ちょっと安心したのか自然に笑みを見せながらそう言い)
……ありがとう、颯真さん！(そしてその笑みのまま感謝の言葉をのべて)