西の最果ての王国に、『滅びの森』という魔境がある。
人の生き血を啜るモノ、黒魔術を使うモノ、満月に吠え猛るモノ──人ならざる魔の者たちが跳梁跋扈する森だ。
滅びの森さえ切り拓ければ、また魔の者討伐に使う戦力を別のところに投入できれば、王国はもっと栄えるものを。
対外諸国との戦争に悩み悩んでいた国王は、ある日とうとう決断を下す。
『我が王国にいる全ての吸血鬼、全ての魔女、全ての狼男を、今こそ一気にうち滅ぼせ。
是が非でも彼らを排除し、「滅びの森」を我が手にもたらせ!』
しかし勿論、魔の者にとって──それは相容れないお触れであった。
「人間如きが我らを殺す? 片腹痛くてかなわんわ」
「滅びの森は私たちの森。美しいここを渡せはしないわ」
「困ったなあ、あれ要するに殺し合えってことだろう? 俺今人間のかわいこちゃんに片想い中なんだけどなあ」
それでも戦いは起こるのだ。
「血を吸われたいのに!!あの快感がたまらなくイイのに!!何でよ!?何で滅ぼしちゃうのよ!?!?」
「首を洗って待っていろ、魔女裁判の法廷に必ず引きずり出してやる」
「可愛い子羊、って甘く囁いてくれた貴方が……殺されてしまうなんていや。なら、選択肢はただひとつ」
【!】こ↑こ↓で行われる背後会話は、ちょっと頭がプッツンしちゃった主の意向で少々\アッー!/なノリを含むかもしれないし含まないかも知れません(勿論強制ではないゾ)。
「(うわぁさすがにこれは)ないです」だとか「(こんな臭いトピ建てるなんざ)私には理解に苦しむね……」だとか感じましたら、ご迷惑をおかけて申し訳ありません、どうか何も見なかった、一瞬何か見た気がするけどこれもうわかんねぇなアーシラネってことにしてブラウザバックして下さいませ。
しかしそれ以外のノンケじゃないとんでもねえ野郎もしくはノンケだけど興味ありますありますって方々はようこそそのまま入って、どうぞ(感激)
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