幸福世界【一部人数制限有/戦闘/シリアス】

>田中様

そうですよね、地上はあんなに幸福で満ちているというのに…
（噂はもう国民に伝わっているのか、早く命令を遂行して不安の種を取り除かないとな。そんな思いも込められたのか、声にのった感情はやや迷惑そうで。「えぇ、地上に出てきては困りますから、私の様な仕事があるんですよー。確かに大変ではありますけど、皆さんの力になる仕事ですので苦ではないんですよ！」この仕事に、強い思いがあるわけではないのだが、やっぱり何処かで誇りの様な思いがあるらしく、その声は明るく何処か嬉しそうであろうか。）

いえいえ、そんなことないですよ！確かにここでずっと散歩は嫌ですねぇ、私ならそのうち壁を壊したくなってしまいます
（お礼に誉め言葉を続けて言われ、恥ずかしくなり髪を少しかきながらそんなことはないと否定して。チラリと回りを見渡せば、宛もなくここをさ迷うなんて洒落にならないなと苦笑を浮かべつつ、冗談に聞こえるようなことを口にして。自分的には、本気なのだが冗談として取られるだろうか。「んーっと、こんな感じの棒ですね。詳細は、企業秘密です」背中に背負っている武器は、頭が覗いているものの薄暗いここでは、コートで隠れているせいもありそれが刀であることを悟るのは、中々難しいであろうと予測し、視線をそちらに向けさせて。その後に、口元に人差し指を当てナイショのポーズをして、微笑んで。）



>織部様
うん、そうなったかなー？
（迎えに来るという目的を持ってここに来たわけではないため、やや曖昧な返答になり。手が汚れていないことをしっかり確認すれば、背中を丸め体勢を低くし、抱きついてきたゆきの頭を撫でようか。「かくれんぼかー、いいね！新しいお友だちも出来たんだ、ゆき凄いねー！」
少し前までは、小学校で同級生とうまく付き合えるのかと心配だったがもう友人が出来たという彼女の言葉を聞き、パッと顔を輝かせれば明るい声で褒めて。チラリと一瞬周囲に視線を移す、地下街の住人の姿はないが、いつ来るかわからない。どうしようかと一瞬悩むも、思い付いた言葉を並べて。
「よっしゃ、ゆき、お友だち、一緒に探さない？こっちはね、ちょっと危ないところだからミサちゃんとカナちゃんも来てないと思うんだ。だから、一緒に戻って他の所探してみない？」
仕事はまぁ、後で事情を説明すればわかって貰えると思うし彼女の安全確保の方が重要なのだ。分かってもらえなかったら、多分殴れば解決するし。状況を分かっていない様子のゆきをなんとか、安全な場所に移動させる為に一緒に行動することを提案すれば、来た道を戻ろうと誘導して。）