⚠ エイヴリング家の父親は、娘たちにお手上げのようです。【人数制限/nl】

「さあおまえたち！　今夜は（五女）の初アルバム発売祝いだ！　シースーを食べに行くぞ！！」

「誰だお前はどこから来た何という名の不審者だ！？　ええい娘と何故手を繋いでいる俺が数年前泣く泣く卒業した幸福をどうしてお前が味わっているこの野郎よーし義父さんは大人だからなお前を歓迎してやろうそら今日の仕事の戦利品の強烈なくさやをしこたま口にぶち込んでやr」※このとき娘にハンドバッグで殴られる

▼名前：ニック・エイヴリング

▼役柄：エイヴリング家家長・父親

▼年齢：42歳

▼性別：男

▼容姿：身長174cmと、平均より少々小柄。年齢が重なると共に多少肉は増えたものの、学生時代に鍛えていた名残りが伺える、胸板の厚いがっしりとした逞しい身体つき。短く刈り上げた濃いブロンドの髪は、最近頭頂部が薄くなりつつあり真剣に苦悩している（そのストレスで禿げ頭にさらに磨きがかかる悲劇を本人はまだ知らない）。瞳は淡いブルー。これも年齢により多少劣化はしたものの、よくよく見れば彫りが深く、笑うと目尻に皺が寄るハンサムな部類の顔立ち。仕事中はスーツ姿だが、買い物などで外出する時は、黒いポロシャツに紺のジーンズ、赤いナイキのスニーカーと言ったラフな格好をしていることが多い。結婚指輪は着けたまま。胸にかけているシンプルな十字架のネックレスは、かつて亡き妻からプレゼントされたもの。

▼性格：普通にしていれば穏やかで良識があり、近所との社交も欠かさぬ、一見理想の父親のよう。だがしかし、娘たちが少しでも関わってきた瞬間、理性のタガが外れて露骨かつ物騒な戦闘モードに豹変する、親馬鹿の度が過ぎる父親。一にも二にも娘たちが大事。もはや娘たちのために生きていることがアイデンティティと言っても良いほどの、狂信的な溺愛ぶり。
ただ、自分があまりやり過ぎると娘たちの幸せを妨げることになるのだと頭のどこかではわかっていて、手放す覚悟を少しずつはしているらしいし、表面上は噛みつきつつも、娘たちに近づく男たちを何だかんだ義理の息子として受け入れようと務めている（成果はあまり出ないようだが）。
また幼い頃から大の日本好きで、娘たちの次に好きなものは日本の何かだと言っても良い。とにかく日本が絡むと異様にテンションが高揚する。家の自室には畳を敷き、室内ではホームウェアにしている甚平姿で動き回る。朝食は卵かけご飯、鮭の塩焼き、味噌汁が定番。ただ、日本に関する知識がちょっとだけズレている（例えば日本人は全員忍者の子孫だが、外国に知られないために表向きは滅んだことになっている、と本気で信じ込んでいたり、寿司をシースーと古い流行り言葉で呼んだり）。
髪の毛の話をすると見るからにテンションがガタ落ちするので、機会があったら仕掛けてみよう。ちなみに「（娘）がパパのそういうとこ嫌いって言ってた」というとHPが残量１になるレベルで致命的な大ダメージを受け、露骨に動揺し、数日は挙動がおかしくなり戦闘モードに入れないので、あんまりにうるさかったらこの必殺技を使うと良い。
ただ、どんなに頭がイカれていても、娘たちの幸せを願っていてその実現を全力で支援するつもりでいることだけは、ほかの父親と変わりはない。とにかく娘たちが大好き。
好きなことは娘たちと共に過ごすこと、幼い頃の娘たちと一緒に写っているアルバムを眺めること。宿題を手伝ったり、マニキュアを塗られたり、肩車したり、絵本を胸において爆睡していたり、そんな光景を亡き妻が撮ってくれたアルバムは、娘たちの次に大切な宝物。
得意なこと（？）は、娘たちに近づく男を排除しようと兎角躍起になること。彼らに対する敵意は近所の幼稚園児が「おじさんばかじゃないの」と呆れ返るほど激しい。が、正直空回り気味なのであまり大した敵ではない。

▼備考：大学時代は商学部で留年すれすれの成績をおさめつつ、ラグビー部で活躍していた。ただ、ハンサムなスポーツ選手となればモテそうなものだが、当時から日本オタク全開だったので御縁はまったくなかった模様。
現在は世界各国のマイナーなものを輸入し、アメリカ国内で売り出している輸入品卸会社の社員。ポストは当然日本部署。職権乱用し、日本のマイナーな食材を“新商品開拓調査”という名目で個人輸入しているとかいないとか。
ただ、こんな頭のおかしい父親でも仕事は一応やり手であり、５人の娘たちをそこそこ良い大学に行かせられる程度の稼ぎである。
それでも少しでも貯蓄しようと、基本的に節約家であり、近隣のスーパーのセール情報を常に頭にインプットしていたり、食材を余すところなく利用しようとしたりする強固な主婦感覚の持ち主。