主 2017-08-28 22:54:48 |
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(あらゆる属性、あらゆるちから。宇宙が一瞬の煌めき次代の光に包まれて…。それこそが闇の者…常闇の者を打ち倒し。今後いっさいの復活もされずに…自然の理、全ての理に従って地獄へと落とされた)
「ふっ…また地獄へ突き落とされたか」
(この男、あれだけやられたのにも関わらずまだ誰かが赦してくれると都合の良いことばかりを考えて。白く何もない世界にポツンと黒く張りぼてでマリオネットな紋様が描かれた扉だけがあり。地獄の門を開けようとすると扉の後ろ、自分の後ろには自分である常闇の者、悪路王、いな。
かつていや今後も蒼緋院彰人の名で呼ばれ続ける男の白いシルエットが居て…生前から衰えぬ洞察力で『』と看破して)
「神よ!なぜ俺を迎えるものがいない!」
『お前が自分を信じないからだ』
『他人の力を盗み、人から生まれたものの癖に
神とやらにしがみついていただけだ』
『お前自身が成長しておらん』
(次第に歯ぎしりをして)
『全てを捨てて人間を止めれば神を超えられるとでも思ったか?笑わせるな』
「俺は全てを守りたかった。だから力を欲した…それのなにが悪い」
「願い求めてなにが悪い!」
『…』
(『』は口をにやりとしたまま)
「なんだ、なんだお前は!…何だっていうんだ!何様のつもりだお前は!」
(『』に指を差し。『』はにやりとした口を止めて)
『私は、お前たちが世界と呼ぶ存在。あるいは宇宙。あるいは神。あるいは真理。あるいは全。あるいは一』
『そして、私はお前だ』
(『』は彰人を指差し)
『思い上がらぬよう、【正しい絶望】を与えるのが【真理】』
(彰人ははっとした表情へ)
『だから、お前にも絶望を与えよう』
(扉が独りでに重苦しい音を立てながら開き、それに比例して大きな大きな扉へと変貌していき。初めて何事にも酔いしれぬ死刑囚が草食動物が抱く抱く恐怖を絶望を抱き。振り返れば扉は見たこともないくらいに大きく、そのなかには常闇などと言う言葉では形容しきれぬおおいなる何か。そして縦に黒い目が出現し彰人は情けない声を上げて青ざめて扉とは反対方向へ走り出し。黒い手が無数に迫り彰人に絡みついて扉へと引きずり込み、懇願するように叫び…)
『思い上がった者に絶望を』
「俺はどうすれば良かったんだ!」
『お前が望んだ結末だ』
(扉はもう手をさしのばせないほどしまっていき
絶叫を上げたが最後バダンと閉まり。それを見ていた『』は)
『お前はその答えを見ていただろうに』
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