星に願いを　〆　

( / いえいえ全然大丈夫ですよ～!念のためでしたので← )

大丈夫じゃ、いつもの事じゃき…うぷ。
( アハハハ、と能天気に笑っているが明らかに顔色は悪く、また口を抑え。彼女の肩を借りるとふらつき、ドン、と大きな音をたてながら壁に寄りかかり )

（　／　よかったです＊ 改めましてよろしくです！　）

…！！…ちっとも大丈夫そうではないです…！あちらで、少し休みましょう（　共に壁に寄りかかりながらも相手の様子窺えば、まだかなり具合が悪そうなのは明らかで。微力ながらもしっかりと相手の体支え、近くのベンチ指差して　）

( / はい！宜しくお願いします！ )


おぉ…すまんぜよ。いつもは大丈夫なんが…ん～?
( 支えられながらベンチへと向かい。今日は特に気分が悪くなる日だと、まだ少し考えられる頭で何故だろうかと考えるが、答えは見つかりそうではなく。まぁ、いいかと考えるのを止めればあはは、あははとまた笑い )

わたしが暑い中連れ回してしまったからでしょうか…（　懐から上質な絹のハンカチ取り出して相手の額の汗拭いつつ、笑う彼とは対照的に、しょんぼりと眉下げればぽつりと呟いて　）

そう心配せんでも休めばちや。じゃけんど、おまんがそんな顔だと楽しめんぜよ！
( 顔に当たっている感触から良い生地だと分かると、どこのものかとここで商人としての本能で気になるが、彼女にしょげられたら、楽しみが無い。そんなのはダメだと言わんばかりにニッ、と笑えば )

ではせめて、辰馬さんが元気になるまで、一緒にいさせてください（　言われるままに唯々頼りなく微笑むことしか出来ないけれど、相手の笑顔と言葉に救われる思いで、彼の首筋にハンカチ移動させて　）

…いや、でもすまんのう。ぱんけーき、食べたいのに…わしの体調が悪うなって。
( ふぅ、と一息はけば彼女の頼りなく微笑む姿を横目で見て。店は前にあるというのに、何だが申し訳ない気持ちになりつつ。店にあると言うことは、輸入すれば手に入るのでは…と考えているようで、店を真っ直ぐな目で見ていて。 )

いえいえ、いいんですよ。ぱんけーきはまたの機会です（　汗拭う手を止め、相手の視線を追って目の前の店を見ながら、少し残念そうにぽつり。それでも、またお城を抜け出せばいいやと、のんびりと考えて　）

じゃけんど…その代わりになるっちゅーもんはあるがか？
( 暫く店を見ていた結果はパンケーキを輸入すれば良いか、と。残念そうにする彼女を見ると、このまま何もせずに帰すのはどうも辛いと、何か考えながら彼女に問いかけ。 )

私、ほとんどをお屋敷の中で過ごしていて、お恥ずかしながら、あまり外のことは分からなくて…（　代わりのものを思い浮かべられるほど、外の世界と関わりを持っていないため、てへへと眉下げ小さく苦笑浮かべながら少し困ったように答えて　）

そうじゃったか！ほんなら、空を飛んでみるｯちゅーのはどうぜよ？
( あまり外を歩き回れない身分というと普通に考えれば一つしか当てはまらないが、それよりも簡単に出来るアイデアを思い付き、いつものでかい声で提案すれば。 )

…空？ですか？（　予想もしていなかったその答えに、相手の顔と頭上の青空を交互に見ること数回。再び相手へと視線戻ってくれば、漸く口開くも思わずきょとんと首傾げ　）

そうじゃ、わしはいつも、大きい船ば乗っとるんじゃ！アッハハハハ！！
( 唖然としている彼女とは逆に、立ち上がり喋ったかと思うと携帯を取りだし誰かと話始め。暫くすると話終わったのか携帯を仕舞い、彼女の方を向き )
どうじゃ？乗らんか？

…お船！！ぜひ、乗らせてくださいッ！（　船と聞けばパンケーキ店を見つけた時よりも瞳きらきらとさせて。自身もベンチからぱっと立ち上がり、跳ねんばかりに返答をして　）

おぉ、今ごろ港に船が着いとるぜよ！
( 彼女の勢いに驚くも、彼女も船が好きなのかとどこか嬉しく思い。どうやら先程電話をしていた相手は陸奥のようで。港の方を指差し、少しばかり早めに歩き始め )

やはり辰馬さんは、凄いお方なのですね（　ぱっと電話をして簡単に船を用意できるなんて、普通に考えたら無理なこと。ぱたぱたと小走りになりながら相手の背中を追い、背後から改めて感心した眼差しで見つめて　）

そうかのう？アッハハハハ！アハハハハ！
( 小走りになりながらも相手の方に耳は向けていて。港に着くと丁度快援隊の船も数隻停まっていると、近くにいけば船員が甲板から見ていて。何か合図をすると綱を垂らしてきて。 )
な、なんじゃあ。艦長なんじゃき、綱はないぜよ！

網…？（　普段こんなに走ることが無いため、ふうふうと肩で息しつつ、頬はほんのりとピンクに染まり。相手と船員との会話の意味が分からず、背後で大人しく立ち尽くしたまま、ひとり首を傾げて　）

（　／　ごめんなさいっ、綱、でしたね…！　）

あぁ、すまんのう。そうじゃ！わしが肩車するきに、船に乗ればいいぜよ！
( ふと後ろを見ると肩で息をしている彼女が。疲れているのに上らせるのは、と提案すれば座りポンポン、と自分の肩を叩き )