名無しの管理人 2020-07-20 21:40:02 |
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>303 ティエ・ハーパー
あは、い~よ~。楽にしたげんねェ~。
(平時と変わらない軽薄な言葉だが、ギゼルは内心、そこまでの余裕はなかった。心臓のどくどくとした音が体中で鳴り響いていて、脳髄は甘い匂いにしびれ切っていた。できるだけ、そうできるだけ余裕そうに思われるように言葉を選んだはずだ。
ティエの目じりからあふれる涙を赤く揺れる瞳で見つめていると徐々に息が荒くなる。生理的欲求によりあふれ出した唾液をごくりと音を立てて飲み込むとずいと顔をティエの頬に寄せる。
ティエの後ろの壁に手を当てると流れる涙でぬれたその頬に舌を伸ばしてなめとろうとして)
もったいない。
>304 葛 翡翠丸
欲しいならさァ、くれてやるって言ってんの。あは、何が欲しいのか自分の口で言えよ。
(反応は思っていた以上だった。自分の一挙一動が相手の理性を揺らがせる。秩序を失い乱れ切った翡翠丸の荒い息はギゼルの嗜虐心を最高潮まで昂らせた。首の後ろの皮膚が粟立ち、脳みそからつま先までをゾクゾクとした高揚が走り抜ける。どういうつもりかなんてもちろん目的も理由も大したものはない。ただ翡翠丸が悔しそうにしているのを見れれば多少は満足だった。
翡翠丸すらも意図しないところで腕を強く握られたギゼルはその力強さに顔をしかめた。こいつはこんなに握力がゴリラだっただろうか。握りしめられた手首がうっ血し手の先が白く冷たくなっていくのを感じれば、相手の手を振り払おうと腕を動かしつつ、翡翠丸を引き離そうとして)
いっ…て。なァに、必死じゃん。
(/問題ないです!つかんでくださりありがとうございます!!(?)
がぶがぶ楽しみにしています!(性急))
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