監督 2017-06-09 22:58:57 |
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そんなの嫌、顔が同じでも違う人なのよ
(万が一なんて言葉は聞きたくない、両手で咄嗟に塞いだ耳を沈黙が包み落ち着いては感情が高まり波が安定するには時間が掛かりそう。アバロンの中では紙幣も硬貨もつかわない事を彼は知ってるのだろうか、そんな事よりも何時まで人の部屋に居座るつもりなのかが問題「賭博はしない。悪いけど用がないなら出てってくれ」気付けば三分の一程飲んでしまった瓶が手元に、気怠げに持ち上げた腕は部屋の出入り口を示し。湯気の立ち籠る浴室で酸欠ギリギリまで口付けを繰り返し「何時でも、私は受けるから安心して。もう出ましょうか」随分と長い間座った彼の膝は無事なのか心配、曇ったガラスの扉を開けバスタオルを巻き付け新鮮な空気を肺に送り)
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