ヌシ。 2015-04-10 15:01:11 |
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(>229/>230)羽純/八津
……っ。
(武器を構えれば今すぐにでもその目玉を刳り貫いてやろうか、なんて少々焦る気持ちを抑えつつ、僅かに口元に笑みを浮べれば、不意に聞こえた言葉にきょとん、とどこか驚いたような、気の抜けたような顔をして。そして自ら近づいて、綴られる言葉に珍しく動揺しているのか僅かに顔を歪めれば数歩下がり。今がチャンスだ。今のこの距離なら確実に殺れる。そう頭の奥では分かっているのに体が動かなくて、なぜ動かないのか、目玉は諦めろと言われたが他なら何でもすると言っているのに、その真っ直ぐな目に見つめられると、どうしてか言う事をきけなくて。こんなにも、今まで捻くれた人生を生き、そういった輩に囲まれてきたから、真正面からの言葉に慣れていなくて、でも本当はそれが嬉しいのかもしれない。ちゃんと向き合ってくれたことが、少しでも存在に気付いてもらえたことが。だがそれを素直に受け止める事など、今の自分にはできなくて、少し視線をさまよわせれば武器をバックに仕舞い込んで「…チッ。君達みたいな人間は嫌いだよ」違う。ただ苦手なだけだが、それを上手く言葉にできなくて、くるりと背を向ければ僅かに首を捻り目元を細めて相手へと視線を向け「目玉は諦めろ?俺がそんなの間に受けるわけないだろう…まぁ、今回は見逃してやる。収穫が二つもあったからね」薄ら口元に笑みを浮べれば、全く、と肩を竦めて視線を前へと戻し)
(/>230)八津
…強くはないよ。それは違う。
(棚へと向かえばその抽斗からアルコールを取り出して布に含ませると掌の傷口に宛てがい、消毒して。悲鳴にもならないその声を背中に聞きながら僅かに鼻歌を交えていれば、聞こえた言葉に小さく肩を揺らして笑うと上記述べながら首を振り、抽斗に道具を戻し包帯で適当に巻けばこれで終了。踵を返して相手の元まで向かえば見下ろして、片足でナイフの柄を踏むと少しづつ力を込めて押していき「俺だって人間だ。いつかは死ぬ。今日かもしれない。遠い未来の話しかもしれない…その中での感情は大切にしないと」目尻に皺を寄せながら笑みを浮かべて家具、ねぇ。と目元を細めると放り投げたメスを拾い上げて再び相手の上に跨り「あの少女の首も切り落として、君の首も切り落とせば綺麗なシンメトリーになる─それなら綺麗だ。置物として飾ってあげるよ」まずは右目を刳り貫いて同じにしようか、と左手で相手の首を掴めば動かないように固定し、右手でメスを逆手に持てば腕を持ち上げて)
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