*依存症の2人..* ひぼ

家に1人でいるほうが怖いよ？
( 相手の足元にｽﾄﾝと正座をすれば弱々しく笑みを浮かべ｡「ﾊﾞｲﾄ始めようと思うし､そしたら大丈夫でしょ？」と震えた声で)

..そう、だよね。....でももう、道歩く度こんなんじゃ、俺守りきれる自信ないよ..
(相手の頬に軽く手を添えて悲しげな目で呟くと溜息を吐き)
バイトって、どこか決まってるの？

んと､まだ決まってないけど…
( 相手の悲しそうな目を見れば苦しそうに俯き｡優しく見つめ微笑めば「あたしは大丈夫だよ､自分で自分は守れるよ」と言えば)

..ほんとに？さっきの状況でも自分でなんとかできた？
(言ってからこの子が悪いわけではないのに..と自分の上記の失言に眉間を指で押さえ)
とりあえず、学校にはお休みの連絡入れて、俺の家行こう。荷物準備しておいで？

ご､めん…なさい
( ﾋﾞｸと肩を震わせれば震えた声で上記を言って｡荷物を準備しておいで と言われれば小さく頷き力なく立ち上がれば二階へ上がりｷｬﾘｰﾊﾞｯｸﾞ等にいるもの全て詰め込み階段をﾖﾀﾖﾀと降りれば)

(相手が準備をしている間に自分も仕事に少し遅れる旨を伝え、階段を下りてきた様子に改めて自分の先ほどの言葉を反省し、ゆっくりと近寄って)
..さっきはキツイこと言ってごめんね。

あたしが､自分で自分守れないから…ごめんね
( 相手を寂しそうに見つめ弱々しく微笑めば俯き)

...行こっか
(相手の言葉に小さく首を横に振るとキャリーバッグを持って玄関の方へ向かい)

ん､
( 相手の後ろを歩けば「持たせてごめんなさい」と相手の袖を少し引っ張り)

ううん、俺ん家着いたらゆっくり休もうね？
(優しく微笑んでそっと頭を撫でると玄関を出て、キャリーバッグを引きつつ反対の手は相手の手をしっかり握って自宅へと向かい)

うん､お仕事平気なの？
( 相手の手を握り返せば心配そうに上記を問いかけ｡)

うん、仕事は行くけど..なるべく早く帰るから
(安心させるように微笑みかけ、自宅に着けば鍵を開けて相手を中へと促し)
さ、どうぞ。奥がリビングだから

お邪魔します..!
( 微笑み上記を言えば「あたし大丈夫だから｡お仕事頑張ってきて？ 夜ご飯作って待ってる」と柔らかい口調で述べれば)

ん。...ほんとは、こんなこと言いたくないんだけど..。今日は外に出ないでほしいんだ。食べ物なら買い置きがあるし、自由にしてくれていいから..
(言っていてこれじゃ完全に束縛だと自分の思考に嫌気がさし)

わかった..｡あるもので作っとく
( 相手の言葉を 優しさ と受け取り上記を言えば優しく頭を撫で｡「ありがと､環さん」目を細め微笑み)

ごめんっ..
(相手の微笑みに胸が締め付けられる思いで、咄嗟に抱き寄せるとぎゅっとしばらく抱きしめ)
なるべく早く帰るね。

わっ..ちょっと環さん？どしたの
( 抱き寄せられれば驚いたように上記を言って｡相手の背中に手を回しﾎﾟﾝﾎﾟﾝとﾘｽﾞﾑよく叩けば｡「待ってるね？頑張ってきて」と柔らかい笑みで)

ん、ありがと
(つられるようにへらっと笑って返し、ふっきれたように息を吐くとそのまま玄関へ向かい靴を履くと振り返り)
チェーンかけといてね？人が来ても出なくていいから

わかった!あっ、ねえ？
( 相手を玄関まで送れば思い出したように相手を見つめ｡「環さん何が好きなの？」と問いかけ)

え？....えーとぉ.....和食、かな。煮物とか
(店は洋食ばっかだからねと頬を掻いて言うとおじさんみたいな発言だったかなと照れ臭そうに笑い)