監督 2017-06-09 22:58:57 |
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(掌を返す程に切羽詰まる時間を過ごした男性に全く同情しないような冷血にはあらず、返した踵を戻し静かに頷き。彼が強くあれば彼女も辛い思いを何れの日にか手離せると信じてゆっくり腰を下ろし「ジム。一体どの位の間独りで居た?遠い光に涙した時、何を覚悟していたのか?」見た目こそ双子だが記憶の中から語りかけるような口調で救いを求める瞳を瞬いて見つめ。ストリートスナップでありそうな敢えてダサいファッションを好む若者になりかけたおじさんの歩調は不運の宇宙船なんてものを知らぬ存ぜぬな軽さ、テクノロジーの数々を横目で眺めるのは近未来の博物館を彷徨うようなもの。「ボタンが弾けちまう、おっと」プラスチックが床に落ち響く音にまたにやけ笑いを浮かべ)
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