《学園物》超高校級の幼馴染みグループとクラスメイト達《NL/青春謳歌ラブコメ/一部人数制限キャラあり》

「ねえ姫、私この前風邪ひいた、風邪をひいたの！　私！　馬鹿じゃなかったんだよ！！（超笑顔）」
「私の渾身のごめんを返せえええええ！！」
「ん、好き。……大好きだよ」

【名前】淡浪 音夢　Awanami Nemu
【通称】ねむ
【性別】微少j……美少女だよ普良組だもの！
【年齢】１６歳（７月７日生）
【学級】２年Ｂ組

【身長】１４９ｃｍ
【体重】３９ｋｇ
【容姿】地毛なのだろうとわかる程度の明るさである鳶色の髪は、さらさらと指通りが良く、大きな額の上で真ん中分けされ、腰の辺りまで流れている。長い睫毛が影を落とすかなり大きな瞳もやはり鳶色で、陽の光の中だと特に明るい。卵型の輪郭の小顔は幼いが整っている。全体的に華奢で小さく、ダンスをやっているため細く引き締まったしなやかな体つき。その容貌、特に瞳の印象は幼い雌猫を思わせる。見てわかる通りのチビロリ娘。
胸はＣカップ、大きくもなく小さくもなく、平均的な小ぶりの膨らみ。だがなぜか貧乳のイメージが強いらしく、たまに部活で胸元が目立つ衣装を着ると、男子一同が「何……だと……（育ってやがる……！？）」とざわめくことがあるようだ。本人の意図せぬ天然だったり、ときに③のような小悪魔属性を故意に狙ってみたりで男子にちょくちょくハニトラを仕掛けては、①や④から注意されているらしい。なお胸はこれ以上育ちそうになく、寄せて上げてやっと谷間ができる程度のため、巨乳の女子を前にしては敗北の涙に暮れる。
華麗な令嬢、小悪魔なアイドル、クールビューティーなモデルといった、唯一無二のカリスマ的美貌を誇る錚々たる幼馴染女子たちに比べ、ねむの容貌は「どこかの村いちばんの美少女」レベルで、決定的な美貌には欠けている───アイドルグループに混じることはできるかもしれないが、存在感を放たなずに大勢の中のひとりとして埋もれるであろう、「どこにでもいる普通の美少女」タイプである。その中途半端な可愛さと、彼女のあまりに残念すぎる全力でアホの子丸出しな言動から、「微少女」と揶揄されることも少なくない。実際美少女というには言動がぶっちゃけ微妙。しかし彼女も１６歳、最近は物憂げに濡れた上目遣いでしおらしく見上げるというような妖艶スキルをごく微かにだが身につけはじめた。子どもっぽく無駄に賑やかな普段とのギャップも相まってか、そのときの破壊力はそれなりに高いらしい。しかし次の瞬間には元どおりアホの子全開、余韻をぶち壊してまた元気いっぱいに暴走しているので、あまり意味はない模様。

【性格】天真爛漫、猪突猛進。普良組随一の元気娘。普良組のメンバーのことが大好きで、彼ら全体によく懐き、くっついて回るその様は、猫を思わせる容貌に反し、無邪気な仔犬を連想させる。
大抵は明るくころころ笑っていて機嫌が良く、喜怒哀楽をまっすぐかつ激しく表現するので、大変わかりやすい。常にテンションが高すぎてたまに放置したくなるレベルだが、その人懐こい笑顔は場の雰囲気を和ませるのに一役買っているようだ。
いわゆる妹系キャラで、方向音痴だったり機械をいじればすぐ壊したり、料理はもはやテロ行為だったり、その危なっかしさから周囲に守ってもらうことが少なくない。
ド天然が過ぎるアホの子で、かなり騙されやすい性質、というか騙すと面白い。ゆえによく遊ばれている。
学業方面はもちろんお察し。生物が好きでよく図鑑を眺めるというから理系寄りの頭脳なのだろうが、試験というものに対しアレルギー反応が出るらしく、爆弾が爆発したあと、あるいは嵐が通過したあとのような壊滅的な成績である。１年前期中間試験の全科目のうち半分を洗いたてのような輝かんばかりの白紙で出したという伝説は、職員室に衝撃を与えた。教師目線で教壇から彼女を見てみると、腕を組み口をきっと真一文字に結び、何やら真剣な表情で授業に一生懸命聞き入る彼女、その頭上に、常に「？？？」が守護霊の如く浮かんでいるのがよくわかる。元気娘として年配の教員の何人かには好かれているために、この悲惨な成績は本人以上に彼らにとって酷い頭痛のタネである。ただ、考察や応用を重視する類いの問題はそこまで不得手ではなく、自然現象の原因と結果の因果関係の推測は得意だったり、地頭自体はそんなに悪くないらしい。それでも何にせよ、試験に拒否反応を示して成績表が真っ赤な有様では人生お先真っ暗なので、幼馴染たちに助けられながら鋭意勉強中である。
恋愛に関しては全くの素人。後述のダンスに明け暮れて考えたこともなかった、というか周囲の男子からも異性というより妹のような存在として見られていたので当然のことかもしれない。しかしねむとて女子である、最近ほんの少しずつ理解するようになり始めたようだ。浮いた話に耐性がなくツンデレめいた反応を見せるが、基本的に好意を寄せた異性には一途にデレる、かも、しれない。

【所属】ダンス部で、ダンスをこよなく愛している。ロック、ヒップホップ、ガールズ、ラテン、コンテンポラリー、ポール、タップ、ブレイクダンス……と、伝統舞踊などを除いた一般的な現代ダンスならひととおり何でもござれ。幼いころからただただ踊るのが大好きで、この道一筋１３年。定期ステージや学園祭ではプロレベルのダンスを披露、国内外の有名シンガーのＣＤのＰＶなどへの出演も個人的に果たしている。ダンスそのものに加え、ひとつの舞台を創造することに熱心で、音響や照明、舞台美術、衣装メイクにも造詣が深い。また人にダンスを教えることで自分のダンスへの情熱を広めていくことにも精力的であり、特に１年生のダンスレベルを大幅に引き上げて、それまでほぼアイドル部活化し「ＦＲＤ４８（普良ダンス部４８）」と揶揄されてしまっていた部に新しい風を吹き込んだ。ただ、伝統を壊しているとして先輩や同級生から少なからず非難されてもいる。またこの関係で、好きなテレビ番組は「アメリカン・ダンス・アイドル」一択。司会のキャットと元審査員のメアリー、過去の出場者であるブランドンとジャネットが特に大好きとのこと。

【備考】
一人称は「私」、二人称は「君」「愛称」「下の名前」。
本人が「輝いてる名前でしょ？」と笑いながらジョークにするような、所謂キラキラネームな名前を付けたのは祖母である。「この子の音が夢を運びますように」と、自分のような琴の演奏家になってほしいと願ってのことだった。だが本人は琴よりダンスに興味を持ち、そのことでしばらく両親も巻き込んですったもんだしていた時期もあったのだが、琴の稽古もすることを条件に、孫娘の進路を受け入れてくれたようだった。曾祖父、祖母、両親と代々続く音楽家の家庭で、それなりに裕福な育ち。当然、幼少期のねむは世界ツアーに出かける両親に取り残されることが多く、琴を強制する祖母にもあまり馴染めずにいたらしかった。

【関係】
普良組のムードメーカー、もといトラブルメーカー担当。メンバーより振る舞いも容貌も幼く、大好きな彼らについて回る姿はまさしく彼らの妹のよう。普良組最高レベルの体力、そして最低レベルの学力を誇る、両極端に振り切れた存在。
①：その女の子女の子した可憐さが本当に大好きで憧れていて、「姫ー」と積極的にその愛称を呼び、彼女に甘えに行ったりもする。自称・姫の騎士。姫は私の嫁なんだからね、と、何かと男子たちと奪い合う。
③：芸能界の前線で活躍するかっこよさ、そして何よりその抜群の小悪魔的魅力に敬意を抱き（←）、わりと真面目に「師匠ー」と呼んでいる。ダンスに必須の能力なので、己の魅せ方やその際の角度、ポーズなどの指南を受けたがっているらしい。
④：素直になれず高飛車に振る舞う様がそれを思わせるので、「女王ー」あるいは「陛下ー」と呼んでいる。ツンデレな彼女がちょっと可愛くてたまらない。ちなみに彼女が活躍する雑誌を人に見せては超誇らしげにドヤ顏してみせるので、本人には嫌がられているかもわからない。ごめんなさい！
⑤：物語から抜け出したような好青年ぶりから、姫同様「王子ー」とその愛称を好んで呼ぶ。普良組トップ２であるからか、姫と彼をセットで考えることが多い。なおときどき「お父さん」と呼び、試験期間のみ「先生ええ……」と半泣きで呼んでいる。
⑥：その天才的頭脳から「博士ー」と呼んでいる。いつでも冷静な、自分とはかけ離れた叡智の持ち主なので、実は少しだけ近寄りがたい。試験期間中は「神様あ”あ”あ”あ”」とギャン泣きで呼びまくる。ご迷惑おかけして申し訳ありません……
⑦：幼いころの暴走仲間だったり、体力最高学力最低という共通点があったりで、一見怖い見た目の彼にわかりやすく友情を示す。彼のおかげで姫に悪い虫がつかないとご満悦。慕っているからか素で「お兄ー」と呼んでいる。
⑧：普良組でも独特の位置におり、予想のつかない言動をとる変わり者の彼に、実はちょっぴりビビっている。恋愛経験が豊富な点も彼女にとっては十分異世界住人過ぎる要素。実体を未だ掴めないからか、彼のみ「蒴ー」と本名でしか呼んでいない。

▼ ロルテ ▼
みんなどこいるんだろ、あれここ風紀室だっけ……？
（夏のとある昼下がり、いつもの仲間と昼食をとろうと、鐘が鳴るなり難易度別の授業から弁当を持って抜け出してきたものの。在学して１年余りになるにもかかわらず、自分が校内のどこをさまよっているのかまるでわからずに、小首をかしげながら小さな歩幅で明るい廊下を行ったり来たり。師匠ー、陛下ー、王子ー、博士ー、と彼女が慕う幼馴染みたちを呼びながらうろうろ階段を登るうちに、やがて不意に見知らぬ場所へ出たかと思えば、そこは解放されていた青空の下の屋上で。）


（>>4の、②をkeepさせていただいていたものです。恐ろしく長くなりました、ごめんなさい。主様のご意向に沿えているかわかりませんが、不備矛盾あればご指摘くださると嬉しいです。よろしくお願いいたします）