☝︎StargazeR* 【ひぼ】

（／お気になさらずなのですよ、週末までお待たせしました！気づけば１月も終わり２月に、２月のメインイベントと言えばもちろんバレンタインですよね！？外国では男性が女性に渡すのがやり方な所もあるそうで、クイルさんがチョコ売り場に現れたとの目撃情報が寄せられています。勿論教えてくれたのはロケット、めーっちゃ半笑いで報告してくれましたよ(笑)）

言葉で表すより行動で示す方が良しかな、俺がいかに君に一途かを照明してみせる。
(男たる者口先ではなくハートで訴えるべしだなんてハードボイルドっぽく決めてみたり、勿論言わずもがなで固ゆでどころか恋人を前に生卵状態なのだが幾らか赤みの増した頬を撫で決め顔中。自由に生きる事をモットーにしてきたアウトローも手綱を持つのが美しい女性では敵わない、繋いだ手をにぎにぎ力を込めたり抜いたりの繰り返し。食い込む歯から唇を守らなくては「乙女になるのは嫌？俺は君の前でだったら王子様にでもなれる気がするのに」巧妙に造られたガラス細工を触るかの如く親指でそっと優しく厚い其れをなぞり。「良かった、此れで花見を満喫できるってヤツだね」はらりはらり風に舞う優雅な春の妖精さんと仲直りの印に掌を上に、大きな手に花びらを数枚乗せ春のほのぼの日和を満喫して。桜の悪戯によって恋人との会話も触れ合いも得たから全て良し、プラス思考の持ち主にとっては少しの痛みも何でもござれ。幸せな時を刻んでいるのに何処かしんみりした空気を拭い切れないのは二人の愛が本物である証拠ともなる「例えばもしこの先に君が逃亡しなきゃいけない立場になったとしても俺は君の側に居続ける、強くて弱いナターシャを支えられるのは俺だけだから」遠からず彼女の身に降りかかる仲間との決別など現段階では知らない、けれども真っ直ぐ見つめ静かに宣言。繋いだ手に絡めた指を離す事など誰にも不可能、白く華奢な手を持ち上げ指先に唇を寄せ。おふざけの時間に靄が掛かるのは二人の頭から黒髪の女性が離れないから「俺はさ、ナターシャしか好きじゃないよ。でも彼女の事も放っておけない」悪戯のため密着するのを良い事に、着替えを済ませる前に解いた帯を拾い上げ殿様ならぬ麗しの恋人ごと己の身体に巻き付け直接体温を伝え)