AB型 2019-08-08 01:31:39 |
通報 |
>>2623 駿さん
卵焼き…よく作ります。ふわふわで甘いやつ…俺、得意ですよ。…分かりました、おにぎりと一緒に作っておきますね。何かあったら呼んで下さい…必ず駆けつけます。
(着替えを手に戻ってくれば首を傾げる彼の姿。どうしたんだろうと思いつつも何となくそれを聞いても彼自身にも分からないのではと感じては敢えて聞かないことにして差し出した手を遠慮がちに握ってくれる彼と共に脱衣所へ。離れていく手を名残惜しく見つめてしまうも切なげに目を伏せて。彼が頭から包帯を外すのが視界に入りその白さにまた胸が苦しくなって。怖い思いをさせてしまったんだろうな…自分が傍にいたなら…いられたなら…そんな目には決して遭わせなかった。でもそんな、もしもの話なんて事が起きてしまえば意味がない。なかったことにはならない。そんな感傷に浸っていると彼から唐突な問いかけが舞い降りて。卵焼き…自分が彼によく作っていたもの…何かしらが原因で卵焼きを思い出してくれたのだろうか…。彼の言動に一喜一憂とはまさにこのこと。現金な自分は嬉しくなって入浴の手伝いこそやんわり大丈夫だと言われてしまい寂しさも同時に湧いてくるも自分は彼の気持ちを最優先したい。微笑んで卵焼きはよく作ると答え、彼が好きだと言ってくれていた特徴を挙げ目元を和らげ頷いて、おにぎりと一緒に作っておくと告げながら呼んでくれたら必ず駆けつけるとはっきり伝えれば着替えとタオルを棚に畳んでそっと置くと「…ガーゼ、風呂から上がったら新しいものと取り替えますね…じゃあさっぱりしてきて下さい」彼の額に残るガーゼを指で労るように優しく撫でながらそう言葉紡げば自分がこれ以上ここにいては彼も服を脱ぎにくいだろうと脱衣所から出て行ってリビングへ向かい。キッチンに移動し手を洗ってから米を手早く丁寧に洗ってから炊飯器に入れて水を張り早炊きモードでセットしてはいつも身に付けるエプロンをつけて冷蔵庫を開け、鮭の切り身と卵を取り出して。グリルに水を少し入れアルミを敷いて、その上に鮭の切り身を乗せて扉を閉めては火にかける。卵焼き用のフライパンも温めながら次に卵をボウルへ片手で割り入れ少し混ぜそこへ砂糖を入れて空気を含ませるようにしっかり混ぜてはフライパンに油を入れ、卵を流し込み周りが沸々してきてはフライパンの縁を菜箸でなぞり固まりつつある卵を剥がしてくるっと綺麗に巻いて空いたスペースにまた少量の油を注ぎ、卵を流し込み再びくるくる巻いては卵焼きは完成。グリル台の扉を開け鮭の焼き上がり具合をチェックし裏返してまた扉を閉め両面綺麗に焼き上げてから火を止めては卵の入っていたボウルをさっと水で洗ってキッチンペーパーで水気を拭いてからそこへ鮭を移動させ骨を丁寧に取っては身を解していき。解し終わった所で冷蔵庫から梅干しを取り出して炊き上がっていたご飯を釜ごと移動させ水で手を濡らし軽く塩をつけてご飯を手によそい鮭を中に詰めてにぎにぎ握っていって。食べやすい大きさのおにぎりを梅干しも中の種を取ってから握って海苔で巻いて同様に作っては二人分の朝食はあっという間に完成して。手早く使った物と昨日片しそびれたスープの入った器もスープを作った鍋も全て洗い終えてはタオルで濡れた手を拭きながら彼は大丈夫かなと脱衣所側に視線向けて)
トピック検索 |