【凪玲】天才と御曹司【ﾌﾞﾙｰﾛｯｸ】

ねぇ、玲王ってば
（青い監獄の中の人物の名前を一人一人挙げられると、今は関係ないのになんでその人たちが出てくるんだと思いながら、完全に自分の世界の中に入ってしまっている相手の名前を再び呼び。相手が自分のことを見てくれないといつも面倒くさいと言っている立場なのにこんなにも面倒な奴になってしまうんだなと、なんだか不思議な気持ちで。ただ、完全に自身の世界に意識がいってしまっているのに自分の頭を撫でてくれることは嬉しく、そうされると心地よく感じてしまい、相手の名前を呼ぶことはやめて。）

…俺にしとけ！俺って顔は良いし頭も良いし金だってある！こんな優良物件ないって(少し集中力が切れたのかようやく相手の自分を呼ぶ声が耳に入ってきてはっと我に帰り、くるっと体を回転させ相手と向き合うような形になると両肩を掴んでは突然自分のことをベタ褒めし始め、青い監獄の中ではもちろん世の中のハイスペックな人間達にも負けていないと主張して。と、こんな風に自画自賛していたかと思えば相手の首に腕を回しぎゅっと優しく抱き締めると「俺は凪じゃねえと駄目なんだよ…」と弱々しく呟くように言葉を漏らして)

……え～、でも俺には玲王以外っていう選択肢もあるし～
（自分が相手の名前を呼んで集中力が切れたのか、自分だけの世界から抜け出してきて急に自分自身のことをべた褒めし、俺にしとけと言われると先程までの行動と辻褄があい、自分が他の人と関係を持っていないか心配になったんだと察して。自身の首に腕を回され、弱々しく呟かれると、他の人と関係を持っているのではないかと疑われたことに少し怒っているのか意地悪をしようと思い、上記のことを述べて。勿論相手以外と関係を持つことは生涯有り得ないことだが、少し痛い目を見てもらわなければ気が済まないと思って。）

！……酷えよ凪。俺はお前だけだっつってんのに…(相手の口から今一番聞きたくない言葉が耳に入ってくると両肩から手を離し、その手を自分の額に当てれば悲しそうに呟いて。意地悪されているとは知るはずもなく暫く落ち込んだ後、自分だけがこんな気持ちになるのは不公平だと思い、こうなったら適当な嘘でも吐いて自分を選ばないと後悔することになると分からせようと深呼吸してから相手に目を向けると「ま、凪が俺のこと選ばねえなら諦める。俺も何人かに言い寄られてるしそっちにするわ」と余裕ぶった様子で言ってみてはちらりと反応を伺って)

…ふーん、俺以外で満たされるといいね
（完璧な相手が自分のことでこんなに想っていたということが嬉しく、嘘だよと言って抱き締めようとしたが、深呼吸をした後に余裕そうな様子で自分が相手を選ばないのなら他の人のところに行くと聞けば、胸がキュッと締め付けられて、「今俺悲しいんだ」と実感して。こんなことになるならあんなこと言わなきゃ良かったなと思いながら、上記の言葉を告げ、先程相手につけた噛み跡を隠すために服を貸すと言っていたのを思い出して相手から離れ、立ち上がってクローゼットに近付き。だが、クローゼットはドアの横にあるため、この部屋から出ていこうとしていると捉えられてもおかしくない様子で。）

嘘！嘘だから凪！お前は違っても俺はまじでお前しかいねえんだって…！(自分の想像していた反応でも言葉でもなかったのでアレ？と目を真ん丸くさせ、そのまま自分から離れて扉に向かう姿を見ると一気に顔が青ざめ、慌てて立ち上がっては相手の後を追いそのまま背中に抱き着いて。まさかクローゼットから先ほどお願いしていたパーカーを出す為だとは思わず、ぎゅうっと腕に力を込めて必死に嘘だと伝えるとごめんと何度も謝り、そうしている内に段々と涙が込み上げてきて体も僅かに震えてしまって)

うん、俺も玲王だけだよ。…どうしたの？
（自分が立ち上がり、少しだけ歩くと相手が思い切り背中から抱きついてきて。咄嗟のことで少しだけふらついてしまうが、スポーツをしているため転ぶとまでは行かず。焦った様子で今までのことは嘘だったと言い、何度も何度も謝ってくる相手に違和感を覚え、どうしたんだと問い。勿論相手が嘘をついているということには気がついていた為、相手の様子に少し戸惑って。とりあえず落ち着かせようと考え、後ろを向き正面から抱き締め、優しく頭を撫でて。

…お前が出て行こうとするからだろ(こちらに体を向けて正面から抱き締められるとすぐに背中に手を回し、どうしたのかと尋ねられると自分を置いて部屋から出て行こうとしたことを指摘して。自分と同じく玲王だけだよ、と言われても何処から何処までが本当か嘘か分からず、申し訳ないと思いつつもイマイチ信用できず首を横に振り、ぎゅうっと更に密着すれば弱々しく不安そうに「俺なんか飽きたらポイするつもりなんだろ…本当なら安心させてくれよ」と顔を見せないようにしながら話し続けて)

出ていこうとなんかしてないよ、玲王置いてどっか行くわけないじゃん。玲王が噛み跡隠したいって言ってたから、クローゼットからパーカー出そうとしただけ
（自分が相手のことを抱きしめるとすぐに背中に手を回す相手に、自分が部屋を出ていこうとしたと指摘され、そんなつもりは更々無く、なぜそんな風に勘違いしたんだろうと思うとクローゼットとドアが並んでいることを思い出し、きっとそれが原因だなと考えて。このまま勘違いをされたままでは困るので、本当のことを話し、相手のことを置いて部屋から出ていくなんてするわけが無いと言って。不安そうに自分の言葉が本当なら安心させろと言われ、どうしたものかと悩み。ふと相手が何も考えていない時はいつだろうと考えると、深い口付けを交わした後だと思い、相手の腰を抱き寄せると顎を掬い、上を向かせるとキスをして。）

………ん！(部屋を出て行こうとしていないと理由を聞かされると問題の扉と横に並んでいるクローゼットを交互に見て、暫く沈黙が流れてから自分の勘違いだと理解すると段々と顔を赤く染め上げ何も言えずにいて。一人で勝手に勘違いして、一人で勝手に暴走して恥ずかしすぎると、複数の人間と関係を持っている件も勘違いだったら…と頭を抱えそうになり、取り敢えず謝ろうと顔を上げようと思ったところで相手に腰を抱き寄せられ、顎を掬い上を向かせられるとキスをされたので驚いたように目を見開いて)

…でもまぁ、玲王が俺の事どれくらい好きなのか知れたからいいんだけどね。不安になるほど、俺の事好きなんでしょ？
（額や頬、唇、首などに軽いキスを落とし、相手の肌から唇を離すと相手が勘違いしていたことを自覚したのが分かり、相手が自身のことをどのくらい想っていたかということを知れたのでいいかと思っており、想っていなかったら自分と関わっている人の名前を一人一人挙げたり早とちりをして涙を浮かべたりすることは無いだろうと考えて。こつん、と互いの額をくっつけると相手の目を見つめて上記の言葉を延べ。）

…好き、すげえ好き(様々なところに唇を落とされるとその度に小さく体が反応してしまい、額をくっつけ見つめられながら問いかけられるとこくりと頷き、相手のことが本当に大好きだとしっかり気持ちを伝えて。取り敢えず謝罪の言葉はかけたくて相手の瞳を見つめ返しながら「勝手に色々思いこんじまってごめん。凪のことはちゃんと信用してるから」と強く言ってから相手の頬に手を添え優しく撫でてはこちらからもちゅっと唇に軽めのキスをしはにかんだ笑顔を見せて)

うん、俺も
（自分のことが本当に好きだと伝えられると、これまた顔色ひとつ変えず自分も好きだと返答して。こういうところが不安にさせるのかな、なんて思いつつ、わざと表情を変えるということが出来るほど器用では無いため、どうしたものかと悩んでいて。そう悩んでいる時に相手が謝罪の言葉を言い、自身の頬に手を添え唇に軽くキスを落とされると、先程の悩みなど吹っ飛んでしまい、頬に添えられた相手の手に擦り寄るようにして。）

っし、立ったついでにパーカー貸してくれ！(自分が要らぬ心配をしたせいで相手が表情について悩んでしまったことを知ることもなくその問題は終わってしまい、添えた手に擦り寄る相手の頬を愛おしそうに優しく撫でてからそっと手を離すと何時もの調子に戻り、先ほど貸してくれる予定だったパーカーを貸してと頼んで。相手から離れるとその間に今日の寝る用意や明日の準備をしてしまおうと思い、持ってきた鞄やらを開けると手際良く進めていって)

はーい…
（優しく頬を撫でられると、もうずっとこのままがいいななんて思いつつ、そんな訳にはいかず、相手が頬から手を離しいつもの様子に戻るとパーカーを貸してほしいと頼まれ。別に噛み跡が見えててもいいのになと思いながら少し不満そうに返事をすると、クローゼットの扉を開けて自分がいつも来ている白色のパーカーを適当に引っ張り出すと、『玲王、これ』と言って自分から離れた相手の名前を呼び手渡して。）

お、さんきゅー(全て用意が終わると満足そうにうんうんと頷き、タイミング良く名前を呼ばれると出してもらったパーカーを受け取りに行き礼を述べて。早速今着ている上の服を脱いで借りたパーカーを着れば「どうよ、俺なんでも似合うだろ？」とえっへんと言わんばかりに両手に腰を当てながらまた自画自賛して。これでちゃんと噛み跡隠れてるかな？と一応ちゃんと確認しておこうと鏡で首元を確認し、なんとか隠れているので安心したように息を吐いて)

うん、似合ってる。可愛い
（自分の服を着ながら両手を腰に当てて自画自賛をする姿がなんとも愛おしく、似合っていると肯定して。離れていたくないのか、クローゼットから離れカーペットの引いてある床に座るとその隣をポンポンと叩いてこっちに来て欲しいとでも言いたげで。相手からは可愛いと言うなとよく言われるが、行動で示すことは動くことが面倒くさいため、好きな人のことは褒めてあげたい性分で。）

！……カッコいいって言えよな(また可愛いと言われるとまだ全然慣れないらしく恥ずかしそうに唇を尖らせながら上記を述べて。自分の隣をポンポンと叩いている姿を見てはこれは隣に来いってことだよな、とすぐに理解すると小さく頷いてから相手の下に歩み寄り、静かに隣に腰を下ろせばパーカーからふわりと僅かに相手の匂いが香り「凪の匂いする。すげえ落ち着く…」と目を閉じるとそのまま相手に体を預け完全にリラックスモードに入っていて)

え～…
（唇を尖らせながらカッコイイと言って欲しいのか言葉を零す相手に、それもまた可愛いと思ってしまい、自分は重症だなと感じており、でも好きな人なんだからしょうがないかと諦めていて。自分の隣に来て欲しいということを理解した相手が隣に座り、リラックスしているのか目をつぶり体を預けている姿を見ると、相手から自分の匂いがするのは不思議だなと思っており、先程不安にさせた分安心させたいという気持ちから頭を撫で始めて。）

不安にさせてごめんってか？(え～じゃねえよ、と内心ツッコミながらも口にすることはなく。自分の頭を撫で始める様子に先ほどの件を気にしているのかな、となんとなくその手から感情が伝わってくると目を閉じたまま少し口角を上げれば何処か意地悪っぽく上記を述べて。このパーカーを着ていると相手に抱き締められているような気がして安心できるので、お気に入りでなければこのまま貰ってしまって新しいパーカーを買ってあげるか頭の中で考えていて)


(/背後失礼します…！メンヘラ発動させる前に聞こうと思ってて出遅れてしまったのですが、玲王くんメンヘラ抑えめの方が良かったりしますかね？あとうちの玲王くん若干頼りない初々しい感じなのでハイスペック玲王くんが良かったりしたらおっしゃってくださいorz またこの後の展開ですが夜に持っていってしまって大丈夫でしょうか…？長々すみません；；)