甘い香りに誘われて【 指名制 / 無登録 / お菓子擬人化 】

＞幸愛
　大丈夫。僕がいなくたって、幸愛は変わらず生きて行けるよ。( 穏やかな口調で冷めた事を言って / 柔く抱き留めるととんとんと背中叩く )

>彩映くん

……っ、やだ。そうかもしれないけど、でもやだよ。( 見上げては頬膨らませ )……彩映くんは、私のこと嫌い？……なんて、うんって言われたら辛すぎるんだけど、ね。( 胸元にぽすりと顔埋めて )

＞香耶
　大事なことなら何回も言ってよ。おかしいでしょ、それ。( 不貞腐れた顔で慣習に文句 ) ……さあ？恥ずかしさより、香耶に近付きたい、触れたいって思いの方が強くて、照れるより先に嬉しくなっちゃうから。俺。( 頑張って探して、なんて無責任に笑い / 埒があかないと思ったのか、趣向を変えてつつと背中を人差し指でなぞってみて ) ふうん……じゃあこれからずっと無防備にしてるから、いつでもしてきていいよ。( 冗談口調で揶揄うように零し ) ……ところで根っから優しい香耶さんに頼み事があるんだけど。( 雲行き怪しく )

＞幸愛
　……ごめん。嫌なこと考えさせちゃったね。( 君の表情に言葉詰まらせると話逸らし / さらりと前髪整えるように触れて ) 嫌いだったら一緒に居ない。僕は結構、薄情なんだよ。( 冗談めかした口調で / 落ち着かせるように背中優しく叩き続け )

>柑那
でも、何回も言ったら価値が薄れちゃうでしょ？( きょとん / 何がおかしいのか分からないといった様子でそう問いかけ ) ……じゃあ難問だね、柑那を照れさせるの。ーーー背中くすぐったい。( するりと背中に回った指先に身を震わせ、思わず顔を覆っていた手を離し体勢を変えようと ) じゃあ気が向いたらするかも、……しないかも。( 頬掻き / 言葉に保険をかけるように明言を避け ) うん、なに？( 首こてん / 内容を聞く前に承諾してしまったが少し身構えて )

>彩映くん

……うん。彩映くんがすぐどこかにいっちゃうんじゃないかって、凄く不安になった。( 頷いてはぽつりと呟いて )ほんと？( ゆっくり顔上げるとじっと見詰めて )いなくなったらやだ。だから、ずっとじゃなくても、今だけはちゃんといてね。( 不安げに瞳揺らし / 無意識に服の裾きゅっと掴み )

＞香耶
　薄れないだろ。何回聞いても毎回嬉しい。( こちらもきょとんとした顔で返して ) 諦める？ ( 反応窺うように目線遣り ) ……捕まえた。( 顔から手が離れた隙にやんわりと両手首掴んで ) ふ、期待してる。( どっちつかずの返答に思わず笑 / わざとプレッシャーかけるような言葉選んで ) ……腹減った。何か食べ物持ってない？

＞幸愛
　どこにも行かないよ。ずっと、幸愛のそばにいる。( うん、と相槌ひとつで受け止めると、想いが伝わるようにと丁寧に言葉紡いで ) ……せっかくならこっち握ったら？ ( 裾の手に気がつくと、上からそっと重ねて握り / くす )

>柑那
そう？じゃあまた今度、柑那が忘れた頃に言う。ほんとはさっきも聞こえてたでしょ？( ふふ / 内緒話をするように小さな声で囁いて ) 諦めないよ、そっちの方が悔しい。( 顔上げて即答 ) あは、捕まっちゃった。( 特に抵抗せずけらりと笑い脱力して ) 期待……、お手柔らかにお願い出来る？( ぐぬ / 期待という言葉に複雑な表情浮かべお願いがてら軽く一礼 ) いいよ。待って、何かあるかな。( 想定外の質問に一瞬きょとんとして / すぐに鞄の中を探り飴玉をコロンと渡して ) ……飴一粒じゃお腹の足しにならないね、どうしよう。

>彩映くん

うん、約束。大好きだよ、彩映くん。( ぱあと表情明るくしては、少し背伸びして頬へと口付けて )……そうだね。やっぱり彩映くんが良い。あったかくて、おっきくて、安心する。( こくりと頷くと指を絡めて握り )

＞香耶
　普段は甘いくせに、変なとこで手厳しいな。( お預けを食らったことと聞こえない振りを看過してもらえなかったことに小さく肩竦め / つられるように表情緩めて ) ふ、そう言うと思った。( ぽんぽんと軽く頭撫で ) ……香耶。( 何となく顔から手が離れた冗談で再度呼んでみて ) 俺がお手柔らかにできるような性格だと思う？ ( 質問に質問で返し / すうと意味深に目細め ) ……香耶が食べさせてくれたらお腹の足しになるかも。……はい。( じっと手のひらの上見つめれば思いついたように / 君の口元に飴玉持って行って )

＞幸愛
　……いつも直情的だね、幸愛は。( 少し目を丸くして / つと、と口づけられた所に触れながら ) もう安心しちゃった？これから不安にさせた時はすぐに手を握ろうかな。( こちらからも指を絡めると、くすくすと小さく声立てて笑い )

>柑那
甘やかしすぎると柑那が悪い子に育っちゃうかもしれないからね。( 大真面目な顔で母親面 ) うん、……なに？ずっといるよ、ここに。( 改めて至近距離で名前を呼ばれ何食わぬ顔で返事をするが、やがて少し照れ臭そうに笑って ) ううん。思わない。降参。( またもや即答 / 参りましたと両手上げ )
うん、………え？本気？( 普通に食べさせれば良いのかと思い承諾したが、相手の意図に気づくなりピタッと動きが止まり目の前の飴玉見つめ冗談か否か問うて )

>彩映くん

だって、遠回しにするのとか得意じゃないし。好きって思ったらそう言いたいんだもん。( じっと見詰めてえへへ、と照れたように笑って )……それ、不安にさせるのは決定事項ってことじゃん。だめだよ、それじゃあ、めっ！( 指先にほんの少し力を込めて )

＞香耶
　どうせもう良い子にはなれないんだし良くない？ 香耶のケチ。( 屁理屈こねていじけ顔 / 既に悪い子 ) ……え、俺そんな寂しそうな顔してた？ ( 思いがけない言葉に面食らって / 若干動揺した様子 ) さすが香耶。俺のことよく分かってる。( 満足げに口許緩め )
　──ふ。あげないよ、俺の飴だし。( しばらく何も答えないまま見つめていれば、ふいに表情崩して / ころりと口の中に飴玉放る )

＞幸愛
　幸愛のそういうところ、尊敬してるし、安心する。……それから、少しだけ羨ましいな。( ふっと一瞬だけ目を伏せて / 僕も見習わないとね、と零せば君の頬へと唇寄せる ) ……そう、言われても。少しも不安にさせない、なんて大それたこと、僕には言えない。できれば幸愛には、嘘をつきたくないから。( やや気圧されつつも真っ直ぐに目を見つめて )

>柑那
柑那は意地悪するけど、なんだかんだで良い子だよ。私の話に一日中付き合ってくれてるから。( ふは ) なんとなく言ってみただけ。別に寂しくなかった？( 穏やかな表情で目を見つめ )
え、……あー、なるほど。そういうこと。( ぱちくり / またもや予想を裏切られ数秒目を丸くし ) ……ごめん、なんか盛大に勘違いしてた。穴があったら入りたい。ていうか埋めて。( はああ / てっきり食べさせるという言葉に託けて口移しを強請られているのだと勘違いした自分に意気消沈 )

＞香耶

　良い子の判定甘……っていうか、良い子だから話してるんじゃなくて、話したいから話してるんだけど。( 分かっているのかと疑うような目向けて ) ……寂しかった。だからずっとここにいて。( 少しの逡巡の後、見つめ返してぽつり )
　……ふ、何考えたの？ ( くつくつと喉鳴らしながら掘り下げようと / 確信犯 )

>柑那
そんな信じられないみたいな目で見ないでよ。要するにありがとう、ってこと。私が言いたいのは。( 相手の視線を遮るように目隠しして / やや強引に話をまとめ ) うん、いる。いるよ。指切りしていい？( ゆっくり頷いて微笑み / 小指差し出して )
絶対言わないよ、墓場まで持って行くって今決めた。( じと / 自分とは対照的に楽しそうな相手を軽く睨んで )

＞香耶
　こちらこそ。こんな長時間話せて楽しかった。これからも良い子する予定なんで、時間ある時はいつでもおいで。( 顔半分隠れているのを良いことに、いやに素直な返事 ) ……そんな歳じゃないんだけど。( 今更恥ずかしくなったのか、ふいと顔背けて )
　ふうん…… ( それだけ呟くと耳の辺りに手当て / ゆっくりと顔近づけていき )