～vanpaia～(オリ·NL/GL/BL)

(/のわ、フィル様が先に出られましたか｡私、厨房に残るべきですな。)

～夜・廊下～

あの…フィル様、私に頼みたい事とは何でしょうか？
(厨房を後にして腕捲りを下ろすと自分と共に歩いている相手に振り返って立ち止まり、相手の表情からでは意図が読み取れず怪訝そうに問い掛け)

＞フィル

(/我儘言って申し訳ありません。了承頂きありがとうございました。ヴィオレッタ様、エリーゼ様ありがとうございました。フィル様引き続きよろしくお願いします)

～夜・廊下～

そんな怖い顔しないでよ、簡単なことだからさ。ほらこれ見て、この前ウェルト兄さんに手枷つけられちゃってさ、まだ痕が残ってるんだ。早く治したいんだよねー……だからさ、君の血が欲しい
(シャツの手首部分をめくるとそこには手枷が付いていた場所に痣が残っていて、それを自分の顔の横に持ってきつつ、にこりと笑い)

>>ジェシカ

(/エリーゼ様すみません、先にレスしてすれ違ってしまいました。紛らわしいことをしてしまい申し訳ないです。)

～夜・洗い場→客間～

ッ、…はは、変わった坊っちゃんですねぇ…。
(頬に口付けを残し去っていったフィルの行動に驚きを見せるものの、苦笑しながら頬を擦れば困ったように呟いて。)

――あ！客人様…！
(ジェシカとフィルに続いて出ていったエリーゼ、客人にはもてなしをと教えられた以上彼女をひとりで居させる訳にもいかず。少しの躊躇いを覚えつつもその後についていき。)

(/一先ずエリーゼ様の後を追わせていただきました！引き続きお相手お願いいたします。
フィル様、ジェシカ様はお相手ありがとうございました。また機会があればよろしくお願いいたします！)
＞フィル、ジェシカ、エリーゼ

～夜・廊下～

(手枷と聞いて顔を引き攣らせるが、相手の要件が吸血であった事に他の無理難題を突きつけられるよりはと表情から険しさを消してお辞儀をし)

気が利かずに申し訳御座いません。私の血でよろしければ…
(とにかく従順にと頭の中でリピートしながらメイド服の首元から三つ程ボタンを外し、襟元を大きく広げて首から肩を露出させると顔を背けて唇を噛み締め)

＞フィル

～夜・廊下～

あれ？嫌がらないんだね。血はくれると思ってたけどさ、そんなにすんなり差し出してくれるなんて。それはそれで嬉しいけど……君も痛いのは嫌いでしょ？だからさ、ゲームしようよ
(もう少し嫌な顔をすると踏んでいたので、従順な相手に意外だと声をあげ。だが吸血を待つ相手は痛みを耐えるためか、それとも屈辱的だからか唇を噛んでいて、それを見れば露になった肩にキスを落としてから二枚のトランプカードを取り出し)

>>ジェシカ

～夜・廊下～

…嫌だなんて、ありません。私はご主人様方の持ち物ですから
(言葉の途中で肩に口付けられると吸血されるのかと思いビクッと体が揺れ、予想した痛みがなかった事と相手の言葉にゆっくりと目を開くとその手に二枚のカードがあるのが見えて)

ゲームですか…？

＞フィル

〜夜・応接室〜

ーーーで、わざわざ着いてきてくれたわけか。別に私は放置されても気にしないぞ。君にも仕事があっただろうに。

(客人を一人にすべきでない。という訳でヴィオレッタが着いてきたわけだが。別におもてなしなんていらないぞとエリーゼは申し訳なさそうに頭を掻く。)

>>ヴィオレッタ

(/いえ、こちらこそ良く確認せず書き込んでしまったので分かりにくくしてしまいました。機会があればフィル様、ジェシカ様絡みよろしくですよー。)

～夜・応接室～

…本音言うど、お目付けしでねぇと客人様のこどだから裏さ入りこまねぇが心配だったもんで。ああ、小汚ねぇ褐色に付きまとわれたぐねぇっつうこどなら言って下せぇな。
(正直相手から目を離すとまた洗い場やらに入り込みそうで、そんな本音を漏らすもののあくまで自分個人が嫌ならばと言葉を加えて。)

おらの仕事は力仕事ぐれぇだし、それ以外はおらより上手ぐ出来る娘っこが居ますがら。
(少なくとも自分が抜けたところで給仕に支障などなく、へらりと笑みながら答えればそっと捲ったままだった袖を戻し。)

＞エリーゼ

～夜・廊下～

ふーん……君、どっちかの兄さんに痛いことされたんでしょ？君って心ではそんなこと思ってなさそう
(ジェシカの外見や口調から、拐われた人間に簡単に心を売るような人物ではないと思って)

ま、いいや。ルールは簡単。ここにあるのはハートのエースとジョーカーのカード。これをこうして……君がハートを引けば君の勝ち、吸血は免れる。でも君がジョーカーを引いたら負け。僕は君の血を頂く。さて、右と左、どっちかな？
(トランプの柄の方を相手に見せ、ハートのエースとジョーカーがあることを確認させると、二枚重ねて背中側にまわして繰り、再度相手の前に持ってくると今度は裏側を向けたまま相手に差し出しどちらか引くよう迫って)

>>ジェシカ

～夜・廊下～

(相手の言葉で先日のゼクスとの遣り取りが思い出されると無意識に奥歯がギリッと音を立て、広げた襟元を閉めるように片手で掴みながらルールの説明を聞くとこちらに差し出されたカードを凝視し)

……では、左を…
(2枚のカードの上を躊躇うように行き来していた手を左のカードの上に止め、ゴクリと唾を飲み込んでから発した言葉と共に指先で摘むと一気に引き抜いて)

＞フィル

〜夜・応接室〜

？・・・何が小汚ないって？その肌だってそのー・・・君のアイデンティティーというやつだ。私は誇って良いと思うけどね。

(小汚ない褐色と自らを卑下するヴィオレットの行為に疑問を持つ。彼女的には人の見た目などで判断を下すのはナンセンスというやつだ。)

あーそういう・・・。うん、洗い場に入ったのは悪かったよ。気を付ける。
(洗い場に勝手に入って目を付けられてたのか、と認識すると悪かったよと反省する。)

>>ヴィオレット

(/>>ヴィオレッタでした…名前間違ってすみません！)

～夜・廊下～

(相手には心当たりがあるようで奥歯を噛み締めた相手にクスリと小さく笑いながら、やはり簡単に心を開かない人間だと内心思い)

はーい、残念。そっちはジョーカーのカードでした。せっかくのチャンスだったのに惜しかったね。それじゃ、勝ちの報酬を貰おうかな
(ジェシカが引き抜いたのはジョーカーのカードで、フィルはジェシカの頬をとんとんとつつきながら勝利を宣言し。早速吸血しようと相手に近づき腰に手を回しながら残ったカードを床に放り投げ。しかし、床に投げられたもう一枚のカードの絵柄もジョーカーでカードがいつの間にか二枚ともジョーカーにすり替えられていて)
>>ジェシカ

～夜・応接室～

卑下でねぇですよ、処世術です。おらが居だ国じゃあ褐色は下賤、白色肌に金髪のお人形みでぇな娘っこが好まれでましたがら。
(相手の言葉にゆるりと笑みを浮かべたまま当然のこととばかりに語ると、自らの褐色の頬を触りながらもと居た国での人種差別を語り。)

おら辛いこどは好まねぇ主義なんです。アイデンティティーゆうて胸張れんなら立派でしょうけんど、足掻いだっで変わんねぇのが社会っつうもんでしょう？だったら諦めで褐色は褐色らしぐ、慎ましぐ生きでる方が楽なんですよ。
(頬に触れていた両手をぱっと広げて見せながら、差別という儘ならない現状に対しての経験から覚えた持論を相手への返答とし。)

＞エリーゼ

～夜・廊下～

(引き抜いたカードはジョーカーでゲームに負けた事と勝利宣言をする相手が頬に触れる事に悔しさと苛立ちを滲ませ、それでも負けは負けだと諦めて大人しく俯いた視線の先に相手が放ったカードが落ちて)

ちょっ…、これっインチキでしょ！
(腰に回された手を振り払って怒気を込めた口調で怒鳴り、相手の顔を射るような視線で睨み付け)

＞フィル

～夜・廊下～

(振り払われた手を労るように撫でるもその口は楽しそうに歪んでいて。床に落ちたジョーカーのカードを見ると「しまった」とオーバーリアクションをしながら拾い)

おっと、カードが落ちてたんだ。ま、わざと落としたんだけどね。インチキだなんて人聞きが悪いなぁ、これは君がカードを選んだ時点で負けが確定するゲームだったってだけだよ。約束は守って貰わないと
(相手を嵌めたことに悪びれる様子もなく、相手の手を取り自分の方にひき)

～夜・廊下～

(騙された事も腹立たしいが相手を信じていた自分にも苛立ちを感じると握った拳が震え、相手の屁理屈に言い返したい言葉は山ほどあるがぐっと堪えて唇を噛み)

血が欲しいなら、勝手に吸えば！
(既に頭に血が上っていて取り繕う事も忘れると相手を睨んだままで、手を引かれてよろめきながらも距離を置くように足を踏んばり)

＞フィル

〜夜・応接室〜

ーーーそういうものなのかね。まあ、私は君がそれで良いってんなら、とやかく言わないさ。

(ヴァンパイアという種族上、差別という行為にあまり理解がない。良く分からんと頭を掻き立ち上がる。)

まあ、取り敢えず、私が君に何ら嫌悪は抱かないと云うことを君が覚えてくれてれば良いのさね。
(まあ自分は嫌いだとは思わないということを伝えると、相手の背中をポン。と軽く叩き。出来たらお茶淹れてくれない？とお願いする。)

>>ヴィオレッタ

～夜・廊下～

ハハッ！いいね君のその反応、とっても面白いよ！ついに鉄仮面が剥がれたって感じ
(先ほどまで気高く保っていたのに対し、今は怒りに震え敬語を使うことさえ忘れる相手にケラケラと笑い声を上げて。こちらに来ないならばと自らジェシカの方に体をよせ、腰に手をまわし、頬にもう一方の手を添えて)
血を貰う前に君の名前を教えてよ。あ、これは主人からの命令ね
(親指の腹で頬をなぞりながら命令という形で名前を聞いて)

>>ジェシカ