「 My Angel, My Devil 」〆

「 My Angel, My Devil 」〆

Devil  2021-11-21 21:57:27 
通報
 


人々を清く正しい方向に導くべく光をもって地上に遣わされた天使。
人々を誘惑し堕落させるべく闇をもって地上に遣わされた悪魔。
決して交わる事の許されない2人が、この町のどこかで今日もグラスを片手に他愛の無い話に花を咲かせている──らしい。


お相手様決定済み〆


 

コメントを投稿する

  • No.121 by Raymond  2021-11-30 20:29:23 

…他に何か持ってるように見えるかい?

( 詰め寄ってくる相手にもう一歩、もう一歩と後ずさりながら、上記を述べる。普段から装飾品も付けない自分は、相手にとって肩透かしを食らったようだろう。憐れだな。と思いながらもイライラしている様子の相手を刺激しないように様子を伺う。
良心があれば少しは此方の力を使ってどうにかできるが、見たところここにいる奴らは良心ってものがないらしかった。完全に地獄の管轄下にある者達だ。)

どうやら、キミたちのご期待には添えないみたいだね。

( 思考を巡らせる内に、今朝目に映った大きな黒い翼を思い出す。その刹那少し悲しそうな顔をするが、すぐに切り替え「すまないね」なんて言い、男達の傍を通り過ぎようと試みる、)

  • No.122 by Belial  2021-11-30 21:00:59 


さすがにタダでは帰せねぇな。
俺たちの顔もしっかり見られてるわけだし…ないなら別の方法で払ってもらわないと。

(金髪の男が相手の肩を掴み引き戻すと、せっかく捕まえた獲物を逃すまいと笑みを浮かべる。顔も見られて、何も収穫なく帰してやれるはずがないと言いながら考える素振りを見せた。)

そうだ。お兄さん、顔も良いんだしさ。俺らと違ってお上品だろ。___かなり高くつくぜ。
そういうのが好きな下衆い輩がいるから金になるんだ。

(相手の顔を覗き込むと、何がとは言わなかったものの暗に相手自身が商品になると伝える。顔も良く品の良い男を欲しがる者は多い。相手であればかなり高値がつくはずだと、物として見ているかのように何の悪びれもなく言った。)

  • No.123 by Raymond  2021-11-30 21:22:14 


( 肩を捕まれ引き戻されると、相手の不吉な笑みに此方は眉を顰め睨み返す。やはり、こういう輩には一度目をつけられると厄介か…と思いつつ、掴まれた腕をどかそうと相手の手首を掴み返す。)

……おい、何の話だ。

( 相手な手を無理やり退かすが、此方を覗き込まれて発せられた言葉に若干顔色が変わる。いつかも思ったが、最近は平和な世界に甘え忘れていた、人間の中にはこのような信じ難い悪人も多くいるのだ。天使を相手だと分かればどんな反応をしたものか…しかし、素性をバラす訳にも行かず、ただただ鼓動が早くなるのを感じる。
身の危機を感じ、目の前の相手の腹へ強く蹴りを入れようとしたその時、曇天に耐えかねた空からポツポツと雨粒が落ち始めた。この時にはもう辺りは一層薄暗くなっていた。)

  • No.124 by Belial  2021-11-30 21:41:03 


…っ、よっぽど商品になりたいらしいな。
お望み通り売っ払ってやるよ!

(間一髪で腹部に蹴りを食らうことはなかったものの、足が当たると相手の顔を掴み声を荒げた。ここまで来たら相手を売って大金を手に入れた方が早いと、後ろの男に合図をした。)

一晩ここで大人しくしてろよ。
明日の朝には迎えに来てやる、…船の時間なんかも考えねぇとな。

(相手を押さえつけて後ろ手に手錠をかけると、柱と固定して逃げられないようにする。随分前に警官から奪ったものだ。悪に染まった手によって繋がれた手錠は、天使の力では到底鍵を開けることは出来なかった。
海外に売り飛ばすことを匂わせるように言うと、雨の降り出す中相手を置いて笑いながらその場を立ち去ろうとする。入り組んだ路地の奥、雨の降る夜に近くを通りかかる人などいなかった。)

  • No.125 by Raymond  2021-11-30 21:56:32 


……く、そ。

( 抵抗も虚しく、柱と手錠で繋がれれば身動きもできずに、笑いながら去っていく相手を非力にも睨み続けることしか出来なかった。強まっていく雨に肩を震わせれば、込み上げる怒りをふつふつと感じながら冷たい柱にもたれ掛かって息を吐く。数時間もすればこの息も白くなって行くことだろう。人通りの無いことをいい事に羽を出したくとも、この体勢では到底無理であった。
彼奴ら、そして非力な自分への怒り、他にも被害者が出るのではないかという焦り、罪悪感、何より大切な相手と仲違いをしたままこんな状況になってしまった事が情けなく、怒りと共にどうしようもなく悲しみが込み上げた。)

……ベリアル、大丈夫かなぁ。

( 前髪から垂れゆく雨粒が頬を流れながら、静かにそう呟き、月も見えぬ空を見上げた。売り言葉に買い言葉で相手を突き放してしまった罰かもしれない。そんな事を思えば、冷たなアスファルトの上で身を縮こませるしかなかった。)

  • No.126 by Belial  2021-11-30 22:18:32 



(その日は1日ベッドから起き出すことはできず、痛みをやり過ごしながら朧げに相手のことを考えた。顔をきちんと見てはいなかったが、家を出て行く間際悲しみと怒りを湛えた瞳でこちらを見つめていたのだろう。
自分で相手を突き放し追い出しておきながら、相手が側にいて背をさすってくれていたらどれだけ良いだろうなんて身勝手なことを時折考えた。
ふと酷かった痛みが和らいだように感じて少し身動くと、時計の針は0時を過ぎていた。忌々しい1日はようやく終わったのだと深く息を吐くと、また目を閉じる。外では冷たい雨が降っているようだった。)

  • No.127 by Raymond  2021-11-30 22:40:32 



( いつの間にか瞼を閉じていたのか、気がつくと辺りはより一層閑散とし寒さは厳しいものになっていた。天使といえど、これぐらいで死にはしないが体力的にも精神的にもダメージは受ける。縛られたままの後ろ手は寒さで悴み、手錠と擦れて痛みが走っているようだった。
ずっと降り続いていたらしい雨もあちらこちらに浸水し、お気に入りのコートも余所行きの格好もずぶ濡れである。)

……。

( 果たして、どれぐらいの時間が経ったのか分からないまま、只管に寒さと霞んでいく視界に耐え、寝ているのか起きているのかも分からないほどにぼんやりとした状態で一夜を越すことになった。この時、頭の中にあるのは相手の事ばかりで、食べ損ねたケーキを一緒に食べたかったな、なんて力なく笑った。
時間が経つごとに雨は弱まっていき、それが止んだ時にはもう遠い空が白んで来た頃だった。)

  • No.128 by Belial  2021-11-30 23:09:53 


(前日を1日寝て過ごしたためか珍しく寝覚めが良く、朝早い時間に起き出すと広げていた羽根をしまい伸びをしてからベッドを降りる。若干背中の古傷が疼くような感覚は残っていたが、昨日とは比にならないほど体は楽だった。
冷静になればなるほど、悪いのは自分だと後悔の念が生まれて溜息をつく。余裕がなく、どうしようもなく惨めな気持ちだったのだ。謝らなければとは、昨日から考えていた。
結局その後、気持ちが落ち着かずに相手の家に向かうと、鍵のかかった扉を勝手に開けて部屋の中に上がり込んだ。)

レイモンド、俺だ。___…いないのか?

(声をかけたものの明かりはついていないし、相手の気配も感じられない。部屋も少し冷えているため、出かけたと考えるよりも昨日から帰っていないと考える方が正しいだろう。ただ、相手が泊まる場所など自分の家以外にないはずだった。)

  • No.129 by Raymond  2021-11-30 23:28:34 


( 相手が家へとやって来ていた頃、陽の光になんとか起こされ、唐牛で思考を繋ぐ。体温の低下が激しく、自分の意識が危ないことを冷静にも自覚し、未だ濡れてベタつく前髪を肩に擦りなんとか払い除ける。空腹が襲ってこないだけ助かったとでも言えようか、しかし、いつ気を失っても可笑しくはなさそうだった。
此方を拘束して行ったあの男達は朝に迎えに来ると言っていた。今が何時かは定かではないが、このままだと本当に連れていかれてしまう。)

………晴れているなら、なんとか…
アル、ベリアル….。頼む…..

( ふらつきながらもなんとか立ち上がり、拘束された身を捩りながら片方の翼を拡げた。通常通りの大きさまで拡げる事は出来なかったが、今は多少大きくできただけ十分だ。純白の羽を拡げたその刹那、1本抜け落ちた其れが突然流れゆく風に乗って舞って行く。
一羽根の便り。それは上との連絡の他に使うことは無かったが、今はこうする他なかった。しかし、一晩降られた雨により羽根は湿気り、家から少し離れたところで力なく道端に放られていた。)

  • No.130 by Belial  2021-11-30 23:58:07 


(何かに巻き込まれたのかもしれないと再び家を出る。相手が夜通し時間を過ごす場所など思い当たらないからだ。仮に何かに巻き込まれたのなら、相手はいつから助けを求めていたのだろう。
外に出るのと同時にふと目に入った白い羽。夜に降った雨で出来た水溜りに浮かんだそれは天使の羽だとすぐに分かり、駆け寄って拾い上げる。相手が助けを求めていることは確かだった。)

(その頃、昨日の男たちにもう一人男が加わり3人が相手の元にやって来ていた。ご丁寧に車まで用意されていて、ここから相手を売買に使われる港まで運ぶようだ。
昨日の言いつけ通り、雨の中相手が一晩ここで待っていたことに気を良くしたようで、嘲笑うように相手の顔を覗き込んだ。)

  • No.131 by Raymond  2021-12-01 00:13:15 


……商品が凍え死んでたら、どうするつもりだったのかな。

( 無理に羽を拡げた衝動で再度意識が薄れていれば、今度は車の音で目を覚ました。ゆっくりと顔をあげると、そこには昨日の男が2人と見覚えのない仲間が1人加わっていた。
嘲笑い此方の様子を伺う相手に「扱いが雑だよ」なんて上記を続ければ、柱にもたれ掛かったまま力なく笑った。
車があるところを見れば、港かどこかに連れていかれるのだろう…。昨日この男が船だのと言っていたことからもそう考える。しかし、港までもいくらか距離がある。車に乗せられてしまっては、いよいよ助けを呼ぶことも隙を伺うことも出来なくなるだろう。
尚も濡れたままのコートからは、体をよろつかせる度に染み込んだ雨水が情けなくもぽたりぽたりと垂れるが、相手を前にその瞳だけはしっかりと其方を見据えていた。)

  • No.132 by Belial  2021-12-01 00:40:37 



____おい、餓鬼ども。これがどういう状況か説明してくれよ。
どうして俺の友人がびしょ濡れなんだ?

(羽に触れ相手の記憶をなぞるようにして向かった先には1台の車と3人の男。そしてその向こうに憔悴した様子の相手の姿を見つけ眉根を寄せる。ぐっとその場の空気が凍りつくような殺気と共に、言葉尻だけは冷静に男たちの背後から語りかけた。
濡れた体に、血色のない肌。雨に晒されていたのだとすれば、相手は夜通しこの場所にいたことになる。
人が来るなどと微塵も思っていなかったのだろう、誰だと声を荒げる男たちを他所に相手の元に歩み寄ると相手の体を支えるようにして背に腕を回し、手錠の鍵を事もなく開けると相手を解放した。触れるだけで分かるほど悪意が染み込みいくつもの犯罪に使われた手錠だ。相手では開けられなくて当然だった。
体が酷く冷えている、さぞ心細く辛い夜だっただろう。何やら喚いている男たちに目をくれることもなく相手を抱き寄せ「…悪かった、レイモンド。昨日は俺が言い過ぎた。」と耳元で謝ると着ていたコートを相手に羽織らせた。)

  • No.133 by Raymond  2021-12-01 03:44:52 

………ベリアル。

( ふと、聞いた事のある声を聞き、それこそ目が覚めたような気分になった。視線をやるとそこには自分の羽を持った彼が立っていた。良かった、もう昨日のように苦しそうでは無い…なんて心底心の中で安堵すると、小さく小さく相手の名を口にする。1人で張り詰めていた糸が緩んだのか、もう一度よろけてしまうが、その時には手錠も外れ、落ち着く腕の中だった。)

…来てくれて、ありがとう。

( 相手の体温はいつもの何倍も暖かく感じ、手錠で擦れた手首も凝った片腕の痛みも全てが和らぐ気がした。
謝る相手にゆっくりと首を横に振れば、上記を述べ、その顔にはいつもの笑顔を浮かべていた。
コートを羽織らせて貰えば「濡れてしまうよ…」なんて言おうと口を開く、だが、どうやら今はそのような話をする暇は無さそうだ。相手から伝わる奴らへの殺気はまだ途絶えてはいないのだから。)

  • No.134 by Belial  2021-12-01 09:27:16 


…こいつをどうするつもりだった?
雨晒しにした上、夜通しここに縛り付けてたんだろ。

(相手が辛うじていつもと変わらない笑顔を向けてくれたことに安堵して、一度離れると男たちに向き直る。
口調こそ荒げていないのは理性を保つ為だ。赤い目にはゾッとするほどの冷たい怒りを湛えて男たちを見据えると、一晩中ここに相手を縛り付けこれからどうするつもりだったのかと淡々と尋ねる。)

口が付いてるなら何とか言えるだろ。
……それとも、痛い目見ないとお喋りも出来ないか。

(怒りの感情をコントロール出来ず相手の前で暴走しないように自分で自分を抑えているのだが、狼狽えた様子で質問に答えない男たちを前に苛立ちは一層募っていく。本当は今すぐに息の根を止めてやりたいほど憎いのだ。
金髪の男に詰め寄り首元を掴む手に力を込めると、黒い炎が燃え上がった。悪魔の使う黒炎は地獄の側にいる者にしか見えないため、相手の目には何も映らないだろう。
男は肌を焼くような熱さにパニックになり、3人目の男が怯んだ様子で拳銃を取り出した。)

  • No.135 by Raymond  2021-12-01 10:20:49 


( 男達に詰め寄る相手を見て、なんとか理性を保とうとしているのが伝わる。しかし、それでも滲み出る殺気に男達は怯えているのか一向に口を開こうとはしない。
地獄の管下になる者、此方からは何かをすることも出来ず、とにかく、必死に重たい頭を起こそうと掛けられたコートを握りしめながら呼吸を整える。
突然パニックになった男の様子に、一瞬驚くも、その首元を掴む相手の背を見ながら何をしているのかは想像が着いた。地獄の者が扱う力には、悪人を裁く為拷問にも思うような悲痛を伴うものがある。)

…あ、アル、…………っ!

( 自業自得だ、とは言っても、苦しむ人間の姿には慣れておらず、少しばかり目を逸らせば、もうその辺で良いのでは…なんてこの期に及んでもそんな事を言おうと口を開く。
しかし、その時、奥にいた3人目の男が拳銃を取り出すの見れば、反射的に身体が動き、発砲させまいと体当たりをし拳銃を持つ腕を相手から遠ざけるように抑え込む。体力的にも跳ね除けられそうだったが、力を振り絞り、暴れる相手は空へ一発誤発した。)

  • No.136 by Belial  2021-12-01 11:14:32 


…っ、レイ!!

(自分の名前を呼ぶ声と共に発砲音が響き、一瞬相手が撃たれたのではと背筋が凍りつくような感覚があった。揉みあっている様子を見て金髪の男の首を掴んでいた手を離し地面に投げ捨てると、拳銃を手にする男に手を翳した。
手首を支える筋肉を切ったらしく、拳銃を取り落とした男はその痛みに悶えることとなる。相手に怪我がないことに少し安堵したものの、その行動は一層悪魔の怒りを買うこととなった。)

…そんなにお望みなら地獄に堕としてやろうか。
お前らを一掃するなんて俺には造作もない。

(拳銃を取り落としその場で動けない男の目の前までツカツカと歩み寄ると、目線を合わせるようにしゃがみ込み顔を近づけて低く囁く。どう痛めつけて息の根を止めてやろうかと、普段よりも一層赤くぎらつく目を男に向けた。)

  • No.137 by Raymond  2021-12-01 11:39:42 

……アル、待って。

( 地面に放られ、倒れ込む金髪の男と、手首を抑え込みながらその場から動かない男。両方を交互に見合えば、未だ覚束無い脚を動かして詰寄る相手と男の間に手を翳し割って入った。此奴らはどうしようもない悪人だが、だからといってここで消し去る命では無いはずだと考えたのだ。)

…僕は、もう大丈夫だから。

( 赤い目をギラつかせる相手に、静かにそう言えば、落ち着かせるように首を横に振った。
何より、相手が力を乱用し地上で暴れたとでも知られたらなんとお咎めがくるか分からない。墜落させるのが仕事だとしても、それは天使との私情に絡めた殺しをする事とは訳が違うのだから。それに元より、悪に染まった奴らはいずれにせよ光の元へ逝くことはできない。自らの罪を後悔するしかないのだ。)

  • No.138 by Belial  2021-12-01 12:14:37 


(男の怯えた目を睨みつけていると、相手の制止の声と共に男の姿が見えなくなる。顔を上げると相手がこちらを見下ろしていて、その澄んだブルーの瞳を見ていると胸の中に渦巻いていた激しい怒りの感情も少し冷めて行くような気がした。
溜息をつくと「分かったよ」と返事をする。興味を失ったように立ち上がると、体格の良い男も成す術なく立ち尽くしており、既に3人とも抵抗する意欲は削がれているようだった。
指を鳴らすと3人は意識を失いその場に倒れ込む。目を覚ました時には、この出来事についてのみ記憶が混濁していることだろう。相手の姿も、この場所であったことも全てが曖昧になっているはずだ。)

____レイモンド、帰るぞ。
まずその服と冷えた体をなんとかしないと。
どうにかしてやりたいが俺の力はお前には毒だろ、家まで我慢してくれ。

(支えるように相手の肩を抱き、家に帰ろうと促す。自分の力で温めたり、服を乾かしたりしてやることができれば良かったが、悪魔の力は天使には良くない。大人しく帰って温める方が得策だろう。
この状態で街を歩くのは目立つだろうし歩くのも辛いかもしれない。自分の家まで連れて帰ろうと力を使った。)

  • No.139 by Raymond  2021-12-01 17:59:23 


…あぁ、何があったのか、帰ってから話すよ。

( 意識を失い倒れる3人の男を見下ろしては、相手に肩を抱かれ息を着くのと共に少し体重を預ける。帰ろうと促す声に小さく上記を返せば、もう一度残された人間達に目を向ける。
こうなったのも全てが奴らの自業自得だが、もし、悪に染まり切る前に自分が導いていたら?他に出来ることがあったのでは?被害にあっても尚、そんな事を考え顔が曇る。相手に話せばきっと、お人好しとまた叱られるだろうか…。
後ろ髪を引かれる想いでその場を後にした。)

……ありがとう。
水が滴るし、とりあえず…ここでいいよ。

( 力を借りて相手の家へと帰れば、ずぶ濡れのコートを脱ぎながら玄関先で倒れるように座り込む。コートを脱いでもその他も酷く濡れている。
雨に打たれているよりはマシだが、体の芯まで冷え込み手首に出来た傷の痛みさえ分からなかった。)

  • No.140 by Belial  2021-12-01 21:00:15 



こんな所にいたらもっと体が冷える。
とりあえず服は全部脱いだ方がいい、俺のを貸してやる。

(玄関に座り込んだ相手に、良いから中に入れと促しては先に部屋に上がりストーブをつける。ポットに水を入れて火にかけると、クローゼットの中を漁り持っている中で一番暖かそうな服を引っ張り出した。
とはいえほとんどいつも同じ格好をしているため、数十年に一度と言われる寒波が到来した何十年か前にやむを得ず買ったセーターくらいしかなかったのだが。その上黒い服しか持ち合わせていないため相手にとってはあまり着心地は良くないかもしれない。
タオルと着替えを渡し、もっと燃えろとばかりにストーブに向けて指を鳴らすとメーターを振り切るように火力が一気に上がった。)

ここに座ってろ、怪我は後で見てやるからまずは体を温めた方が良い。…大丈夫か?

(変わらずぶっきらぼうな物言いではあるものの、普段見せないほど準備する動きは早く、本人なりに相手のことを心配しているようだ。
ストーブの前に座るよう言いながら熱いドリンクを持ってこようとキッチンに向かおうとしつつ、憔悴した様子の相手が気になって足を止めると一度相手の隣にしゃがみ込み、目線を合わせて尋ねた。)

[PR]リアルタイムでチャットするなら老舗で安心チャットのチャベリ!
ニックネーム: 又は匿名を選択:

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字 下げ
利用規約 掲示板マナー
※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※必ず利用規約を熟読し、同意した上でご投稿ください
※顔文字など、全角の漢字・ひらがな・カタカナ含まない文章は投稿できません。
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください

[お勧め]初心者さん向けトピック  [ヒント]友達の作り方  [募集]セイチャットを広めよう

他のトピックを探す:1対1のなりきりチャット







トピック検索


【 トピックの作成はこちらから 】

カテゴリ


トピック名


ニックネーム

(ニックネームはリストから選択もできます: )

トピック本文

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字

※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください
利用規約   掲示板マナー





管理人室


キーワードでトピックを探す
初心者 / 小学生 / 中学生 / 高校生 / 部活 / 音楽 / 恋愛 / 小説 / しりとり / 旧セイチャット・旧セイクラブ

「これらのキーワードで検索した結果に、自分が新しく作ったトピックを表示したい」というご要望がありましたら、管理人まで、自分のトピック名と表示させたいキーワード名をご連絡ください。

最近見たトピック