kon 2015-03-03 05:24:14 |
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>薄雪さん
ふふ…勿論、貴女の殺意は伝わっていましたから。
(決して殺意が分かっていたからこそ、の言葉ではないが本心が相手の蓋を開けたのだろう、本性が見えてはさして驚きはしていないのか、小さく笑みを零しては頷き。相手も承諾してくれたと思っていたが、どうやら条件があるようで。それを聞けば微かに眉を下げて。「おやおや…そんな掻っ攫うなんて物珍しい人なんていませんよ。居たとしてもせいぜい物店小屋ぐらいでしょう……その条件、約束致します。私は決して貴女を傷つけることはいたしません」どこか遠くを見つめるように悲しい笑みを浮かべては頷き。この約束をしてしまった以上、いざ自分の命が惜しくなったとき、対抗もできないだろうと分かってはいるがそれでもまだ早くに終わるよりはもう少しこの命、泳がせてもらっても良いのではと考えて)
>鴇臣さん
その男は妖の親、母親ですね…母親の愛を受けて育っていきました。その妖は人間の事と妖の事を親身になって教えてくれたのです。
(どうやら静かに聞いてくれる相手の様子に目元を細めては悲しい笑みを一つ浮かべて。文机に広げられた文献へ視線を落としては、それを撫でながら一つ一つ話していき。「やがて母親が人に傷つけられた時がありました。男は必死に治療し、一命はとりとめましたが…男の体に変化が起きたのです。ちょっとしたかすり傷から妖の血が入り…その男の髪は色褪せ、見た目も変わっていきました」微かに眉を顰めては、一つ息を吐いて。手元の皹に視線を向ければ、それを撫で「妖でもなく、完全な人でもない…半妖とも言いきれない姿になりたしたが、人の役に立つ仕事がしたいと志、また、人と妖が共存できる世にしようと志ました。…それを教えてくれたのは母親の存在でしたが、母親は人間に命を奪われました…」あの時の光景は今でも脳裏に鮮明に覚えていて離れてはくれなくて。夢にも出てくるあの深紅の雨、血を震わす叫びを思い出しては唇を噛んで、手を握り締めれば皹が音を立てて欠片が落ちていき)
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