*依存症の2人..* ひぼ

んんー？
(おかしいなと首をひねりながらスマホを取り出し親友は常にスマホを持ち歩いていることを知ってるため彼に電話しながら仕事を終えたスタッフに大丈夫、おつかれーと言って帰し)

出ないん、ですか？
( 親友の人に電話があれば不安げに問いかけ｡彼からの電話だと思うと携帯を取り逃げ出し隠れれば電話に出て)

もしもしー？どこいるの？
(穏やかな口調だが隙を与えない簡潔な問いかけで)

環さんっ..!!!
( 相手の声が聴こえれば安心したのか涙を目に溜めながら電話に出て)

ん？あれっ、瑞希ちゃん？
(親友が出るだろうと思っていたため彼女の声と気付くと驚き、その声の様子に不安を煽られ)
すぐ迎えに行くから。どこにいるの？

わ､かんない..えっと..
( 場所を知る為立ち上がれば見つかってしまい携帯を取られれば彼に向かって親友の人が「瑞希なら大丈夫だ｡今日は俺が預かるから」と言っていればまゆを下げとりあえず後ずさりし｡まだｶﾌｪの近くなのか振り返れば見覚えのある道で｡鍛えている瞬発力で逃げ出しｶﾌｪを見つければ安心したように再び走り出そうとし｡だがその瞬間親友の人から腕を掴まれ捕まってしまい｡)

...は？いや、意味わかんないから
(彼女との会話中すでに店を出ていて、親友の言葉に冷静に返しながら周りを見回すと遠くで彼女の姿を発見し急いで駆けつけ)

たっ､環さんっ..!!!
( 相手をみつければ助けを求めたように手を伸ばし｡やはり男性の力にはかなわないのか引っ張られ親友の人の後ろに隠される形になり)

..いや、だから意味わかんないって。なんでそんなことになってんの？
(とりあえず彼女が無傷なのを確認すると冷静に親友を見ながら苛立ちを抑えた声で問いかけ)

わかん､ない..
( 相手が苛立っているのを察知すればまゆを下げ上記を言えば「環さん､ごめん..なさい」と謝り隙を見ては親友の人の手をすり抜け相手まで走りよりそのままばふっと抱きつき)

(親友に放った言葉で彼女を傷付けてしまったと思いはっとしたが抱きついてきた瞬間ぎゅっとさらに抱き寄せる腕に力がこもり親友を見つめ)
どういうつもり？

も､大丈夫だからっ..!
( 相手を見上げ潤んだ瞳で見つめれば「も､大丈夫だから..｡あたしのせいで環さん達が仲悪くなるの嫌だ」と声を震わせながら)

.......はぁ..
(彼女の態度にしばらく親友を見ていたが大きくため息をついて行こうと彼女の肩を抱いて促し、後方の親友に向かって)
また改めて話聞くから。店の前にカバン置いとくから、入って来ないでね
(親友に言い放つと彼女の肩を抱いたままゆっくり歩きだし)

ご、ごめんなさい
( 相手を恐る恐る見ながら上記を言えば｡「環さん..あたしのこと､嫌いになった...？」と声を震わせながら力なく問いかけ)

(店の中へ戻ると表の扉から親友のカバンを店先に置いて扉に鍵をかけゆっくりと彼女の方へ近付きながら)
正直よくわかんなくて戸惑ってるかな。...怖かった、よね？
(言いながらそっと彼女の頭を撫で)

___っ
( 相手の言葉に不安を覚えたのか俯けば相手から若干距離を置き｡ 「ごめん…なさい､」と自分の左手を右手で赤くなるほど握り締め)

(距離を置かれると相手を怖がらせてしまったのかと不安になりつつ手近なイスにゆっくり腰掛けて相手を見つめ)
どうして瑞希ちゃんがあやまるの？..何があったか教えてくれる..？

..
( 首を振れば「環さん､怒ってる..｡ 環さん達､あたしのせいで仲悪くなっちゃう｡ 環さん､あたしのこと嫌いになってる…」と涙をﾎﾟﾛﾎﾟﾛと流せば)

...瑞希ちゃん、こっちおいで..？
(涙を流す彼女に優しく手を差し伸べながら首を傾げて見つめ)

…
( 相手の言葉に恐る恐る近づけば手を伸ばし)