主 2017-12-18 11:55:36 |
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>>夕陽
嗚呼...構わん、申してみよ。
( 何れ自分の物となろう町であれど、真剣に警備しようなどという思いにはなるはずもなく 、むしろ、己にとってどうしようもなく倦怠なもので。かといって何か目的とするものもなく、先程と変わらず、町並みを濁った瞳で眺めながら悠々と歩いており 。そんな中、己の名を呼ぶ声へと視線をやる 。この都の者共は我々を信頼しておらず、我々とて然り 、その上されたところで応えてやる気など毛頭ありはしない 。こんな状況下で不用心な対応は出来た者ではないが、しかしその声や呼び方からか、見ずとも人物は予想がついていたらしく、「...夕陽か。」と向ける目線とほぼ同時に呟いて 。許可を乞う相手の言葉 、基本的には気分が乗らない時には声をかけられることさえ不愉快であるし、これっぽちも興味のない人間だったりしたら、“ それは我の歩みを止めてまで申さねばならぬことか ”なんて風に一蹴していたところである。他でもない彼女だからであろう、承諾し上記を。)
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