ただいま食事中につき

ただいま食事中につき

ペラペラの紙  2017-03-29 01:55:49 
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「…立ち入りはご遠慮ください?」

月明かりも差し込まぬ廊下は蝋燭の小さな炎が辛うじて照らす
鍵のかかった部屋の前、そう書かれた紙が一枚ぺらりと食堂を兼ねたその部屋へと続く扉に貼られていた

※吸血鬼ネタ注意
※3L可注意

(レス禁)

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  • No.1001 by シロ  2021-06-12 10:54:52 

>ルイン様
(スープばかりに手を伸ばす主人を、どこか驚いたような、逃げ出したいような感情に苛まれながら見下ろす。問われた言葉にうんともすんとも返すことができなくて、唇を引き結んだ後、顔を背けるようにして壁側へ。壁に掛けられた蝋燭に火を灯すため…という名目で逃げるように嘘を口にして)
それだけですよ

  • No.1002 by ルイン  2021-06-12 11:24:07 

>シロ
(ちょうどスープを飲み干した時、執事がだんまりで顔を背ければ疑念は確信に変わる。椅子から立ち上がり自分から離れようとする彼女の手首を握り、壁際に寄った執事を自分の身体で挟み込む様に詰め寄れたなら顔を近づけて。はぁ、と熱の篭った溜め息が出たのはおそらくあの甘い”毒”のせいか)
シロ、もしかして嘘をついていないかい?なにか…毒でも盛られたように身体が火照るんだけれど…?

  • No.1003 by シロ  2021-06-12 11:56:27 

>ルイン様
(椅子が引かれる音、掴まれた手首、引き攣る傷口と痛む腕、触れた壁が冷たくて、低いはずの主人の熱で火傷しそうだ。嘘を明かすことが怖くて首を振って白い髪で顔を隠すように俯いて、何だか先程とは逆の光景みたい。汚い己の独占欲を飲み込んで、蓋をして隠すように、己は執事なのだから)
…ご主人様に嘘など、つきませんよ。執事ですから

  • No.1004 by ルイン  2021-06-12 12:43:26 

>シロ
(いじらしい執事の素振りに笑みすら浮かべ、逃がすまいと更に身体を近付ける。どうしても言いたくないようだ。顔を寄せたまま囁くように、それでいて問い詰めるように下記言えば握った細い手首に視線を落とし。この辺りから、あの毒の匂いがする)
可笑しいね、だとしたらこんなにもシロの匂いが強いはずはないんだけれど…ね?

  • No.1005 by シロ  2021-06-12 13:07:58 

>ルイン様
(近く冷たい体温、低い熱は己には無いもので、囁かれた言葉が首を絞めるようで逃げ出したい。失望されやしないか、人間なんかより己を選んで欲しいだなんて汚い欲を笑われないか、不安で、それでも傷口が服を血で汚す感覚に諦めたように顔を上げて…低く唸るように)
…申し訳、ございません

  • No.1006 by ルイン  2021-06-12 16:07:44 

>シロ
(絞り出すような声に対称的なほど緩んだ笑みを浮かべ、執事の頬に自分の頬を擦り寄せ。今日の彼女が普段よりも様々な表情を見せてくれるのは、あの空に浮かぶ月のせいにでもしておこうか。血で汚れたシャツの袖を捲り、まだ血が充分に止まっていないそこを舌で舐め上げようと口を寄せて)
…随分可愛らしい事をしてくれるね。痛かっただろう。

  • No.1007 by シロ  2021-06-12 18:57:37 

>ルイン様
(夜の月みたいに冷たい頬が触れて、かっと鉄を流し込まされたように頬が、身体が、指先まで熱くなる。全部満月のせいだ、こんなおかしなことばかり起きてしまうのは、きっとそのせいだ。だから、主人の綺麗な手が己の仕事と本能で傷に汚れた腕に口を寄せて、こんな薄汚れた欲を肯定するような言葉を吐くのもきっと都合の良い夢なのだ。傷に触れた舌先が、艶やかで直視出来ずに目を閉じて)
…知らない人間の血肉より、この狼を食らって欲しいと思う程に余裕が無いのですよ。痛みなど、些事です

  • No.1008 by ルイン  2021-06-13 00:33:59 

>シロ
(ぺろり、牙を立てた時よりも幾らか血の出が悪い傷口をなめては、滲み出る毒をこっそり味わって。彼女の血はあまり飲みすぎてはいけないということは以前の食事で身をもって感じている。摂り過ぎるとそれこそ毒を飲んだ時のように体の自由が利かなくなるのだ。しかしそれでいて中毒性もあるのだから、捕食者としてはたまったものではない。今は程々に、まずはこの愛らしい子犬を慰めるところから)
でも人間の血も使っていただろう。それとも、次こそシロがテーブルに並ぶのかな?だとしたら是が非でも食べたいね。

  • No.1009 by シロ  2021-06-13 01:01:17 

>ルイン様
(目の前の主人の香りがして、知らない人間の香りで麻痺していた嗅覚が少しづつ塗り替えられて、酔うみたい。腕を這う舌と時折触れる唇が痛いのに気持ちが良くて、それが応急処置なのだろうと分かっていても、膝から力が抜けそうになり壁に体重を預けて踏みとどまる。他の吸血鬼からのお墨付きすら得た人間の血を口にしながら、主人は己を食事に選ぶのか。なんて光栄で、惨めで、恥ずかしくて、倒錯的なんだろう。どうしたら主人の吐き出す毒は止まるだろうか、そんなことを思いながら)
…もう二度とお出ししませんよ。ご主人様の口に運ばれていいような食材じゃありませんから

  • No.1010 by ルイン  2021-06-13 10:26:28 

>シロ
(執事の手首から口を離せば労わるように指先で撫で。折角の肌に痕が残っては大変だと、まるで吸血鬼が突き立てたカトラリーの痕のことは棚に上げて。隠し味にしては大胆な食材であったが、結果的に満足している。何せ執事が主人を思って自ら付けた傷なのだ。その意味を汲めばこんなにいじらしく、愛らしいことはない。おあずけとも取れそうな言葉を聞けば爪の先で首筋に触れ)
そんな悲しいこと言わないでくれ。…またどこかの悪い吸血鬼にナイフを突き立てられてしまうよ。

  • No.1011 by シロ  2021-06-13 11:17:37 

>ルイン様
(傷口に冷たい指先が触れれば肩を揺らして、この傷が残れば良いのにと思う。愚かな狼が確かに居た証明に、それから少しは主人が満足する料理を出せたという事実のために。不意に首筋に伸びた爪の先が、もう痕跡すら無い食事の後をなぞるように触れて…先程まで叱られた子供のようだったくせに、余裕ぶった主人は少し腹立たしい。近くて甘い匂いに頭が痛む、己の血の匂いと混ざって目眩がして、熱っぽい息が無意識に溢れたのも仕方の無いこと。欲を押し殺した目を伏せて)
…次はその前に逃げ出しますよ。時にご主人様、そろそろ離れていただけますと

  • No.1012 by ルイン  2021-06-14 00:31:43 

>シロ
(形勢逆転。まさにそんな言葉が今の自分立ちをよく表している。先程までのいじけようはどこへやら、いつもしてやられている執事に改めて、俺が主人だと教え込むように首筋をなぞり。今更、彼女がそんなことを忘れるとも思わないが。)
いやだね。…なんて言ったらいよいよ叱られそうだ。仕方ない、素敵な隠し味をくれたことに免じて今だけ見逃してあげよう。

  • No.1013 by シロ  2021-06-14 19:54:25 

>ルイン様

…随分と、ご主人様らしい発言ですこと
(ぽつりと呟く。実際の話、己が牙をむいたところで首輪付きなのは理解しているから。首筋に触れたままの指先が、傷をつけることも、絞めることも出来る、その権利を持っているのだと理解しているけれど…本能は目の前の主人を餌だと認識させようとする。今だけの猶予、免罪符は長くは続かない。きっとまた、あの甘い声でカトラリーを構えるのだから…逃げてしまえば…体を捻り、壁と主人の間から抜け出そうと足先に力を込め)

  • No.1014 by ルイン  2021-06-14 23:42:51 

>シロ
(執事の言葉を褒め言葉だと解釈すればにこり、余裕そうに笑ってやり。狼は一筋縄ではいかないが、従順な執事は主人が食事の合図にベルを鳴らせばその身を捧げてくれることなど知れたことである。しかし、今はきっとその時ではない。そう結論づけては料理の残る咳に着こうと椅子を引き)
…食事の途中で席を立ってしまったね。コーヒーとバゲットも最後まで頂くよ。

  • No.1015 by シロ  2021-06-15 20:59:40 

>ルイン様
(意地悪な人だと思う、己のことを棚に上げてもそう思ってしまう。相反する感情を持て余していることなんて分かりきっているのだろう、余裕な表情を浮かべた主人がテーブルに戻る姿を少し離れた位置から眺めながら、本来の目的として置いた壁の蝋燭へ火を灯し。これでテーブル下だけでなく全体が明るくなったはず、主人に暗い場所での食事など…ああ、そう言えば、暗い外に捨ておいた残飯があるのだった)
…ご主人様、お食事が終わられましたらお部屋へ。少々野暮用を思い出したもので、掃除をしてまいります

  • No.1016 by ルイン  2021-06-17 09:22:34 

>シロ
(使用人が灯したであろう蝋燭の灯りに照らされた席に着けば今一度食事に目をやり。コーヒーはあと少し。バゲットから食べてしまおう。聞こえてきた執事の声にそちらへ顔を向けて礼を言い。毎度思うのだ、彼女も同じ食事の席に着けばいいと。執事である彼女からすれば許されないことだとでも認識しているのだろうか。狼なら…ペットなら一緒に食事をしても何ら問題ないだろうに。バゲットを手に取りつつ彼女を見送ろうと)
ああ、分かったよ。用意してくれてありがとうね、シロ。

  • No.1017 by シロ  2021-06-17 21:40:06 

>ルイン様
ええ…もう食料庫漁りは無しですよ、ご主人様
(主人の食事の邪魔をすることは、執事として許されない。首輪付きの狼としては…どうなのだろう、もしかしたらその足元での食事くらいは許されるのかもしれないが。聞こえた声に律儀に頭を下げ、食堂を出て庭へ。さあ…困ったものだ、月明かりに照らされた肉塊は悪臭を放ってもなお美味しそうに見えてしまう。適当に膝を折り、冷たい手を拾い上げては手持ち無沙汰に口付けて。…主人のものよりも冷たくて、固くて、甘くないけれど、まあ及第点)

  • No.1018 by ペラペラの紙  2021-08-18 23:17:58 

(/いやはや長雨ばかりで嫌になりますなぁ!ペラペラの紙は湿気に弱いのです…乾燥剤を所望します(しおしお)

はてさて、この屋敷も随分と静かになったもので棺桶のような冷たい自室で眠ったままの主人はもちろんのこと

使用人部屋で眠りに落ちたまま目覚めない者も数多くおります。
それもこれも、長くこの屋敷を愛してくださった皆様のおかげであることは、ペラペラの紙ながら理解申し上げておりまする。

>>970に新しい住人をお迎えするための準備も進めております故、ぜひぜひ気軽に声を掛けてくださいませ。

狂ったディナーをお楽しみに!)

  • No.1019 by ペラペラの紙  2021-08-22 20:47:18 

(/住人の皆様を今宵もお待ちいたしております)

  • No.1020 by ペラペラの紙  2021-09-25 02:23:17 

御屋敷のことは>>970
忠犬とペラペラの紙がご主人様と使用人たちのお帰りをお待ちしております

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