監禁された人外青年

俺が、大丈夫でも、リュートが大丈夫じゃないなら意味ねーじゃん！それに俺、逃げる気ねーからな！リュートと一緒に居る！
(鎖が外されるとリュートに抱き付き離れたくないアピールをして)
もし、逃げるとしたら、リュートと一緒がいい！俺が守るから！命がけで守るから！そんな事言うなよ。(出て行ってほしいのかなと思うと、なんだか寂しく思い気付いたら、また体が動いていて、上記を述べ)

っ…俺と居ても、リュミは幸せにはなれない。ちょっと怒られるだけだから。…俺はリュミに幸せになって欲しいなぁ…
(抱き着かれ、傷口が痛むが我慢し。リュミの言葉が嬉しくて、離れたくないと思いつつも、リュミが幸せになる為には離れなくてはと葛藤し。)
…ここはそんなに甘いところじゃねーよ。2人で逃げるなんて無謀だから。それに、俺だってリュミを守ってやりてぇからさ。
(背中をトントンとし、落ち着かせ。優しく話し)

ヤダ！ぜってーヤダ！俺、逃げないからな！俺は強いから絶対リュートを守るよ。たとえ、俺が死ぬかとになっても、、俺には、なにもなかった。でも、俺はリュートに幸せになってほしい！こんなところに居たくないなら、俺と一緒に逃げよう！(リュートが、どんな理由でここに居るのかは分からないが、もし居たくないなら本気で2人で逃げて、どこかで一緒に暮らしたいと思い)
それが、無理なら、俺はここに居る。

リュミっ!!…お願いだから、死んでもとか言うな…っ俺の為に体張るな…っ!!…俺は、もう、十分幸せだから…な？いい子だから、俺の言う事聞いてくれよ…俺は、ここから出れないからさ。
(声を荒らげ、そんな事言うなと言い。上官の“お気に入り”の為、逃げる事が難しく、上官が逃がす訳無いことも知っている為、諦めた様に微笑んで)
リュミは、もっと自由にいるべきだよ。

そんな事言われたら、余計に逃げられないな。俺、聞き分け悪いからさ。ごめん、リュート。俺はいい子じゃないからそのお願いは聞けない。リュートに命令してる奴がいるんだろ？俺がそいつ殺せば、リュートは自由になれるのか？(よく、分からないがリュートが、誰かからの指示で自分の世話をしている事は分かっていて尋ねて)

…やめて、リュミには汚れて欲しくない。ただ、逃げてどこか遠くで幸せになって欲しいだけなんだよ…
(震え声でやめろとと伝え。)
そ、れに！ここに居たら俺の大切な存在を殺した奴が来るかもしれないからさ！リュミは逃げろ。な？ーｯ!!
(どうにかしてリュミだけでも逃がしたくて、下手くそな笑顔を作って言い。急に端末がなり、上官からの呼び出しと分かって体が跳ね)

嫌だよ。そんな事言って、リュートは俺の世話が嫌になったから、そんな事言うのか？
逃げたって幸せじゃないんだよ！それに！リュートの復讐の相手探すなら、自然に、人外達の棲家に行った方が見つかると思わねーのか？(絶対に、こっちの意見の方が、罷り通っているだろうと思い)
その、呼び出しの相手が誰だか知らねーけど、弱味でも握られてるのか？明らかに嫌がってるだろーが！そんな奴なら俺が倒してやるよ！

違うっ!!嫌になんかなるわけないだろ!?リュミの世話がいやだったら、そもそも名前も考えてないし、こんなに話したりしてねーよ!!俺は…っ、俺はただ、リュミに幸せになって欲しいだけなんだよ…
(違うと声を荒らげて否定し、段々と泣きそうに震え声で呟いて)
それは、そうだ、けど…っ、人外の棲家に人間の俺が行ける訳無いだろ？人外は俺ら人間の事嫌ってるから…っ(俯き)
い、嫌がってないから…ｯ、この話は終わり。リュミ、大人しくしとけ。また、晩飯の時に来るから。
(嫌がってない、と強ばった顔で無理に笑って言い。この話しから逃げる為に檻から出ていこうとして)

あーもー、ごちゃごちゃ、細かい事は後から考えればいいんだよ！俺がなんとかしてやるから！
あっ！ちょっと待てよ！(服を引っ張り、強引にこちらを向かせると、襟を掴んで口付けして、すぐに離れ)
大人しくはしてる。でも、俺の幸せを願ってくれるなら、一緒に居させろよな

!?ｯ、リュミのアホｯ!!
(口付けに驚き、みるみるうちに顔を赤くして捨て台詞を吐いて小走りで出て行き)
…アホ…馬鹿…ｯリュミ…!!上官…っ
(上官の所へ行くまで照れて幼稚な暴言を言うが、顔が赤く。部屋に着くと先程までのやり取りを見られていた為、晩飯の時間まで体罰を受け)
…っ、はぁ…さい、あく…っ(ふらつきながらも、リュミの晩御飯を運び。シチュー・パン・水・オレンジをお盆に乗せて地下牢の扉を開け)

アホってなんだよ。
(そんなに悪い事をしたのかと思うが、何に対してリュートが怒って出て行ったのか分からず、牢屋でダラダラと時間を潰し)
うーん、自由になったのはいいけど、改めて見ても引っ掻いてなんとかなるのか？
(コンクリートの壁を触りながら首を傾けて)
冷たいな、、

っ…リュミ…わりぃ、ちょっと遅くなった…。ほら、今日の飯、ちょっと良いメニューだぞ？
(ふらつく体を食いしばって耐え、作り笑いし。檻の中に入って目の前に置き。)
っと…あぶね…っふぅ…ほら、温かいうちに食っとけ？
(ふらつきつつ隣に座って)

(リュートが来ると、ご飯よりも彼の顔色が悪いことに気付き)
リュート、どうしたの？具合悪いのか？俺の事なんかより早く休んだ方がいいって、飯はちゃんと食べておくからさ。あと、体調悪いなら他に奴に俺の世話させればいいじゃん。人ならいっぱい居るんだろ？(リュートに嫌われたと思っているので、自分と顔を合わせたくないだろうと思い、リュートの為を思って発言し)

…大丈夫…別にどこも悪くねーよ…それに、俺がお前の世話してーの…他の奴なんかにリュミの、せわ…させたくない、し…早く、食べな…？
(しんどさで頭がボーッとするが、心配かけまいと、笑って。)
…っ、なぁ、リュミ…さっきの、なんでキス、した…？
(話していないと意識がぼんやりする為、話し始め。)

いや、息遣いとか、明らかにおかしいだろ。強がるなよ。(誰がみたって具合が悪いのは明白だ。そんな相手の前で呑気に食事が出来るかと思い、リュートの問いかけにこたえ)
したいと思ったから。愛情表現なんだろ？見た事あったからさ

…ふ、つうだよ、普通…ほら、せっ、かくのしちゅーだし…温かいうちに、食べなぁ…？
(体罰の傷が痛み、浅く呼吸しつつ、心配かけたく無くて大丈夫と言い張り。)
!…そう、だな…ふふ、俺の事、愛してくれる、んだ…優しいなぁ、リュミ、は…悪い、血ぃ…付くかも…
(少し目を見開き、へにゃりと微笑み。体の傷が傷んでついリュミに凭れかかって)

ちょっ、いや、何言って、、(受け止めると手に血が付き、怪我してると思い、ゆっくりと服を脱がせて、肌にすると傷だらけで)
ど、どーしよ。死なないで(とりあえず、何をしたら良いか分からず傷口をペロペロと舐めて)

ん…ｯ、は…これくらいで、死なねー、よ…もう、大丈夫だから…汚い、から舐めんなっ、て…血なんか…不味い、やろ…？少し、リュミの近くで、休んだら…大丈夫だか、ら…心配すんなっ、て…
(傷口を舐められると、声が漏れ。ゆっくりと頭を撫でてやり)

いや、でも、心配だし、とりあえず止血しないと。それに、リュートの血、美味いぞ(自分が言うと洒落にならない気がするなぁと思いつつ、とりあえず血が止まるまで舐め続け)
なぁ、誰にやられたの？呼び出された相手？俺のせいでこうなったの？だから、俺をここから逃がしたいの？俺が居ると迷惑、だから、、(自分がいる事でリュートが傷付くのは嫌だなぁと思い)

…ふは、リュミに、言われると、洒落になんなぃ、なぁ…ん、ふ…ｯぁ…くすぐっ、たぃ…ｯ
(洒落にならないと笑い。傷口を舐める感覚がだんだん擽ったく感じ、甘い声が漏れ)
…隠しても、無駄かぁ….元々、呼び出した奴は、俺がガキの頃に引き取った奴で、さ…気に入らない、事があるとすぐ、こー、やってくるんだよ…だから、リュミのせいじゃねー、よ…俺がお前の事逃がしたい、のは…リュミに自由になって欲しいから。それだけ…
(優しく言い聞かせ、リュミのせいじゃないと頬を撫で)