主 2017-10-08 22:27:48 |
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>綺堂白
……いーよお。ねーちゃと一緒なら、ゆきちゃ戻る。
(相手から持ち掛けられた話にじっとそちらを見上げながら少しの間沈黙するとゆっくり抱き付いていた腕を離して。この場所がどんな場所なのか、相手が今何の最中だったのか、そういった状況から見える外的要因はあまり上手く理解することが出来ない。しかしながら長い間外界から遮断され接触する唯一の人間であった母が訪れる僅かな時間、彼女の機敏を察し少しでも長く傍に居てもらうため身に付けられた感覚は相手の焦りや戸惑いのような僅かに滲む感情の揺れを感じ取ってしまい。明るく自分を導こうとしてくれているが、もしかして自分は何か相手を現在進行形で困らせてしまっているのではないか。そんな想いに一瞬表情を固めるもののすぐにゆるりと柔らかく笑みを浮かべれば小さく頷きながら控えめに相手の手を握って)
>白金勇希
……んっとね、やだ!ゆきちゃ、おうちでねーちゃが待ってるの。おうちで誰かを待ってるのってね、すっごく寂しいの。ゆきちゃが、れじ……んっと、れじ、すたんす?行っちゃったら、ねーちゃが寂しくなっちゃうから、だぁめ!
(暫し相手の話を大人しく聞いていたものの、少しばかり考え込んだ後に明るい笑みを浮かべたままはっきりとした拒否を口にすれば頭を撫でる相手の手から逃れる様に距離を取って。レジスタンスがどんなものなのかは分からないが、それでも今の自分にとって一番大切なのはあくまで一人だけ、それに勝る魅力はないと誘いを断って)
>島縛練磨
んーん、違うよぉ!ゆきちゃはねぇ、今はねーちゃとせーふさんとこの子なんだよ!ママが帰ってくるまでなんだけどね……ゆきちゃね、ほんとはママよりねーちゃの方が好きなの。でも言ったらねーちゃは多分困っちゃうから、ワンちゃん内緒にしててね?
(問いかけに素直に、幼子の認識している現状のそのままを口にすれば些か返答がかみ合っていないのも気付かないまま嬉しそうに笑みを浮かべて。しゃがみ込んだ小さな膝小僧に頬杖を付くようにして両手を頬に当てれば、ひそひそと小さな声で犬だと信じて疑わない機械越しの相手に向けてささやかな秘密を打ち明けて)
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