主 2017-10-08 22:27:48 |
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>岸本
此方こそ寛大な処置をして下さり誠にありがとうございます。……しかし、執行者様が居られ、私達国民を犯罪者やその予備軍の方々から守って下さるからこそ、日々健やかに幸福に生きていられるのもまた事実だと私は強く思います
(顔をゆっくりと上げては視線を合わせ、自分の失態を不問にされた事に安堵すれば、緊張から強ばっていた肩の力を僅かに緩めては笑みを浮かべ。大した人間では無いとの回答には首を左右に振っては、他の国民も同じくそう思っているであろう事を伝え、一度その場に屈んでは地面に転がるお握りや帽子を回収し。「執行者様がこのような地にいらっしゃると言う事は、もしやこれからお勤めを果たされる所なのでしょうか?であるならば、私は速やかに退去致しますので」執行者が地下街に居ると言う事は、不幸患者を追ってかもしれないが、それとは別に噂に流れているレジスタンスの存在も頭を過り。直接執行者に会えるだなんて滅多に無いチャンスではあるものの、真実か否かは不明ながら、ある日を境にいつの間にか闇に消えた同業者が居る事も少なからず知っていればこそ、ぐっと取材したい気持ちは抑え。自力で帰れる自信は皆無だが、素晴らしき使命を果たす相手の手を自分如きに煩わすのも気が引ければ帰り支度を始めながら、此処を退いた方がいいだろうかと問い掛け)
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