「　No title　」　→ 刀 / 募集 。

僕達は所謂幼馴染みで、生まれた時から何時も一緒だった。家が隣同士の上、親同士も結構仲が良くてたまに旅行なんかにも出掛ける事がある程だ。幼い頃の僕達はまだ仲良しで何をするにしても、必ず君が/僕が傍に居るのが当たり前で、だからそんな日々がずっと続いていくとそう思っていた───あの日までは。


俺が高校生で彼が大学生の或る4月の、桜満開の季節。其々新たな気持ちで新生活を送るため、何とか受験に受かった学校の入学式に向かう途中の道路で彼奴は交通事故に遭った。俺が電話で知ったのは入学式の後、急いで教えて貰った住所の病院に向かった。病室に着くと意を決して中に入った俺の目に映った彼は、俺の事を知っている " 彼奴 " じゃなかった。


─── そう、目の前に居た彼は " 記憶喪失 " だった。

*当サイトマナー厳守
*中ロル(50↑)
*色恋 → 抱擁/接吻/押し倒しのみ
*リバ×リバ、固定選択可(喰い合いは経験無)
*お話の展開を積極的に考えてくれる方
*置レス推薦

*提供 → 燭台切光忠
*募集 → へし切長谷部 / 大倶利伽羅 / 鶴丸国永 / 創作♂


(！)現パロ

※大倶利伽羅、創作♂共に高校生。長谷部、鶴丸は大学生となります。粗筋は光忠視点、4人視点を意識しています。もし、このキャラは◯◯◯が良い！と言う意見があれば検討させて頂きます。

▼主pf


氏名 / 長船光忠 ( 燭台切光忠 )
年齢 / 19歳

性格 / 原作通り。

容姿 / 黒シャツに同色のVネックベスト、グレーのネクタイ。薄着のカーディガンを着用。黒手袋と腕時計を装備、医療用の眼帯を付けている。入院中は病院の寝間着の格好。

備考 / 今年の春から夢だった、調理師の専門学校の受験に合格した。大学1年生。幼い頃から右目の視力が悪く、小学校の時は既に眼帯を付けていた。病院に通院しているが回復の兆しが見えない。入学式に向かう途中の道路で交通事故に遭い、記憶喪失になる。幸い自分の名前は覚えているが家族や幼馴染みの事を忘れてしまった。必死に思い出そうとすれば頭に鈍い痛みが走って時々苦しむ事がある。

(　/　長らくお待たせしました。これにて募集開始と相成ります！参加希望の方は相性材料として、>4のpfを参考に追加でロルテストも一緒に提出してください。ロルの場面は粗筋にもありますが、光忠の入院先に駆け付けた辺りでお願いします。それではよい良縁に恵まれる事を願って…！　)

氏名 / 五条国永(鶴丸国永)
年齢 / 22歳
性格 / 原作に同じ。
容姿 / 黒色の無地Tシャツに黒のパンツ、赤のグラデの入った白のパーカーを着ている。ラフな格好を好み、耳には金のピアスを付けている。
備考 / 高卒後はとある企業入社するも、自身のやりたいことを探すために退社。その後バイトなどを転々としていたが、とある美術作品の展示会に行った際に自身もそちらの方に行きたいと美大へと入学。その容姿から大学内では女子に人気もあるが全く興味はない様子で、幼馴染みや友人とつるんでいることが多い。



―っ、おい！光坊、無事か？！
（幼馴染みである彼が交通事故に遭ったと聞き、そんな驚きは求めていないと学校を飛び出し病院へと向かい。道中で何かあったのかと他人の視線もあったがそんなものを気にしている暇もなく。飛び込む様に病院へと入ると受付のナースに驚かれつつも部屋の番号を聞くと弾かれたようにまた病室へと向かっていき。背後で注意された気もしたがそんな言葉が耳に入るわけもなく勢いに任せて病室のドアをノックすることもなく開けてはそう言って）


(/解禁されるのをずっと待っておりました…！素敵な設定に興味を惹かれ、ぜひともお相手を出来たら幸いです。検討のほど、よろしくお願い致します。)

　>6 様


(　/　わわっ、お褒めの言葉恐縮です。pf、ロルテスト共に相性は問題ありませんので、こちらこそお相手を願いたいです…！
お話を始める前にお聞きしたい事が幾つかありまして。一、二人の関係性。二、光忠の記憶が戻るタイミングについて。これはお見舞いがてら毎日病室に顔を出して会話したり、退院記念には二人の思い出の場所に連れて行き昔話を聞いた時に少しずつ曖昧ながらも、鶴さんの事を思い出す形で考えておりましたが如何でしょうか…？　)

(/了承ありがとうございます！
そうですね...関係性としては、近所の知り合いで昔から仲がいいという関係から徐々にと考えていますが変更してもらって構いません。また、思い出すタイミングとしてはそちらの考えの方で大丈夫です。）

(　/　ふむふむ、関係性は把握しました。最初はお互い親友として好きだけど、記憶喪失になる前の光忠は鶴さんに凄くなついてるので密かに片想い中で一方的にアピールしまくっていたという設定を追加しても大丈夫でしょうか？最終的にハッピーエンドに持っていきたいので、記憶が戻った時にこちらから告白をしたいと思います！
記憶の戻り方の了承、有難う御座います。お聞きしたい事は以上ですのでロルテストの方にお返事を返そうと思うのですが宜しいでしょうか。　)

(/はい、その設定の方で大丈夫です。それではこれから不甲斐ない背後ではありますがよろしくお願い致します。)

(　/　了解しましたー。こちらこそ不束者ですが、何卒宜しくお願い致します…！　)



(　 意識がはっきりとし目蓋を開けて視界に飛び込んできたものは白い天井、左右に目を動かすと白一色の空間に此処が病院なのだと頭が理解して。緩慢な動作で上体を起こそうとする行動に心配げな表情で身体を支えてくれた家族の事も忘れて小さな声でお礼の言葉を告げ、その瞬間ズキッと頭に鈍い痛みが走って苦しさに少し顔が歪み。──少し経てばやがて痛みはなくなり自分の家族だという人と何が起きたのか話を聞いている最中、突然何の躊躇いもなく開かれた扉と自身の名を呼ぶ声にやや驚いて肩を揺らし。彼の居る方へ視線を向け瞳に映る人物を見つめ、ぽつりと疑問を問うて　)
─── えっと、あの…。貴方は誰ですか？

ははっ、おいおい...冗談はよしてくれ。これ以上まだ俺を驚かせる気か？
(病室のドアを思い切って開けてしまったせいか、一斉に病室内にいた者達が驚いた様子でこちらを見て。苦笑を浮かべるも肩で息をしながら彼のいるベッドへと近付いていくと不意に予想もしていなかった言葉が耳に入っては驚きを隠せない様子でそう告げて。何かの間違えであって欲しいと願いながらも彼の家族に視線を送るもただ皆俯いていて)

え、えっと、ごめんね。僕は貴方と会った記憶が無いんだけど…何で名前を知ってるの？
(　自身のベッド側に近付いて来る目の前の彼を見上げる形でじっと見据え、何故だか驚きを隠せない様子は見て感じ取り申し訳無さそうに眉を下げて咄嗟に謝罪の言葉を口にし。ただ、自身は入学式に行く前の記憶を全て失った事で何一つ覚えておらず、初対面の筈なのに名前を呼ばれた事と普通に話し掛けてきた彼を不思議そうな表情で尋ねてみて　)

―...君と俺は知り合いみたいなもので昔からの付き合いなもんでな。紹介が遅れたな、俺の名は五条国永だ。好きなように呼んでくれ
（記憶がない、と言われると崖淵にでも突き落とされるような感覚がして。しかし彼の前で暗い表情ばかりしていても申し訳ないと思うと、にこりと笑みを浮かべては膝をつき目線を合わせるようにしてゆっくりと自己紹介をして。これからゆっくりと彼が思い出せていけたらそれで今はいいのかもしれないと思うと握手を求め手を差し出して）

じゃあ、貴方と僕は幼馴染みだったんだ。── 五条…国永。なら、五条さんって呼ばせてもらうね。
(　自身と彼の関係を聞けば知り合いで昔からの長い付き合いがある、所謂二人は幼馴染みだったと容易に頭で理解でき。ふと、地面に膝をつき目線を合わせて自己紹介をされると彼の名を復唱するようにぽつり呟くも、今の情報では何も思い出せず。記憶を無くす前の自身は何と呼んでいたのかさえ分からないものの、少し他人行儀過ぎたかなと内心で思いつつ優しく手を握れば握手に応じて　)

ああ、これからまた仲良くしようじゃないか。よろしく頼むぜ
（手を握り返されると内心でほっと一つ息をついて。記憶のない彼と以前からの彼を知る自分、その差はあれどきっと以前のようにまた仲良くやっていけるだろうと思い微笑み。彼が退院するまでの間は毎日来てやってもいいだろうと思えば｢そうだ、明日から毎日ここに来よう。遠慮はするな、退屈な日々ばかり過ごしているよりはマシさ｣と提案を述べ）

うん、宜しくね。五条さん。
(　記憶が無い自身に優しく態度で接してくれて尚且つ目前の彼となら仲良くできそうだと思えれば、嬉しそうに握った手をぶんぶんと上下に振りつつこちらも微笑み。満足した様子で手を放してまさかの提案された内容を聞けば、ぱあっと表情を明るくし「…えっ、いいの？僕としては五条さんの色んな話を聞きたい所だけど…毎日って大変じゃない？それに忙しいだろうし…」と、自身にとっては嬉しい話だが流石に毎日となると生活面の方が心配で申し訳なく　)

ははっ、全然構わないさ。気にするな、上手く単位は落とさないようにしながら調整はする
（何だか記憶の無い彼はどこか言動が幼く感じる気がして。懐かしさを噛み締めながらもこちらの事を気にするところは変わらないなと思いながらも気にする必要は無いと首を降り。その辺りはどうにか出来るだろうとそう言えばポンと頭を撫で微笑み）

…そっか。でも無理はしないでね？
(　頭を撫でられ悪い気はせず嬉しげな様子を露にしつつ、何故か自分の事より彼の心配をすれば軽く首を傾けて。然し、 単位という単語を耳にすれば同い年か年上なのかと考え、先程の家族との会話の中で自身は学校に行く途中で事故に遭った話を思い出せば「…学校、か。いいな、僕も行きたかったなぁ」と視線を窓に向け外の景色を眺め　)

ああ、そうだな。気にしてくれてありがとな
（自身たちの会話を聞いていた彼の両親や家族に礼を述べられるもひらりと手を振り気にする必要はない、家族同然だから。という旨を伝えては不意に耳に届いた彼の呟きを聞き、突然の不幸で彼も行きたがっていた学校へはしばらく行けないとなると辛いだろうと思えば｢まぁまずは早く退院できるようにしなきゃいけないな、その間はゆっくりと過ごせばいいさ。それに少しなら俺も勉学は教えられるぞ｣と続け）