⚠ エイヴリング家の父親は、娘たちにお手上げのようです。【人数制限/nl】

(／大統領の息子くんのkeepありがとうございました！PFが完成しましたので提出させて頂きます。ロルテは他の参加者様と同様のシチュエーションを採用させて頂きましたが、別に【ニック・エイヴリングについて思うこと】という項目を作ってみましたので其方も見て頂けると幸いです。少し盛り込みすぎた部分もありまして、主様の設定に沿って作ったつもりではありますが、主様の目でじっくり見定めて頂きたいです。大統領像についても嬉しい言葉を頂き、自分なりに考えこのような拗れた親子になりました。年齢に関しては、どの娘様と恋仲になるのかどうか分からなかったもので、他の参加者様方の年齢を考慮した上で設定致しましたが、変更はもちろん可能ですので仰って頂けたらと思います。)



「 あん？知らねえよ気づいたら此処に居たんだよ悪いか？…ふん、俺の家に比べれば大分狭いが悪くはねえ、少しの間なら居てやっても良いがその代わr（ 以下省略 ）」

「（ ニックに向かって ）はんっ、そんなんだからアイツらに嫌がられるんだろうがよ。そろそろ学習しろハゲ。」

「 …仕方ねえ。お前の親父がうるせえから、俺の家に連れて帰ってやる。…感謝しろよ。」

▼名前：ライアン・ロッドフォード

▼役柄：ロッドフォード大統領の息子

▼年齢：19歳

▼性別：男

▼容姿：髪の色はアッシュグレー。マッシュのショートカットスタイルは乳母の意向であり、全体的に若くクールな印象を与える。瞳の色は父親譲りのグリーンに近いヘーゼルで、二重である。目つきが悪いのが偶にキズだが、顔のパーツ一つ一つは整っている。普段は大統領の息子ということもあり、ダークグレーのスーツを着ている。ワイシャツやジャケットのボタンを上まで留めてネクタイもしっかり締めているが、家から一歩出るとネクタイは外しジャケットも脱ぎ捨てワイシャツのボタンも緩める始末。また、滅多に着ることのない私服はストリート系を好む。幼少の頃から密かにヒーローやスタントマンに憧れており、度々身体を鍛えている。ただし大柄な体型ではなく、しなやかな筋肉が付いた身体であり、彼が身軽であることを表している。身長は176cm。

▼性格：どこかの国の言葉で＂ライアン＂は＂小さな王様＂という意味があるらしい。その意味を知ってか知らずか、ロッドフォード家ただ一人の男児は、捻くれた荒れくれ息子に成長。度々新聞の一面を飾るため世間からは、口よりも先に手が出るらしい、出てくる暴言も氷柱のように辛辣だ、そして度々問題になる暴力沙汰に薬物沙汰、などなど、時の大統領の息子に関して良い評判はほとんど無い。しかしながら実際は根っからの悪人ではなく、誰彼構わずに暴力をふるうことはしない。愛想良く接するのは苦手らしく、乳母含め使用人に対してもついつい素っ気ない態度になってしまいがち。こんなに捻くれて成長してしまったのは家庭の環境（ 備考欄に詳しく記載しています ）のせい。そんな彼が喉から手が出る程に欲した温かな家庭、エイヴリング家に憧れるのは必然であった。
＂小さな＂王様なだけあってか、一度心を開いてしまえば彼の扱いはなかなかに簡単である。暴言が目立ちすぎて、言葉だけではそこに隠れた本心は分かりづらい。ただ少し観察してみれば、緩んだ頬やら赤い耳やら、言葉と正反対な行動やら、何かと分かりやすい男である。好意を向けられることに慣れておらず減らず口を叩く姿は、きゃんきゃん吠える犬のよう。エイヴリング家の娘と会ったことがきっかけで、彼らとその周りの人間に惹かれては家に忍び込み、我が物顔で入り浸っていることもしばしば。その家の娘に恋焦がれてしまってからは、態度を改めて暴力沙汰や薬物云々からは手を引くがその口の悪さは直らず、特にニックに対しては会う度に暴言の嵐であるため、お義父さんと呼べる日はほど遠いのだろう。
女性関係に対して耐性はあるが決して褒められるような付き合いはしてこなかったため、自分に真っ直ぐな愛を向けられることに関しては免疫が足りずに赤面し、照れ隠しに暴言を吐いてしまうことが多いと思われる。それでも自分なりに気持ちを言葉にして伝えられるように努力はする。また、女心を微塵もまったくこれっぽっちも理解しておらず空回りすることも多々ある。

▼備考：もともと頭は良く、高校卒業後は父親と同じ名門大学に入学したが、ちょうどその頃から道を外してしまい退学に。度々問題を起こし危ない事に巻き込まれてはすばしっこく逃げ回っている内に、図らずも身体能力が向上。趣味は特には無いが、幼少の頃好きだったヒーローもののアニメの名残からか、今でもアクション映画にハマっているらしい。
母親は自分がまだ幼い頃に病死しており、母と過ごした記憶は微かに残っている程度。残された父親は物心が着いた頃には自分の世話を乳母に任せて治世に没頭していた。彼の肩には小さな自分には考えられない程の責任がのしかかり、たった一人の男に国の未来がかかっている、そんな状況を分かってはいたが、自分に見向きもしてくれない父親に寂しさと怒りばかりが募っていく。暴力沙汰や薬に手を出したのは、父親の目を引きたかったが故の行動。家に帰れば普段自分に対して関心を持たない父親が血相を変えて飛んで来るんじゃないか、心配したんだと怒鳴ってくれるんじゃないか、そんな淡い期待は、｢ ロッドフォードの功績を汚すような事はするな ｣と吐き捨てられた言葉と共に打ち砕かれた。そのまますれ違いが続き、 会話の回数も段々と減ってしまった。さらにはお互いのプライドも高く、なかなか素直に向き合うことが出来ずに今のような拗れた親子に。けれどもライアンも父親も本当はお互いの事を心の底から嫌ってなどいない。国のトップに立ち続ける大統領が、愛する息子の子ども時代のアルバムを自室の机にそっと大事に閉まっていることを、ライアンはまだ知らない。

▼募集：特にはありませんが、乳母や使用人などの方々が居るとまた更に楽しいかもしれないと思いました。ので、もし希望なさる方が居れば歓迎致します。

▼ニック・エイヴリングについて思うこと：初めて出会った時に彼の娘達への過度の溺愛っぷりを目の当たりにしてしまい、耐性の無かったライアンにとってそれはそれは衝撃的な出会いであった。勿論、第一印象は「痛い中年親父」である。「頭イカレてるんじゃねえの、コイツ」である。その後もその印象が変わることは無いが、表向きではニックに対して冷たくあしらったり暴言を吐いたりと散々な態度である一方で、内心では彼に溢れるほどの愛情を注いで貰える娘達を羨ましく思っている（ いざその愛情を向けられれば、重いの一言ではね返しそうだが ）。むしろ、素直に愛を信じられなかった自分にそれを嫌というほど見せてくれたニックに実は好意さえ抱いている程（ 決して口には出さないけれど ）。だがそこに彼の娘にあたる自分の惚れた女性が関わると変わるようで、常に｢ うざい、うるさい、どっか行け ｣の三拍子が揃った気持ちで睨みをきかせているらしい。しかし結局は、ニックの娘を想うが故の行き過ぎた行動に呆れながらも、そこまでして娘を守ろうとする彼の愛は決して変わることはないと諦めつつ信頼しているよう。

▼ロルテ：
エイヴリング家の父親？アイツはただの……はあ？別に俺は好きでアイツ等のところに行ってる訳じゃねえよ、そこんとこ勘違いしてもらっちゃ困るね。
( 亡き母が愛用していたらしい白塗りのドレッサーを前にして、使用人に身だしなみを整えて貰っている最中のこと。後ろに立っている乳母からの質問にニックのことを頭に思い浮かべれば、度が過ぎているかもしれないが良い父親＿なんて柄でもない事を言える筈もなく。いつもの調子で答えようとしたが＿近頃よくエイヴリング家に行かれている様ですね、そう微笑む使用人と鏡越しに目が合っては、即座に否定しようと口を開き。言い終わってから肯定しているようなものではないかと気づいたが、乳母や使用人には自分のことなどお見通しの様で一層深い笑みを浮かべており。気まずさから目を逸らし毛先を弄ってみたが、目の前の鏡に映る自分の頬はほんのり赤く染まってしまっていて。「 ……クッソ。 」今ごろ娘達を溺愛しているだろう彼に向かって半分の怒りと半分の照れ隠しを込めて小さく呟き。)