ノーマル彼氏 2018-01-08 22:37:51 |
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あれ、怒った..?いや、俺はわりと真面目に運命だとは思ってるけど....、( 予想外の反応に困った様に頰掻くと、次いだ言葉に頰染めながら言って、) 俺はバスケ部でしたよ。( 膝に乗ってくる彼女の腰に腕を回しながら答えて、
本当…?私もほじめくんと出会うのは運命だと思ってるよ( 本当か否かは尋ねて数秒、彼の顔を見るなり答えは見つかり微笑みを零して )本当に!?ふふ、私はね、男子バスケ部マネージャーだよ( 腰に回された手に不敵に笑えば体重を彼に任せ此方は首に腕を回しぐでーっとして、 )
マジ?良かったわ、同じ想いで。( 嬉しそうに頰緩むと、彼女の頰に口付け落として、) そうなの?めちゃくちゃ偶然だね、( 思わず食い気味に反応してはえへへ、と笑って、
そうだね、良かったぁ…ねぇ、目移りしないでね?( 頬に口付けされた事に真っ赤になるもやはり相手はモテるし不安といった表情を向けて )うんっ!若しかしたら、いつの間にか出会ってたりしたのかもね、先輩( 食い気味な彼に可愛いなぁと頭を撫でながら昔を思い返しポツリ、 )
うん、分かってる。( 真っ赤になる頰を親指の腹で撫でてやれば頷いて、) そーだね。後輩、( 頭を撫でてくる彼女の胸元に顔埋めれば幸せそうに笑って、
ぁ…ふふっ…安心して涙出てきちゃった( 撫でられる感覚に安心を覚え涙をぽろぽろ零し始めると顔を両手で隠し、 )はじめ先輩ってば甘えたさんなんですね。撫で撫で以外に何かして欲しいことありますか〜?( 胸元に埋められた顔に顎を置き優しく撫でながら彼のご希望を尋ね )
何泣いてんのさ、( こうしていれば只の女の子なんだけどな、何て思いながら両手で顔を隠す手を握れば唇重ねて、) んー、色々。( 希望と言えば沢山あるが今は彼女の判断に委ねるとして、
んっ…だ、だって嬉しかったから…うふふ、おかしいよね( 彼の体温が口元へ伝わると余計に涙を零し手をより一層ぎゅ、と強く握り )色々、か…じゃあご飯にします?先にお風呂?( 顔をぐいと上げさすなり首を傾げ控えめに額に口付け )
そーだね。だいぶ可笑しい。( に、と無邪気な笑顔向ければ手を握る彼女の頰を伝う涙を指で拭い、) お風呂かな、( 額に伝わる体温に頰をほんのり赤く染めると選択して、
そんなに言わないでよ!…はじめくんモテるからすごく心配になるんだからね?( こぼれる涙を拭われるもムッとした顔を。しかし彼の無邪気な笑顔を見ると思わずふわり微笑む )ふふ、分かった。お風呂は出来てると思うから入って来ていいよ、私ご飯作るね( ほんのり赤い顔に満足して、ゆっくり立ち上がるとキッチンへと足を進め )
そんなモテないけどなー、( 本人は自覚ないのだろう。ふーん、と頷けば適当な返しをして。) あれ?一緒に入らないの?( こてり、首をかしげると冗談しかめいた発言を悪戯に言えば後ろから抱きついて、
鈍感だね?…あんまりほかの女と話してると嫉妬しちゃうからやめてね。触るのも、触られるのも論外だよ。( 自覚無しとはまた、と少しため息混じりに伝えると釘を刺すように横目で見つめ )じゃあもうちょっと待ってくれる?お風呂上がってすぐご飯食べたいでしょ?( 彼の手にそっと触れ言うと悪戯な顔を見てくすり、と笑みを浮かべる )
ああ、うん。分かってるからそんな睨まないでよ、( 何とも無理難題な話だが素直に従っておくのが先決であろう。こく、と頷けば苦笑い溢して、) おっけい、待ってる。( に、と嬉しそうに笑顔浮かべては離れ、ソファに腰掛けて。
あっ…ごめんね、睨むつもりなんて無かったんだけど。( わたわたと慌てて謝り肩を竦めて反省 、)ふふ、そんなに一緒に入りたかったの?あ、今日はグラタンにするね( なんとも嬉しそうな様子にこちらも嬉しくなり尋ね、その合間もテキパキ料理を続け )
ああ、うん。こちらこそごめん、( 気まずそうに首を振れば自身の首筋撫でながら視線逸らして、) たまにはね、おー。美味そう、( 告げられた料理に子供の様に笑って、
…あ、そうだ。シャンプーもうそろそろ無かったから足してきて欲しいなぁ( 気まづい息苦しさにそれを思い出しては詰め替え用シャンプーを渡し、 )はじめくんから言ってくれるの珍しいもんね。嬉しいよ、愛し合ってるって気がする( くすくす笑い純粋無垢な笑顔を見て照れて俯き。下準備ができると彼の元へ行くと手を差し伸べ )
ああ、そっか。わかった、( 渡された詰め替え受け取れば風呂場へ行き、中身を交換して。) そう?結構言ってる気がするけど、( どうやら出来上がった様子。手握れば脱衣所へ向かって、
ありがとね、助かります( 交換してくれたお礼、と唇へ軽く口付けを交わして )私が言う時は乗り気じゃないことの方が多いから…かな?なんだから珍しい気がするよ( 脱衣場へたどり着けばいつも通りそそくさとバスタオルを巻き一足先に風呂に入り )
あれ、そうだっけ?申し訳ない、( ふむ、そんな事をしていたのか。少し申し訳無さが込み上げるがまぁ良いだろう。続くように風呂へ入れば、) バスタオル外しなよ、俺しかいないんだし、( と言えば彼女の後ろに入り、バスタオル取り上げようと、
いいのいいの!気にしないで。( 首を振りにこりと笑い )だめ。ここは絶対領域なの。( ぎゅ、とタオルを握り取られないようにすると照れたように笑い )
これでスタイル悪いねぇ..、( まじまじと彼女の身体を見つめてはふむ、と。脇腹や背中、太もも辺りを揉んでは、) 充分ですけどね、( 世間一般で言うスタイル良いが自身には拒食症の人にしか見えない為に、寧ろ彼女の体型は自分好みだ、
あははっ、ちょとくすぐったいし( スタイルの確認をされるとお湯を顔に掛けてやり )そうかなあ…でもまぁもうちょっと痩せようかなって努力はしてるんだけどね( 努力虚しく、と言った具合に苦笑いを浮かべ、彼に充分だと言われると後々ならこのままでもいいかとポツリ、つぶやき )
ぷあっ....、ていうかさ、もうちょい太りなよ、そっちの方が俺好みなんだけどな。( 掛けられたお湯を手で拭えば頰ぷに、と触れて、) いやいや、それ以上は勘弁。絶対やめてね?( 呟きは聞こえてなかった様子。肩から腕へと自身の腕を重ねると心地好さそうに溜息吐いて、
今の私は好みじゃ無い…?太った方がいい?( 今の状態では彼好みではないのかと不安気に見つめ )はじめくんが言うならね?はじめくんに似合う彼女になるのは大変だなぁ( 心地よさそうな様子にくすり、微笑み 何やら嬉しそうに言えば彼に体重を任せ )
ちょっとだけね。( どうやら此方の言葉に不安を感じた様だ。安心させる様に触れるだけのキスをして、) わがままですからね。( 重なる肌に心地好さそうに瞳閉じ、壁に背凭れて、
ん…そっか。じゃあダイエットは控えようかな( 心配してくれたのかな、と浮かれて微笑みこちらからもそっと返し。 )いいよ、もっとわがままになっても。はじめくん頑張り屋さんだから甘えて、私だけに( 優しく頬を指先で撫で、ふわりと笑む。なんだかんだ出費は彼がしてくれているので申し訳なくてだんだんと顔が曇り )
そんなに頑張ってないよ。さあやの方が沢山頑張ってくれてる。( 頰を撫でて来る手を握ると手の甲に口付け落として。自身が頑張っていると言えばバイトと学校の事くらい。正直何かをしている事に関しては彼女の方が多い、
うん、でもそれははじめくんがバイトとか勉強を頑張ってくれてるからだよ。(幸せそうな笑みからは何も疲れを感じさせず一重に彼の為だと伝え。手の甲をそっと握り照れてしまえば彼の方に振り返り肩に顔を埋めぎゅ、と抱き締め )それにはじめくんが私を必要としてくれる事が私の生き甲斐だから、ね?
は、はじめくん…大丈夫?逆上せちゃってるんじゃない?( 急に黙りこくってしまったものだから慌てて離れると、逆上せてるのではないかと思い湯船から出ては引っ張り上げようと腕をぎゅ、と掴み )逆上せてるなら早くいえばいいのにっ…私の為に頑張って入っててくれたの?( こちらの勘違いとは気付かずに尋ねるが、自分の為に長くまで入っててくれたのだと思い込むと顔を赤く染め上げにやりと笑い )
あー..、うん。ちょっと逆上せたかも。( 此方の真の意図が彼女に分からないように言葉を合わせては上がって、) まぁ、うん、そうだね。( 赤くなる頰を逆上せと彼女に認識させておきながら苦笑い溢すと脱衣所へ。身体を拭けば衣服を着て部屋へと戻り、
ちゃんとお水飲んだ?( こちらも数分後に出てきてはタオルを被りながら心配そうに覗き込む )とりあえずグラタン温まるまでお水飲んで横になっといた方がいいよ( ソファで横になることを提案し持ってきた水入りのコップを渡し、 )
んー、飲んでないかも。( 言われてみれば、と虚空見つめては苦笑い溢して、) はいさーい。( コップ受け取り直ぐに飲み干せばそのままソファへと横に寝転んで、
うん、できたら呼ぶね。( コップを受け取り微笑みかけ、頬にキスを1つ。グラタンを温め始めるとインターホンが鳴り玄関へと駆けつけるとそれはきっと彼の女友達で )…はい、どちら様ですか?( 咄嗟にキッチンにあったフォークを握り締め無愛想にドアを開けて )
んー..、( ソファの心地良さに段々と眠気を催すと少し寝ようと横向きになって、) ん?どうしたの、さあや....、ちょ、待った!( 何処かへ行った物音で目を覚ますと起き上がる。ふと、視界に入ったフォークに玄関先で聞こえた知らない声にまさか、と考え着いて行くと自身が予想していた通り。) ごめん!今日は帰って!( と友達に伝えては扉を閉める。彼女の手首を掴めば、) さあや、落ち着いて..!
はじめくん…どうしてあの人帰しちゃったの?ダメじゃない。( 落ち着いてと言われても自分は落ち着いていると言わんばかりに首を傾げ、帰ってしまった女の足音を聞けば肩を竦めて残念そうに問いかけ )ねぇ、なんで私だけじゃダメなの?向こうから言い寄られてるの?…それなら私に言ってくれれば助けてあげるのに!!( 最初は笑顔でいたものの感情を抑えられず眉間に皺を寄せ怒鳴ってしまう。数秒後に平静を取り戻すと慌ててごめんと頭を下げ )
いや、ほら。今は二人の時間が大切だし。( 雰囲気の変わった彼女を下手に刺激する事無いように気をつけ乍帰した理由述べて、) っ____違うんだ。今日はたまたまこうなっただけだから、ね?大丈夫だから。( 笑顔から一変、怒鳴りあげる彼女の表情に怯えながらもぎゅ、と抱きしめては離れ、肩に手を置けばそう伝えて。
うん。でも、アイツにお仕置きする方が先じゃないかな。幸せな二人の時間邪魔されて悲しくない?( 二人の時間の事を考えて貰えていたことは嬉しいが、どうしても許せないと言ったふうで、 )う、うん…うんっ…ごめんなさい、急に怒鳴っちゃった( 怯える姿を捉えた時ズキリと心が痛くなり思わず涙を零す。今ので嫌われたのかもしれない、そう思うと手に持ったフォークを見つめ静かに泣き、 )
それは良いから。今はさ、ほら。グラタン食べよ?冷めちゃうじゃん、( 何とか誤魔化し話題を逸らしては、ね?と首傾げて、) ううん、大丈夫。大丈夫だから、( よしよし、と頭を撫でるとぎゅう、と抱きしめて。
そう…だね、ごめんね。ほんとにごめん。( こくり、とゆっくり頷くと少し雑に涙を拭いへらと笑みを浮かべてはぎゅ、と彼に抱きつき落ち着きをとりもどそうとし。 )グラタンあんまり自信ないから期待しないで食べてね( 少しでも自分の悲しみが消えるようにと軽く冗談を零して )
....うん。( 少しでも落ち着けばと、力強く抱きしめて。)
今はまだいいよ。少しゆっくりしよ?( 彼女の状態が治るまでと考えてはソファまで抱き上げて移動。ソファに座れば膝の上に座らせ再び抱きしめて、
───っわ…!!…ありがと、はじめくん。( 抱き上げられた事に驚くもその後の行動に再び涙をぽろり零し。彼がいなければ自分は果たしてここまで生きてこれたのだろうか、そんな事をふと思うと急に彼が愛おしくなり )あ、あの…キスして貰ってもいい…ですか?( 控えめに尋ね、強請るようにお互いの額をコツン、と合わせて見つめ )
ん?うん、もちろんですとも。( 急にしおらしくなった彼女にとりあえず安堵すれば合わさる額と言葉に笑顔で頷けば啄ばむように数回キスをして、
っ…ふふ、ありがと( すっかり涙が止まれば赤い目を擦り、優しいキスに目をトロませる。ふぅ、と息をつくと少し休憩と言うように肩に顔を埋めゆっくりと体重を任せ )あ、グラタン食べる…?( ついついゆっくりしてしまった、バッと起き上がると首を傾げ )
ん、どういたしまして。( 肩に埋まる顔。それを優しく包むように掌で後頭部に触れればよしよし、と撫でて。)
ああ、うん。そうだね、食べよっか。( そう言えば、と言わんばかりに気がつけば頷いて。
あ、ちょうど出来たみたい。用意するから待っててね!( 心地よく撫でられて目を閉じもう少しこのままで居たいと思っていた矢先にグラタンの温め終わった音を聞けばむくりと起き上がり食器をだしはじめ )ふふっ美味しそうに出来てるよ〜( ミトンを付けながらテーブルへグラタンを置くと嬉しそうにこちらに手招きをして )
うん、ありがとう。( どうやら完全に元には戻った様子。レンジの完了音で此方から離れた彼女を横目に床へと座ればテーブルの上の物を片付ける。) すげー、美味そう。( 手招きされた方へと向かえば鼻孔を擽る香ばしい香りに腹の虫が鳴く。
ふふ、よかった。それじゃあいただきます。( 彼の腹の虫が鳴く声に微笑み手を合わせ )ねぇ、はじめくん私の事嫌いじゃない?( もぐもぐ食べ進めていく中、ふと頭に浮かんだことを問いかける )
いただきます。( 此方も手を合わせては熱さに気を付けながら一口ずつ口にしていって。美味い、そう言わずとも表情は幸せそうに笑っていて、) ん?好きだよ。( 食事中、突然的な質問に最初理解が追いつかないが、分かればサラリと答えて、
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