僕たちの恋人ゲーム　/　〆　

◆規約
・セイチャットルール厳守
・ロルは中程度(200～800字ほど)ロル形式は問いません。当方小説・終始ロル使用します
・罰ゲームの5日間が終了したあとの展開は相談して決めましょう

◆プロローグ
(夏休みの昼下がり、部活もないこんな日に男子校の男共がやることはひとつ。トランプだ。公園の片隅で行われるトランプ大会は大富豪、７並べときて、今はババ抜きの最中である。公園にあるひとつの机を囲んだ男たちは嫌に真剣な顔をしていた。なにしろこれに負ければ罰ゲームが待っているのだ。期間は5日間もある、そんな長い間醜態をさらし続けることなどできない。だが時とは非常なものでゲームはやがて終わり『敗者』の二人が決定するのである)
『よっしゃあがり！それじゃ罰ゲームは残ってる二人な！』
(非情な宣言が告げられる。手札を捨てきれなかった二人は頭を抱えていた)
『お前ら二人、明日から5日間恋人のふりしろよ！』
(あらかじめ決められていた罰が下されるとそれを免れた数人がゲラゲラと笑っていた。当の本人達はそれどころではないのに。１人は前述通り、確かに頭を抱えていた。しかし、もう１人は頭を抱えるジェスチャーをしながらも、こう考えていたのだ。『これはチャンスだ』と…)


◆概要
夏休みに男子高校生二人がババ抜きの罰ゲームとして5日間、指定された『恋人らしい行動』をしなければいけなくなりました。ひとりは罰ゲームにうんざりで、嫌々やらされているようです。ですがもう１人はずっと想っていた相手と行動することになり、本当の恋人になれるチャンスだと思っているようで…

◆プロフ

【罰ゲームを嫌々受ける男子生徒】

「は、マジでやんの！？ちょ、もっかいババ抜きやり直さねぇ？」

「…俺さ、最初はこの罰ゲームすっげぇ嫌だったけど、今はお前と一緒で良かったと思ってる」

名前：夏目　輝(なつめ　ひかる)
年齢：17歳(高2)
容姿：身長168cm。白すぎず黒すぎない標準的な健康肌で、必要以上の筋肉が無く細くて身軽。校則ギリギリを攻めた茶髪を毎日ワックスでイマドキお洒落にセットする。大きくクリっとした目によく動く表情筋で、愛嬌がある顔立ち。服装は動きやすく、かつ流行を抑えている派手めな格好を好む。Tシャツは少し大きめサイズをルーズに着る派。その日の服装に合わせて装飾類もよく身につける。キャップを集めるのが趣味。
性格：良く言えばムードメーカー、悪く言えばお調子者。老若男女誰とでも仲良くなれるご近所の人気者で、考えるより先に体が動く。ただ根は真面目で芯はしっかり通っている。何でも正直に口に出してしまい、嘘をつくのが苦手。見た目に気を配るのは女の子にモテたいからという安直すぎる理由のため。好きになったら一直線だが、どれだけアピールしても大体いつも友達止まりで終わってしまう。
備考：バスケ部所属。相手のことはぶっきらぼうだけど良い奴だなーと思っている。しばしばちょっかいをかけられるので実は嫌われているのではないかと最近思い始めているが、本人の口から聞かない限り真偽は分からないので特に気にしていない。

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【罰ゲーム相手を密かに想う男子生徒】

「くっそ、めんどくせぇことになっちまったな…まじでありえねぇ…」

「おい……なに本気にしてんだよ。これは、罰ゲームだろうが」

名前:五十嵐　謙弥(いがらし　けんや)
年齢:17歳(高2)
容姿:標準より肌は少し焼けて黒くなっており、身長180cmで肩幅が少し広いスポーツマン体型。黒髪のベリーショートでつり目。鼻筋が通っており一見するとキツイ性格に見える顔。服装はシンプルなスタイルを好み、一例を挙げれば白Tシャツに水色のシャツを重ね、七分丈のジーンズをあわせてシャツと同系色の水色スニーカーをはくなどなど。アクセサリーをはじめ帽子などの装飾類は身につけない。
性格:ぶっきらぼうが通常運転で言葉遣いも荒め。しかし決して他人を遠ざけるような性格ではなくむしろ優しい、話し方で損しているタイプ。そこそこのせっかちで待ち時間に耐えきれず相手を引っ張ってしまう。恋愛に関しては好きな人ほどちょっかいをかけたくなる天の邪鬼。
備考:
サッカー部所属。
数ヵ月前から相手に対する恋心に気がついていたが「男だから引かれるのでないか」「晴れて想いが通じたとしてもその後も相手につらい思いをさせるのではないか」と考えが堂々巡りしてしまい想いを伝えられず今に至る。


(/あちらから必要な情報を移しておきました！お越しになられるのをおまちしております！)

(/23444の者です。参加許可、トピ立てありがとうございます！五十嵐くんのお相手ができるとのことで嬉しく思います…！よろしくお願い致します！)

(/ご移動いただきありがとうございます！プロフも出揃っておりますので、早速1日目から始めさせていただこうと思うのですが、何かご要望等々ございますでしょうか？)

(/了解致しました！ご要望というか追加設定なのですが、なんせお調子者の夏目ですので罰ゲームの提案をした張本人という設定にさせていただいてもよろしいでしょうか…！)

(/おぉそれは嬉しい追加設定ですね！自分から言い出しといて自分で罰ゲームすることになってしまうとは…憎めない可愛さがあります。ぜひその設定でいきましょう！ではもう少しあとに開始ロル投稿させていただきます！)

(/ありがとうございます！そうなんです…どこか憎めないお馬鹿さを出したくて…！開始ロルお待ちしております。改めまして宜しくお願い致します！)

……ったく、おせぇな…
(大型のショッピングセンターに隣接した駅の改札前で誰かを待つ男子生徒が１人。腕を組み、むすりと不機嫌そうな表情を浮かべながら指先で一定のリズムを刻んでいる。いかにもイライラしている、といった様子だ。だがその仕草は半分は本気、半分は当人が意図的にやっている行為だった。トランプに負けた、という全くの偶然から巡ってきたまたとないチャンス。ずっと隣にいて欲しいと願っていた人物が5日間も自分の側にいることになったのだ、顔もニヤけそうになる。そんなだらしない表情を見られないように、そして何よりも自分がこれから来るであろう相手のことを好きだと悟られないように、謙弥は仏頂面を浮かべながら一緒に罰ゲームを行う相手を待っていたのだった)

(/お待たせいたしました！罰ゲーム一日目の朝、というシチュエーションから始めさせていただきます！改めましてこれからどうぞよろしくお願いしますね！)

悪ぃ、待った！？
(正直罰ゲームなどやりたくはないが一度引き受けたからには腹を括るしかない。男同士とはいえ恋人のふりをする以上適当な服装で向かうのは己のプライドが許さず、じっくり悩んでいたらいつの間にか外出予定時刻を過ぎてしまっていた。バタバタと身なりを整えれば最寄り駅まで走り、なんとか電車に間に合ったものの車内は大混雑。人に押され電車に揺られながらも待ち合わせの駅に着けば改札へと急ぐ。いかにもイライラが隠しきれていない様子に見える相手を見つければ人混みに揉まれ崩れた髪型も後に両手を顔の前でパンッと合わせ謝罪の言葉を述べて)

(/開始ロル提供ありがとうございます！早速お返事させていただきました。ロル回し等々ご指摘がありましたらご遠慮なく仰ってください！)

おせぇぞ輝。ったくただでさえこれからめんどくせぇってのに…おい、さっさと行くぞ。とりあえず…今日はペアで何か買うんだったな
(ほどなくして改札の向こうからこちらを見つけて慌ててやってくる相手の姿が見える。必死にこちらに近づこうとする姿に思わず胸が高鳴ってしまうが、顔が緩まないように強めに睨み付けるような表情になってしまった。首の後ろをかきながらため息をはきさっさと終わらせようとする態度を見せながらも、内心では何を買えば相手が喜んでくれるか考えを巡らせており、自分の頭を冷やすために相手の背中をポンッと叩くとショッピングセンターの方を顎で指してから移動を始め)

(/いえいえ指摘だなんて、そんなもの必要ありません…問題ありませんよ！ではそろそろ背後は失礼させていただきますね！)

悪かったって、そんな睨まなくてもいーじゃん。ちゃっちゃと用事済ませて帰ろうぜ！
(身長も高く迫力もある相手に睨まれると自然と身構えてしまうが今となってはもう慣れっこで、緊張も一瞬で解け言葉では謝りつつヘラヘラとお気楽に笑みを浮かべる。今日の罰ゲーム内容はお揃いのアイテムを買うというだけで買い物時間の指定は無い、それなら何でもいいからとっとと買って早急に終わらせようという考えはどうやら相手も同じのように見えて一安心すれば、先に足を進めた相手に小走りで追いつき隣に並ぶ。何を買うかなどまるっきり考えてはいないがお揃いであれば何でもいいのだろう、なんて気だるげに手を頭の後ろで組みつつ歩みを進めて)

(/そのお言葉を聞いて安心しました…ありがとうございます！此方も失礼させていただきます！また何かあればご遠慮なくお呼びくださいませ。それでは！)

だな。問題はあいつらが納得するような代物を買わなきゃならねぇってとこだ。キーホルダーくらいじゃ納得しなさそうだな、あいつら…
(一瞬だけ相手の顔が強ばるがすぐにいつものへなちょこな笑顔をこちらに向けてきて、この時ばかりは顔が緩んで笑みを浮かべてしまう。ショッピングセンターへと移動しつつ、先ほどの自分の発言を後悔していた。せっかく二人きりの時間なのに「さっさと終わらせる」なんて心にもないことを言うべきじゃなかった。相手も早く終わらせようという気になっていて、素直な言葉が出せない自分を恨めしく思う。それとなく簡単には決められそうにないことを伝えながら、ショッピングセンターの入り口をくぐっていった)

マジかよ…やっぱ適当に選んだやつじゃなくて恋人が付けてそうなやつじゃねぇと駄目かー…！
(適当な雑貨屋に行けばすぐに見つかるだろうという考えはどうやら甘かったようだ。仮に適当に選んだところで友人らに突っぱねられるのは容易に想像することができた。罰ゲームなんて提案するんじゃなかったと頭を抱えても今更後には引けないし、出るのは大きなため息ばかり。ずらりと並ぶ店をキョロキョロと見ながら何か妥当なものは無いものかと探して)

そりゃそうだろ。つーかなぁ、そもそもこの罰ゲームはお前が提案しといてお前が負けてるって時点で既におもしれぇんだよ！それを越えるようなもんじゃねぇとやり直しさせられるぞ
(様々な様相の店が立ち並ぶショッピングセンター内を歩きながら、人差し指をたて相手に現状を突きつけるように叫ぶ。輝と一緒に恋人として歩けることは嬉しいことではあるがペアルックなんていうものは自分の性に合わない。あれもダメだこれもダメだと言われて無駄にものが増えるのも許せなかった。ふと通りがかった店先に男女のマネキンがペアルックのスウェット姿にされている。あれはねぇなと首をふり)

俺だってまさか自分が負けるとは思ってなかったっての！越えるって言ってもどうやって………あ、あれでいいんじゃね！？
(痛いところを突かれてしまい一瞬たじろぐもムスっと眉をひそめ反論する。出来ることなら罰ゲームを提案した過去の自分を殴ってでも阻止したいが勿論そんなことは出来るはずがない。いっそのことこの状況を楽しんでみるのも一つの手かもしれないと開き直った方が良さそうだ。ふとペアルックのマネキンが目に入ると相手の肩をバシバシと叩き、良いものを見つけたと言わんばかりにマネキン指差しては提案して)

ったく無責任なやつだな。どっちにしろ考えて買わねーと……お前、それはねぇだろ！よく見ろ、こんなバカ丸出しの格好できるか！
(ムスッと眉をひそめるその表情は普段の緩い笑顔とは違いまた愛嬌のあるもので、この顔を見るためにいつも苛めたくなるんだなと内心では笑っておく。そんな相手とはいえまさか自分がないと思ったスウェットお揃い姿を選ぶとは思わず全力で否定にかかる。確かにトランプ仲間のハードルは一発クリアだろうが、さすがに恥ずかしい。いくらいとおしい相手の願いと言えどこればっかりは許容できなかった。とはいえ、輝に懇願されればしぶしぶ了承するのだろうが)

こんくらいしないとあいつら絶対納得しねーじゃん！服だったら罰ゲーム期間終わっても普段着で使えるし一石二鳥じゃね？
(自分だってペアルックなんてしたこともないし出来る限りは避けたいが、避けられない状況に置かれているのは確か。どうせやるならいっそ吹っ切れた方がまだ恥ずかしさも減るのではないかと考えるが当然相手は全否定。自業自得ではあるものの奴らを納得させられるようなものが他に思いつくハズもなく、出来ればさっさと済ませたい気持ちもあるためスウェットを買う気は譲らず相手を説得しにかかる。罰ゲーム後でもうっかり服がかぶってしまわない限りペアルックにはならないだろう)

こんな服普段でも着ねぇよ！くそ……おい、輝。ちょっとここは保留しろ、俺に良い案がある。いくぞ
(体に対して少し大きめのサイズを着るような、こんなルーズな服装はそもそも好きではない。悪態をつきながら首をガシガシとかいた。本当ならばいろんな店を回って二人の時間を十分楽しんだあとに連れていくつもりだったが、そうこう言ってはいられないらしい。このままではあの服を買って今日の分が終わってしまう。強制的に話題を断ち切ると相手の手首を掴んでペアルックスウェットから引き剥がすようにしながら目的の店に向かって歩き出し)

良い案？なんだよー、案があるなら早く言ってくれたらよかったのに！
(己と相手の服の趣味が違うことを完全に忘れていた。確かに趣味じゃない服を買うことを強制されるのは嫌だよなぁと考え直せば断固拒否する相手に反論する言葉が見つからず口を紡ぐ。そうしている間にいきなり手首を掴まれてしまった。良い案があると告げる相手に、ついに希望の兆しが見えたのかと自然と表情も明るくなる。当初からその案を考えていたのなら勿体ぶらずに言ってくれれば着いていったのに、何故言わなかったのだろうと疑問がよぎりつつも連れて行かれるがままに足を進めて)

言うわけねぇだろうが……ほら、ここ。この店のこれだ
(手首をひっ掴み移動しながらぼそりと呟く。最初にここに来てしまえばそれこそ買い物は終了、トランプ仲間に写真を送ったら帰路につく流れになってしまう。だがもう背に腹は変えられない。あのままぐだぐだ店を回っても険悪な空気になってしまうだけだ。それだけは…輝とはそんな状況は避けたい。たどり着いたのは主に装飾品類を扱う雑貨屋で店の少し奥まったところにあるネックレスを２つ手に取ると相手へと見せる。ネックレスについているシルバーは勾玉に似たような形をしているが一見すれば何を示しているのかわからない代物だった)