【凪玲】天才と御曹司【ﾌﾞﾙｰﾛｯｸ】

うん、付き合ってるんじゃないの？
（自分が今クローゼットを開けてパーカーを渡さないのを面倒くさいんだなと判断した相手になんでそんなに自分のことがわかふんだろう、と疑問に思いつつ、そんなことを考えても何も得は無いと考えすぐにそんな疑問は消し去り。相手から頭を撫でられていれば、頭上から付き合っているのかと質問が飛んできて、首を少し傾げながら、自分はすっかり付き合っている気分でいたため、そうでは無いのかと質問を質問で返すような形になり。）

だよな！(好きとは言ったけど付き合うとかめんどくさーい、ともしかしたらこう返ってくるかもしれないと思っていたので、質問を質問で返すような返事が返ってきたものの安心したのか表情を明るくさせ、こくこくと何度も頷きながら付き合っていると主張して。付き合っているのならばもう一つ気になることがあり、あー…と声を漏らしてから一度咳払いすると撫でていた手を止め、少し顔を近づければ部屋には二人だけだというのに小声で「…ち、ちなみに俺が彼氏？彼女？」と変なところが気になるらしくコソコソと尋ねて)

玲王が彼女でしょ
（どうやら自分の返した言葉は間違っていなかったのか、表情を明るくさせた相手を見て、好きじゃなかったらこんなに甘えてないのにな、と思いながら。そして、少し顔を近付けられ、ヒソヒソと内緒話のようにして尋ねてきた質問にはさぞ当たり前だろうとでも言うように即答を返す。普段甘えているのは自分の方だが、体格はこちらの方が大きいし、先程相手の耳などに刺激を与えた時に嫌な反応はしていなかったためそう思い。）

俺が彼女！？(普段からこれだけ甘やかしているのだから自分が彼氏だろうと思いながらも念の為にと確認をとったが、相手からは予想外の返事が即答で返ってきたので思わず声を上げてしまい、やべ、と小さく声を漏らしてはもう一度咳払いをして。突然腕を組んではうーん、と小さく唸りながら何かを考え始め、そもそも彼氏と彼女の違いはなんなのだろうと真面目に悩み、はっと何かに行き着くと目を泳がせながら顔を赤らめれば「……凪ってそういうよ、欲ってあんの…？」とかなり聞きづらいらしく徐々に声が小さくなっていって)

うん、そうだよ
（自分の回答が予想外だったのか、驚いて声を上げた後、一度咳払いをして小さく唸り始めたのをじっと見つめていれば、顔を赤くしながらそのような欲はあるのかと聞かれる。その問いにはほんの少しの間を置いた後、『…あるよ、俺だって男だし。』と平然とした様子で答えて。床に手を置き、身体と顔を相手にずいっと近付ければ、『玲王はするよりされる側だから、彼女だよ』と詳細までは言わず、意味深なことを相手に聞こえるくらいの声量で言い。）

…！(返事を聞いては食欲と睡眠欲とゲーム欲以外ないと思っていたので少々驚いており、身体と顔を此方に寄せられると突然のことに若干後ずさってしまい。続く言葉に一瞬どういう意味だ？と頭上に疑問符を浮かべるものの、段々と理解が追いついてくるとかぁぁぁとゆでダコのように一気に顔が真っ赤に染まり、ばっと勢い良く顔を背けてはかなり動揺しているらしく「つ、つーか…お前俺でそんな気持ちになんのかよ？」と男の自分にそんな感情を抱くのかシンプルな疑問をぶつけて)

なるよ。好きな人相手だったら性別関係ないでしょ
（自分の言葉の意味を理解すると茹でダコのように顔が真っ赤に染まっていくのを見るとその様子がなんだか可愛らしく見えてきて、衝動的に相手の頬を自分の慎重に見合った大きな手で撫でて。男の自分でそのような気持ちになるのかと聞かれると、ならない方がおかしいとでも言いたげに当然のように返答し。相手の頬の感触が気持ちいいのか、そのまま撫でたり突ついたりしていて。）

さ、さんきゅー(当然のように答える姿を見て嘘偽りがないこと等一目瞭然で、恥ずかしいながらも嬉しさの方が勝り何処か照れくさそうに後頭部を掻きながら礼の言葉を述べて。頬に触れられるとぴくっと小さく体を震わせ、そのまま大人しく撫でたり突いたりされるがままで、少ししてから自分も相手の頬に優しく手を添えればじっと愛おしそうに見つめ「俺のこと好きになってくれてありがと、誠士郎」とやはりまだまだ呼び慣れない為、名前を呼ぶ声が少し小さくなってしまいながらも感謝の気持ちはしっかりと伝えてはにかむような笑顔を見せて)

…うん。玲王好き
（相手からも頬に手を添えられ、玲王も触りたくなったのかなと思いながらじっと見つめていると、自分のことを下の名前で呼んではにかむような笑顔を浮かべる相手を見ると、愛が溢れて相手の頬を触っていた手を相手の首の後ろに回し、ぎゅうっと抱き締める。自分は元々相手のことを下の名前で呼んでいるため、呼び方を変えた時に胸が高鳴る…ということは出来ず、どうしたものかと考えて。）

あー…正直下の名前で呼ぶのまだ恥ずいから逆に反応しないでもらえると助かる(自分の首に腕を回しぎゅうっと抱き締められると数回瞬きを繰り返してから嬉しそうに表情を緩め、自分も相手の背中に腕を回せばそのまま優しく撫でて。なんとなくだが相手が今考えていることを感じとったのか、頬をぽりぽりと掻いては変に気を遣ってほしくないので上記を述べるとへらりとした笑みを浮かべて)

え～、だって俺の名前呼ぶ時の玲王の顔、可愛いんだもん
（頬をポリポリと掻き、へらりとした笑みを浮かべ自分の下の名前を呼んだら反応しないで欲しいと言う相手にすぐさま否定の言葉をかけ。自分の唯一大好きな人が普段読んでくれない下の名前で呼んだのに反応しないなんてことは出来ないし、相手が名前を呼ぶ時の表情は大体照れたような顔をしているため、尚更反応をしない訳には行かないと考えていて。）

だ…から男に可愛いとか言うなっつーの(自分の反応を楽しんでるような発言にこれは早く下の名前に慣れないとと思い、また自分のことをさらりと可愛いと言う相手に言葉を詰まらせながら上記を述べて。自分ばかり翻弄されているのでこのポーカーフェイスをどうにかして崩したくなり、ふぅと一息吐いてからヨシと小さく言葉を漏らすと今度はこちらが顔をぐいっと近づければ「凪、ちょっとべーしてみ」と舌を出すように促して)

男じゃなくて、玲王だから言ってるの
（男に可愛いなんて言うなと言われると、男だから言っているのではなく、相手が本当に可愛いから言っているんだと少し否定気味に答えて。相手から顔をぐいっと近付けられ、急にどうしたんだと思いながら相手の言われた通りに舌を少しだけ出し。相手が何をするのか気になり、ほんの少し楽しみで首を傾げながら相手の方を見つめて。）

お、おう…(自分だから可愛いと言っていると否定気味に言われると揶揄っていないことがよく分かり、逆に照れくさくなってしまったので余計なことを言わなければ良かったと後悔していて。言われた通りに少し舌を出し首を傾げる姿が可愛らしく大型犬に見えてくるが口には出さず。ごくりと生唾を飲み込んでから相手の肩に手をかけるとゆっくりと顔を近づけ自分も少しだけ舌を出し、そのまま相手の舌先に自分の舌先をちょんと当てればどうだ…！と一旦反応を伺ってみて)

…これで終わりなの？
（自分の出した舌と相手の舌先がちょんと当たると、何となくこうなることは予想出来ていたため顔を赤らめたり照れたりはしないが、本当にこんな大胆なことするんだ…と少し驚きながらも、相手にちょっかいをかけるついででこんなもので終わりなのかと問う。そして、『俺、もっと深いのして欲しいんだけど。』と相手からすれば難しいことなのに簡単なことのように言い、逃げられないようにと相手を自身の膝の上に乗せ、目が合うように抱き締めることはせず相手の背中に手を回し。）

な…！おま、ちょっとくらい表情変えろよ！(これでも顔色一つ変えない相手になんなんだコイツと悔しがっており、更には煽るような発言に口許を引き攣らせて。もっと大胆になる必要があるのか…と頭を悩ませていると気づけば相手の膝の上にいて、至近距離で、しっかりと目が合っている状態で深いものを求められるとみるみる内に簡単に顔が赤に染まってしまい。煽られて、求められて、これはいくしかない御影玲王！と自分自身に言い聞かせると再び肩に手を置き「そんなにしてえんならしてやるよ」と呟いてからねっとりと相手の唇を舐めてから自分の唇と重ね合わせて)

ん…
（相手のしたことに自身がなんの反応も示さず、それどころか煽るようなことを言った為、相手のやる気に火がついたのか自身の肩に手を置き、相手の舌が自分の唇に当たるのを感じ、相手と唇がくっついたタイミングでゆっくりと相手の口内に舌を侵入させていく。その最中になにかもっと恋人のようなことをしたいなと思い、相手の手と自分の手を重ね、優しい手つきで指を絡めていきそのまま恋人繋ぎをする。侵入させた舌は相手の舌をゆっくりと絡めていき、反対の手では相手の後頭部に手を添えるようにしていて。）

ん…！(次は舌入れて…と自分のペースで進めようと思っていた矢先に相手の舌が先に侵入してきたのでびくっと大きく体を震わせ、予想外の出来事にこの先のことが何も考えられなくなり目がぐるぐると回って。そんな時に手を重ね、指を絡め、恋人繋ぎをする相手の手つきがとても優しく少し冷静さを取り戻し、きゅっと気持ちに応えるかのように手を握り返して。相手の一つ一つの優しい行動にこんなにも好いてくれて大切にしてくれているんだと感じると出来る限り自分も応えたくなり、自らも積極的に舌を絡ませると気持ち良くて目がトロンとしてきて)

んん…
（相手からきゅ、と手を握られると慣れないなりに頑張ってくれているんだなと伝わってきて。先程まで自分から舌を絡めていたが、相手からも舌を絡められると相手の熱をより感じて今どんな表情をしているのかが気になり、薄目で相手の表情を確認すると目が蕩けており、それを見ると今にも襲いたい気持ちが腹の底から湧き上がるが、そんなことをすれば怖がられるだろうと思いそれはやめて。何より下の階にいる母親にバレれば、どう顔向けすればいいのかが分からなくなってしまうだろうと考え、そのまま相手と舌を絡め、相手の息が苦しくなってきたタイミングで角度を変え、酸素を取り込めるようにして。）

…ふ…ぅ……ｯ(息が苦しくなってくると生理的な涙を目尻に浮かばせれば無意識のうちに握っている手に力が入り、自分のことを気遣ってくれたのか角度を変えられたことで息継ぎができ酸素を取り込むことができて。自分はこんなにも一杯一杯なのにも関わらず、相手はこちらを気遣えるほど余裕があることにここでも少しばかり悔しさを感じるものの、それよりも相手の熱を感じられることが何より幸せで握り合っていた手をゆっくりと離し、両手を相手の首の後ろに回すともっと、と言わんばかりに再び舌を絡ませて)