ナレーター 2017-02-08 12:30:30 |
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>裕次郎
ユウジロー! えーん、会いたかったよ〜!
––あー、それじゃあ裕次郎が寒いでしょう。私はダイジョウブ!
(1人で商品山盛りのカートの横で今にも泣き出しそうな顔で途方に暮れていたところに現れたのは見慣れた男性で、少々わざとらしくベソをかきながら駆け寄り。自分より身長も高く年上の男性であるものの、ヒールを履いている自分と身長はあまり変わらないし日本人であるから顔は自分と変わらぬティーンエイジャーの様であり中性的である為女友達に会ったかのような対応でいて。しかしながら紳士的にも自分の格好に対して寒そうだと言って自分に上着を脱いでまで貸そうとする行動にやはり男性だなぁなんてクスクスと笑みが漏れ。「それより私、ここから帰れなくなって...私を送るついでにウチでご飯食べて行かない?」とタクシー代も使ってしまい帰れない事を困ったように笑いながら伝え、図々しいが送ってくれないかと問いかけ。自分を送ってくれないかと言うももちろんタダではとは言わないようで、夕食に誘ってみせ)
>レヴィンさん
こ、子供扱いしないで...下さい。
私もう16ですからね!レヴィンさんからしたら子供かもしれませんが、
(声をかければ優しく自分に振り返り、雪の中膝をついてまで自分に目線を合わせ威圧感を与えないように接する紳士的な相手に対し「服が汚れてしまいます、ほら立って下さい」周りに人はいないかキョロキョロ辺りを見渡しながら焦った様子で立つよう促し。「お使いじゃなくて、買い物ですよ」愚図る子供をあやすかの様に頭を撫でられればキャンキャン言っている自分はやはり子供だと恥ずかしくなり、セリフは尻すぼみになり終いには俯いてしまい)
>ジェシカ
どなたか存じませんが、ご親切で美しい方ですこと...なんてねー!ジェシカーっ!
貴方なら私がピンチの時には必ず見つけてくれるって思っていたわ!
(咳払いの後聞こえてきた気取った声、自分より少し高い位置から聞こえるその声に後ろ向きでいても相手がどんな顔どんなポーズでいるのか手に取るようにわかった様でクスクスと笑いながら冗談っぽく返事をして振り返り。考えていた人物を視界に捉えるとその旨に飛び込むべく手を広げ。自分の名を呼ぶコーラス向きの美しい声にうっとりとした様なだらしない笑みを浮かべて「実験道具買い集めたんだけど、これで足りるかしら?」双子の片割れでありながら実験のパートナーである姉に。山盛りのカートを少し前に出しては中身を確認するよう促し)
>ライアン
ライアン、こんなところで何を...?
ここは貴方の来るところじゃないでしょうに、あと声をかけるときは名前を呼んでよね。
(カート片手に立ち尽くしていたところ、急に声をかけられれば身体をビクリと揺らし。何事かとゆっくりと振り返るとそこにいた人物に思わず目を見開き唖然とし。しばらく言葉を詰まらせたのちに口をついたのは、こんな所は場違いだと言う言葉で。しかしながらなんとなく何故大統領の息子がこんな町のスーパーマーケットにいるかは想像がついた様でニヤニヤしながら「ライアン、ピンチなの...? まだ足洗えてなかったわけ?」と弱みを握ってやったりと言う顔で相手をチラリとみて。「私をまだ姉妹の誰かもあやふやなトラブルメーカーがうちに入り浸るなんて...」と実験材料にできない立場にある人間に対しあまり興味はない様だが、なんとなく無下には出来ないようで「荷物は郵送にするからいいわ、ほら逃げるんじゃないの?」と相手の手を引こうと手を差し伸べて)
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