幸福世界【一部人数制限有/戦闘/シリアス】

>綾波 麗那

処理、か。
(隠しきれない殺意を向ける相手とは正反対に、武器を構えることもなく自然体で立ったまま、誰に言う事もなくただ呟いて。発端は押し付けられるようにこの場にやって来たのだけれど、この不幸市民が以前の自分と重なってどうしてもこちら側に欲しくなった、と甘くなったのか単なる我儘か、自嘲気味な笑みも洩らし。

( / 流れにお任せしますよ

>岸本 哲也

あんな所にまたぶち込まれる位なら、狂人扱いされる方がいい
(カウンセリングを受けろ、という忠告に反発すると、自らの不幸係数の上昇を察知し、65まで達してしまわないように浅い呼吸を何度も繰り返して。相手の瞳は相も変わらず真っ直ぐで、それでも感じた違和感の正体が光を通さない深い沼のような静けさに満ちていたからだ、と気付いた時に、その沼に引き摺り込まれたかのような悪寒が

>島縛 錬磨

大事な時に噛み付かれない事を願ってるよ。
(最後の最後まで人を食ったような物言いの相手を見送れば、吐き出した紫煙の向こう側で目を細め。本当は搾り取れる分だけ利用してやりたいのだけれど、相手の顔が実際に見えないとやりづらい、つくづく卑怯だと自分の事は棚に上げてそんな事を考え。

>織部 不幸

これから仕事だよ、
(母親は娘と離れ政府の管理下、姉は幸福を手伝う仕事。相手の拙い話し方を要約すれば、妄想に近いとも言える推測が一つ、その｢姉｣は保護者代わりをしている執行者なのではないかと。収容された不幸市民の子供を、政府の者が保護するという例も噂で聞いた、此処まで来ればこの子を人質に、捕まっているメンバーとの交換を要求出来るのではないか、という案が浮かび。迷子なのかという失礼な質問に半ばうわの空で上記を返せば、ふと我に返り｢…その悪いお兄さんって言うの何とかならないか。｣と誤魔化すようにどうでもいい台詞を付け足して